記事一覧:特集10409

  • 特集 Part2
    宮本洋一(清水建設社長)インタビュー

    2015年06月13日号  

    業績はようやく戻り始めた、という認識です。過去に受注した採算の悪い工事が今期でほとんど終わるので、建築工事の利益率は7.5%と予想しています。これから伸びる余地はありますが、利益率が8%に達するかどうかは分かりません。

  • 特集 Part3
    回復顕著な準大手ゼネコン 統合の成否と多難な今後

    2015年06月13日号  

    入札の札が増えない、客が重複する……。建設業界で忌避されがちな経営統合を選んだ企業も、建設需要増加の追い風に乗って、足元では好業績を挙げている。

  • 特集 Part2
    【Column】 東海の赤れんがビルを巡り 幕開け近い“竹林戦争”

    2015年06月13日号  

    無機質な超高層ビルが立ち並ぶ東京・丸の内かいわいにあって、瀟洒な赤れんが造りの外観は、損害保険業界の雄、東京海上日動火災保険の本店ビルだ。

  • 特集 Part2
    盟主、鹿島の後継は“無名人” 創業一族に手を焼く社長人事

    2015年06月13日号  

    鹿島と大林組では今なお、創業者の一族が社内で一定の影響力を持つ。非創業一族出身の幹部とのパワーバランスの機微が、幹部人事を大きく左右する。

  • 特集 Part4
    設計施工の発注方式で対立 ゼネコンと設計事務所の暗闘

    2015年06月13日号  

    高層ビルや大規模再開発の設計といえば、建築家や設計事務所の独壇場だったが、今では、大手ゼネコンがその牙城に食い込もうとしている。その綱引きのさまを追った。

  • 特集 Part3
    【Column】 “業界の常識”を打ち破った 高松グループのM&A戦略

    2015年06月13日号  

    もとより、「建設業には向かない」とされるM&Aという手法を使って業容を拡大し、異彩を放つ企業集団がある。大阪に本拠地を置く、高松コンストラクショングループだ。

  • 特集 Part4
    山田幸夫(久米設計社長)インタビュー

    2015年06月13日号  

    設計と施工を一括で担うデザインビルド(DB)は、もともと事業主側のリスクヘッジという観点から生まれました。日本特有の概念ではなく、欧米で進んでおり、世界の潮流といえます。

  • 特集 Part4
    内田祥哉(東京大学名誉教授)インタビュー

    2015年06月13日号  

    よく「スーパーゼネコン5社の経営トップのうち、内田ゼミ出身者が4人もいるんですね」と言われますが、はっきり言ってたまたまです。学校に出てこなかったような人もいますから。ただ当時の東京大学は、建築学科にトップレベルの成績優秀者が集まった時期だったと思います。

  • 特集 Part3
    清水琢三(五洋建設社長)インタビュー

    2015年06月13日号  

    今年4月1日から海外事業の拠点をシンガポールに移しました。国際事業本部を国際土木本部、国際建築本部、国際管理本部の三つに再編し、土木と建築の両分野で1000億円を超える規模の仕事をコンスタントに受注できる体制を整えます。

  • 特集 Part3
    日本のゼネコンが直視しない 海外で失敗し続けた真の理由

    2015年06月13日号  

    もはや国内の建設業は大きく伸びない。そこでゼネコン各社は、自慢の技術とノウハウを武器に海外へ出た。勝てるはずだったが、スーパーゼネコンでさえ大やけどをしてきた。どうしてか。

  • 特集 Part3
    【Column】 同じ建築事業の統合で成果 ナカノフドー建設の再浮上

    2015年06月13日号  

    最初は、双方と関係が深かった旧三菱銀行の主導による経営統合だったが、その流れを盤石にしたのは当時の経営者の「ナカノもフドーもない」という強い危機感だった。

  • 特集 Part4
    未来を切り開く ゼネコンの新技術

    2015年06月13日号  

    過去から未来まで、ゼネコンはあらゆる時代の建築物に自らの新技術を注ぎ込む。

  • 特集 Part4
    大手設計事務所4社 自慢の設計

    2015年06月13日号  

    日本設計 全国初の分譲マンション一体型区庁舎「としまエコミューゼタウン」 外観デザインの監修を隈研吾氏、ランドスケープデザインをランドスケープ・プラスが担当した。1階の一部と3~9階が区役所、1階の一部と2階が商業エリア、11~49階の住宅部分を「Brillia Tower 池袋」として東京建物と首都圏不燃建築公社が販売。全国初の分譲マンション一体型の区庁舎として有名だ。

  • 特集 Part5
    【北陸】 地域スーパーゼネコン目指す トーケンの“多柱経営”

    2015年06月13日号  

    北陸の人々が待ちに待った北陸新幹線が開業した今年3月。そのJR富山駅に隣接する富山市の名物、路面電車の小さな停留所で、東京都交通局も関心を寄せる一つの試みが始まった。新工法による軌道の緑化事業だ。この富山駅と富山湾を南北につなぐ「富山ライトレール」で用いられたのは、地場ゼネコン、トーケン(石川県)の緑化ユニット。関連会社、小松精練が新開発したセラミックス基板を使うことで、保水性と排水性を両立し、メンテナンスも容易になるという。

  • 特集 Part5
    【東北】 ついに廃業社数が反転増へ 忍び寄るバブル崩壊の足音

    2015年06月13日号  

    「いよいよ、復興バブルの“後”を真剣に考え始めないといけない時期が来た……」。東北地方のあるゼネコン業界関係者は、深刻な面持ちでそう語る。東日本大震災から4年。復興工事を目当てに全国からゼネコンが東北に結集し、復興バブルの様相を呈していたが、それも終わりを告げようとしている。

  • 特集 Part5
    【北海道】 公共工事の先細り懸念で 倒産件数増の可能性が浮上

    2015年06月13日号  

    「オリンピックや災害復興などに予算を取られるのではないか」(道内の建設業者)。公共工事の先行きを心配する声が聞こえてくる。近年の北海道の開発事業費は補正予算に支えられてきた。2013年度のそれは6216億円だったが、これに前年度補正予算(翌年度繰り越し分)を合わせると9100億円強に達した。14年度も13年度ほどではないが、1300億円近い前年度補正予算が後押ししている。

  • 特集 Part6
    規模と公共工事の受注力が 生き残るゼネコンの条件

    2015年06月13日号  

    震災復興や東京五輪の開催などで需要が急増し、活況を呈するゼネコン業界。だが、数年後には、そんな好環境も大手を除き、終わりを告げるかもしれない。公共工事はピークアウトとなり、五輪後の景気失速でゼネコン業界を取り巻く環境が厳しくなるのは明らかだからだ。

  • 特集 Part5
    【福岡】 医療介護施設に強み発揮 V字回復を果たした松尾建設

    2015年06月13日号  

    「ようやくアイランドシティが街らしくなってきましたね」──。5年ぶりに福岡に帰省した人が、苦笑交じりにこうつぶやいた。それもそのはず、博多湾の東部に位置する人工島、アイランドシティ(以下、IC)といえば、交通手段は3本の橋だけで、鉄道が通っておらず交通の便が悪い。買い物するにも島内にスーパーすらなく、わざわざ橋を渡って“島外”に行かねばならない。

  • 特集 Part5
    【大阪】 関東シフトを鮮明に打ち出す 中堅7社は軒並み増益に転換

    2015年06月13日号  

    「大阪の中堅どころはみんな、東京に仕事取りに行っとるで」。ある中堅ゼネコン首脳はこう言い放つ。それはそうだろう。JR大阪駅と私鉄のターミナル駅である梅田駅の北側に位置する、通称「うめきた」の開発や、近畿日本鉄道のお膝元、阿倍野駅に立つ高さ300メートルの超高層ビル「あべのハルカス」など大阪を代表する大規模開発は、一通りの終焉を迎えた。

  • 特集 Part5
    【Column】 社保未加入業者の排除など 倒産件数増加の要因が浮上

    2015年06月13日号  

    2015年3月(単月)の建設業の倒産件数は156件を数え、前年同月比で16.4%増加した。これは12年9月以降、実に30カ月ぶりのことだ。同時に、全業種における倒産件数も20カ月ぶりに前年同月を上回り、増加に転じるかに見えた。

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記者の目

  • 副編集長 清水量介

    小学生に説明が難しい!トランプ大統領の行動

     テレビを見ていたわが家の小学生男子が、米国の「パリ協定離脱」について「どういうこと?」と聞いてきたので、説明しました。
    「てことは、温暖化が進むってこと?」との返答。SDGsの教育をみっちりと受けている現代の小学生にとっては、理解不能のようでした。
     そもそも、日本に置き換えれば「首相が国会議事堂襲撃をあおって、数年後に、首相に返り咲く」という話なので、大人も理解に苦しみますが…。
     ここまで超大国が欲望をむき出しにしているのは、世界史上、いつ以来なんでしょうか。確実なのはトランプ大統領就任により、世界経済と日本企業が大きな影響を受けること。ダイヤモンド編集部では、しっかりと追っていきます。

  • 編集部 今枝翔太郎

    奥深い医療機器業界、ホットトピックスは不整脈治療

     ねばねばするバリウムを飲む人間ドックは嫌ですよね。この検査がきっかけで、医療機器に興味を持つようになりました。今までの汗と涙がついに実を結び、感慨で胸がいっぱいです。あらためてご協力いただいた方々にお礼を申し上げます。
     全く知識がなかったので、一社一社企業を回りながら、本業との相乗効果を分析し、日本勢の勝ち筋を学びました。 昨年の春に、パシフィコ横浜の医療関係の展示会場を縦横に駆け回って学んだのも得がたい経験となりました。
     本特集のこぼれ話になりますが、最近のメディカル業界でホットなのは不整脈の治療らしいです。従来のものよりさらに低侵襲になったそう。 不整脈治療を始めるなら、今が好機かも。

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表紙

特集医療機器・化学・医薬品

医学の進歩や長寿命化により、欧米を中心とした世界の医療機器市場は拡大を続けている。2023年のグローバルの医療機器売り上げはおよそ80兆円に達し、今後も年平均成長率6%前後のペースで伸びていくとみられている。それを察知した日本政府は、50年…

特集2化学サバイバル

化学業界が大激変の真っただ中にある。脱炭素への対応に加え、中国による過剰な化学品の増産で、国内メーカーによる石油化学事業の再編が加速。さらに、経営環境の激変は化学メーカーに従来のビジネスモデルの再構築を迫っている。生き残りを懸けた大勝負に挑…