記事一覧:特集10409

  • 特集 Part5
    楢崎浩一(SOMPOホールディングス常務執行役員グループCDO)インタビュー

    2017年04月29日号  

    一番大事なのは、あらゆるビジネスには顧客がいるということです。私は、米シリコンバレーに11年ほど住んでいましたが、そこで思ったのは、全ては顧客体験、顧客価値ではないかということです。

  • 特集 Part5
    【損保】 最新のIT技術がめじろ押し 3メガ損保のデジタル戦略

    2017年04月29日号  

    AI(人工知能)の活用や、ディープラーニング(深層学習)、ブロックチェーンといった最近旬のキーワードがめじろ押しの損害保険業界。各社の取り組みを追った。

  • 特集 Part3
    稲垣精二(第一生命ホールディングス社長)インタビュー

    2017年04月29日号  

    今後の経営環境を考えるに当たって、よく第4次産業革命やスマート社会といわれますが、私は、ICT技術を使って便利になっていく社会、スマート社会という言葉を好んで使っています。消費者は多様性に富んでいます。それに企業側が合わせていくことが求められています。そして、それに応えられない企業は、成長できない時代になっていきます。

  • 特集 Part5
    【生保】 第一や住生が本格展開する “健康増進”が今後の主戦場

    2017年04月29日号  

    世の中のフィンテックブームから少々遅れながらも、保険版フィンテックが広がりつつある。スタートアップの発掘や、海外企業との独占契約など、各社それぞれの戦略が見え始めた。

  • 特集 Part2
    増田宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役社長兼CEO)インタビュー

    2017年04月22日号  

    幼稚園のときに交通事故でトラックに引きずられ、僕の顔はそげていました。「四谷怪談」のお岩さんのようになり、小学校ではよくいじめられました。道を歩くのも怖かったほどでした。

  • 特集 Part2
    【教え4】 ユーモアを交える

    2017年04月22日号  

    「もう髪の毛が抜けるぐらい考えました」。真剣な記者会見の最中に、よく兄がこう言って笑いを誘うことがあるじゃないですか。ずるいと感じませんか。こうしたユーモアを交えて言い合うのも孫家では日常的な光景で、笑いの絶えない家でした。

  • 特集 Part2
    【教え3】 褒めちぎれ

    2017年04月22日号  

    講演会を開くと、親世代の方に「お父さんとお母さんからどんな教育を受けてきたのですか」と聞かれることがあります。孫家の教育法はとてもシンプルで、「褒めちぎる」ということに尽きると思います。小学生といえば、ドリルを勉強して小テストを受けることがあったと思います。10点満点中10点を取って当たり前の簡単なテスト。僕が満点の答案を持って見せると、「おまえは天才だ!」と父は喜びました。

  • 特集 Part3
    09 常に笑顔のポジティブ力

    2017年04月22日号  

    「レベル99到達!」。人気ゲーム「ドラゴンクエスト」に没頭していた幼き村上太一は喜んだのもつかの間、途端に時間を消費するだけのむなしさに襲われた。こんな人生でよいのだろうか。周りの人を幸せにして、自らも幸せになっていきたい──。

  • 特集 Part3
    08 考えを即行動に移す実行力

    2017年04月22日号  

    「コロンブスの卵」の重要性を知るのが、仮想通貨ビットコインの国内最大手取引所を運営するbitFlyerの創業者、加納裕三だ。一流の人材が集まるゴールドマン・サックス証券で優秀な人を何人も見てきた。ただ、その中でも加納が自信を持っていたのは実行力。「考えたことをやるかやらないか。多くの人がやらないだけで、力の差はあまり関係ない」。それが加納の持論だ。

  • 特集 Part2
    【教え2】 責任を与えよ

    2017年04月22日号  

    父は子供にも責任のある仕事を任せてくれました。10歳のころ、父の経営するパチンコ店で大型の新規出店をすることになりました。そのときは結構なリスクを負っていて、いちかばちかの勝負だったようです。そこで、新規オープンを前に、プロモーションとして折り込みチラシを作ることになりました。ですが、地元の印刷会社から出てくる提案は平凡なもの。そこで父はあろうことか、「泰蔵、おまえ、絵が得意やな」と。確かに図画工作は好きでしたが、「おまえ描け」と言うわけです。

  • 特集 Part2
    【教え1】 他人に倣うな

    2017年04月22日号  

    小さいころに父がよく言っていた言葉が、40歳を過ぎた今になって心に響いています。その一つに「他人に倣うな」という教えがあります。僕が小学校2、3年のころだったと思います。父が「今日、何ば習ってきたか」と聞くので、僕は「分数の割り算を習ったばい。ひっくり返して掛けるとよ」と喜々として答えたのです。

  • 特集 Part3
    07 構造化し表現する力

    2017年04月22日号  

    小学生のころの小関翼は、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズに夢中だった。最初は全く分からなかった事件の構造を、名探偵が見事に解き明かしてくれるからだ。自然と、本に親しんでいった。祖父が貿易会社で財を成したこともあり、小関の周りにはいわゆる典型的サラリーマンはいなかった。

  • 特集 Part3
    06 飛び込む力

    2017年04月22日号  

    高校を卒業した亀井智英は、高級住宅地の東京・松濤にいた。空調設備工事の零細企業を営む父親を手伝おうと飛び込み営業を始めたのだ。昼間にインターホンを鳴らしても出てくるのはおばあちゃん。世間話の相手になり、何度も足を運んだ。次第に仲良くなり、仕事が取れると口コミで紹介が広がった。自信につながった。

  • 特集 Part1
    稼げる人材は変わる

    2017年04月22日号  

    40年ギャップ──。教育関係者の間で広まっている新概念である。教育者はこれから20年後の時代を予測し、子供たちに必要な教育カリキュラムを考える。だが、子供を預ける親たちは無自覚のうちに、自分が受けた教育を、つまり20年前の教育をよしとし、判断基準としてしまう。つまり、教育者と親との間には40年間のギャップが生じているというのである。

  • 特集 Part3
    05 モチベートする力

    2017年04月22日号  

    小学生のころ、父親の影響で『三国志』を繰り返し読み、歴史の本が好きになったという斎藤祐馬は「いい将軍や王様がいたとしても結局、いい軍師がいるところが勝つ。参謀が一番大事ではないか」と考えていた。

  • 特集 Part3
    04 創意工夫する力

    2017年04月22日号  

    小学2年生のとき、真子就有は図工の授業で作った「たまごっちの切り絵」を母親に見せた。当時はやっていたキャラクターを模した自信満々の作品。だが、母親は「私はあなたの考える作品を見たかったのに」と落胆した。そのとき「他人と同じものでは何も価値がない」と心に刻み込まれた。

  • 特集 Part3
    03 夢を現実にする構想力

    2017年04月22日号  

    大蔵省(現財務省)から米国に国費留学をしていた27歳のとき、岡田光信は自分の目線の低さに気付いた。「MBA取得後にどれだけ稼ぎたいか」。学校側の調査に「4万3000ドル」と記載した。だが、他の学生は全て6桁。1桁違っていた。起業熱もあった。

  • 特集 Part3
    02 自分でとことん考える力

    2017年04月22日号  

    11歳のとき、御手洗瑞子は12カ国の子供たちが集まる国際キャンプに参加した。海外に友人ができ、帰国すると、自身の感覚が変わったことに気付く。外国について、それまでは単なる知識としてしか知らなかった。ところがキャンプに参加してからは、海外の事件のニュースを見ると「友人は大丈夫かな」と感じるようになり、日本だけが世界ではないと知る。

  • 特集
    「孫家」の教え

    2017年04月22日号  

    人工知能(AI)が進化し、長寿命化社会を迎えた今、教育の在り方が大きく変わっている。受験戦争を勝ち抜き、有名大学を出て大企業に入り、順当な出世コースを歩むという戦後の教育スタイルはもはや成り立たない。一方、自ら仕事を生み出し、道を切り開く有望な起業家たちがいる。10年後も「食べるのに困らない」存在はどう育つのか。孫正義・ソフトバンクグループ社長やその実弟、孫泰蔵氏を生んだ「孫家」の教育を明らかにするとともに、30人を超える起業家に徹底取材を行った。

  • 特集 Part3
    01 祖父に学んだ謙虚の力

    2017年04月22日号  

    「10のことを人に頼んで、1やってもらえたら感謝しなさい」。中学生のころに聞いた、今は亡き祖父の言葉に辻庸介は衝撃を受けた。実は、辻の祖父は大手電機メーカーの社長を務めた人物。「何万人という社員がいる大会社の社長がそんなことを言うほど、経営者というのは大変な仕事なのか」。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

最新号の案内2025年1月25日号

表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…