記事一覧:特集10409

  • 特集
    新宗教の寿命 伸びる教団 縮む教団

    2018年10月13日号  

    「平成」からの御代替わりが間近に迫る今、新宗教界も節目を迎えている。7月には平成時代の象徴ともいえるオウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)らに死刑が執行。最強教団・創価学会では重病説が流れるカリスマ、池田大作名誉会長の“Xデー”が近づく。他の大教団の多くも、信者の高齢化と進まぬ世代交代の中、苦境にある。人々の心のありようが表れる新宗教は、いわば世相を映す鏡。その最前線を知れば現代社会が見えてくる。

  • 特集 Part2
    "森の中"に隠遁 元右派教団の今 リベラルに転向 生長の家

    2018年10月13日号  

    保守傾向を強める公明党を支持する創価学会に対し、右派から左派に急旋回したのが生長の家だ。政治に深く関わったもう一つの新宗教団体の“帰結”を見る。

  • 特集 Part2
    【Column】 あなたの街の新宗教建築物 「迷惑施設」が突然建つ裏事情

    2018年10月13日号  

    なぜ宗教法人はある日突然、都心のみならずあなたの住む街にも巨大でゴージャスな教団施設を建てることができるのだろうか。よくある説明では、宗教法人はその原資となるお布施や寄付といった収入などが税金面で優遇されているため、宗教施設の取得・維持が企業などよりも容易だからだとされる。

  • 特集 Part2
    関連施設の資産価値は約1.8兆円! 海外市場を目指すS経済圏

    2018年10月13日号  

    9月下旬、創価学会の本拠地を歩くと、今も膨張を続ける“創価村”の姿がそこにはあった。一方で国内市場の縮小は避けられない。学会の知られざる海外戦略を紹介する。

  • 特集 Part2
    沖縄県知事選に5000人を動員も 陰りが見え始めた学会の集票力

    2018年10月13日号  

    新宗教界随一の集票力に異変が起きている。沖縄県知事選において公明党は、前回衆院選の比例得票700万票割れと合わせ、2連敗に終わった。創価学会の集票力の秘密と現状を探る。

  • 特集 Part5
    真如苑が示したブルーオーシャンの暗部

    2018年10月13日号  

    創価学会や立正佼成会など組織力、結束力を持つ巨大教団があえぐ一方、個々人の自己啓発に相似したシステムとスピリチュアルを売りにした真如苑のような教団が伸びる──。この現代における新宗教の浮沈をどう解釈すればよいのだろうか。

  • 特集 Part3
    問われるガバナンスの早期再生 西の大教団 PL

    2018年10月13日号  

    縮む教団の中で、最も凋落が激しいのがPL教団だ。同じく右肩下がりでも、立正佼成会や天理教とは次元が異なる。その敗因に迫った。

  • 特集 Part3
    【Column】 元暴走族総長、暴力団員が明かす 「僕が天理の紋を彫った理由」

    2018年10月13日号  

    天理教では、自らの教えを「お道」と称し、布教伝道者と認められた信者を「用木(ようぼく)」と呼ぶ。羽月カズヒロ氏(45歳)もその一人だ。隆々とした腕に張り付いた刺青、顔に浮かぶ古傷、どこか悲しげな背中からは、ただならぬ気配が漂う。千葉県で居酒屋を営む羽月氏はビールを手に、自らの半生を語り始めた。

  • 特集 Part3
    改革を阻む強固な血縁組織 西の大教団 天理教

    2018年10月13日号  

    創価学会から「東の立正佼成会、西の天理教」と目の敵にされた天理教も、立正佼成会と同じく苦境にある。教団を揺るがす“事件”も立て続けに起きているという。

  • 特集 Part3
    中村憲一郎(立正佼成会常務理事)インタビュー

    2018年10月13日号  

    大切なのは組織存続のための方策ではなく、どうすれば立正佼成会の教えが100年、200年先の世代まで残っていけるのかの方策です。その目的のためには、今まで既得権として持っていたものをどれだけ軽やかに手放し、次の形に「再編集」していくかが問われると考えています。

  • 特集 Part3
    ニッポンの未来を暗示する 立正佼成会の“旧態依然”

    2018年10月13日号  

    「今までのやり方が、全く通用しない時代になってしまった」──。新宗教教団において、創価学会(827万世帯)と幸福の科学(1100万人)に次ぐ公称信者数を誇る立正佼成会。この巨大教団の行く末を古参信者はそう嘆く。

  • 特集 Part4
    【Column】 日本の“エルサレム”? 西荻窪に新宗教がひしめく謎

    2018年10月13日号  

    オウム真理教、幸福の科学、ワールドメイト。1980年代に台頭した新・新宗教の御三家と呼ばれる教団には共通項がある。いずれも発祥の地が東京・西荻窪であることだ。

  • 特集 Part4
    里村英一(幸福の科学専務理事)インタビュー

    2018年10月13日号  

    若者の活字離れが進む中、書籍でミリオンセラーを出すのは難しくなっている。一方、映画であれば100万人の観客動員も可能です。多くの人々に分かりやすく伝えるため、近年は映画に力を入れています。

  • 特集 Part4
    修正迫られる政治・経済戦略 新・新宗教 幸福の科学

    2018年10月13日号  

    ワールドメイトと同じ1980年代創設の新・新宗教の異端児、幸福の科学にとって来年は勝負の年だ。事業モデルを進化できなければ、衰退の道をたどることになる。

  • 特集 Part4
    深見東州(ワールドメイト リーダー)インタビュー

    2018年10月13日号  

    教団トップの顔とギャグ満載の風変わりな広告を新聞などに大量掲載するワールドメイト。コンサートやチャリティー活動など、宗教とは無関係にも思える取り組みの狙いは何か。深見東州氏に聞いた。

  • 特集 Part4
    【Column】 正体を隠してしぶとく活発化 年間で数百億円が"韓国"へ

    2018年10月13日号  

    かつて霊感商法などで社会問題となった統一教会は今も根を広げ続けている。

  • 特集 Part4
    ギャグ満載広告の真の狙い 新・新宗教 ワールドメイト

    2018年10月13日号  

    真如苑以外にも、独自の戦略で生き残りを図るのが新・新宗教のワールドメイトだ。ライバルである幸福の科学、オウム真理教と一線を画すそのニッチ戦略を追う。

  • 特集 Part4
    西川勢二(真如苑教務長補佐)インタビュー

    2018年10月13日号  

    真如苑の信者数が驚くような伸び方をしたのは昭和50年代です。しかし、当時ほどではないですが、今も毎年、着実に増えています。受け入れられた理由の一つは、信者個々人が直面する悩みや苦しみに対し、「教義を厳しく守りましょう」と説くだけではなく、実践による解決を重んじてきたことがあると思います。

  • 特集 Part4
    新宗教のロールモデル!! 時代を捉えた真如苑システム

    2018年10月13日号  

    東京・立川を本拠地とする真如苑は、新宗教を取り巻く環境が厳しさを増す中にあって、信者数が増え続ける勝ち組教団だ。1995年に約73万人だった国内の公称信者数は、この20年で約93万人と約3割も増加した。海外を含めると信者数はすでに100万人を超える。創設年こそ創価学会や立正佼成会と同じく30年代と古いものの、一般的な知名度はほとんどなかった教団が、なぜここまで教勢を広げているのか。

  • 特集 Part1
    安全神話も4時間の壁も崩壊

    2018年10月06日号  

    永遠のライバルである陸の王者・新幹線と空の王者・飛行機。50年余りの長きにわたり、両者は移動の覇者の座を懸けてしのぎを削ってきた。新幹線と飛行機が激戦を繰り広げてきたからこそ、乗り物やそれに付随するサービスが拡充され、日本の交通手段が独自の発展を遂げてきたことは紛れもない事実だ。だが最近、この最強モビリティーの様子がおかしい。陸・空共に、安全神話が崩れつつあるのだ。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…