記事一覧:特集10409

  • 特集
    移動の覇者はどっち? 新幹線vs飛行機 十番勝負

    2018年10月06日号  

    陸の王者・新幹線と空の王者・飛行機。東海道新幹線が開業して以降、両者は切磋琢磨しながらしのぎを削ってきた。利用者のライフスタイルの変化や技術革新により、かつては時間や運賃が中心だった「乗り物選びの基準」は多様化した。最近では、セキュリティーの徹底も、物差しに加わりつつある。“移動の覇者”はどちらなのか。十番勝負で決着をつける。

  • 特集 Part10
    【Column】 希少部品を入手できちゃう! JR東海「退役新幹線」の骨拾い

    2018年10月06日号  

    日本での使命を終えた鉄道が、新興国へ地を移して走り続ける──。浪漫をかき立てられる話だが、日本独自規格の新幹線車両が海を渡ることはない。博物館展示などの例外はあるが、原則は廃車処分となる。

  • 特集 Part10
    【Scoop! Column】 宿敵JAL/ANAが連携 地域航空の統合問題が勃発

    2018年10月06日号  

    「合併や統合も含めた抜本的な経営見直しを模索するべきだ」。3月に国がまとめた「持続可能な地域航空の在り方」が波紋を広げている。

  • 特集 Part10
    収益性が低い飛行機 借金が多い新幹線

    2018年10月06日号  

    わが世の春を謳歌している新幹線や飛行機。日本人のビジネス・観光需要の拡大に加えて、訪日外国人数が2869万人へ激増していることから、大方の新幹線運行会社、航空会社の業績は絶好調である。新幹線の運行はJR5社が担っているが、鉄道収入全体に占める新幹線収入の構成比が高い「本州3社」の収益は多い。それぐらい新幹線事業がドル箱ということだ。

  • 特集 Part9
    【Column】 のぞみとB787で起きた 「安全神話」崩壊事件

    2018年10月06日号  

    10月下旬までで、実に約2000便──。ボーイング787(B787)型機の英ロールス・ロイス(RR)製のエンジントラブルにより、7月以降にANAが欠航を余儀なくされた便数である。9月からは、国内線や貨物便にとどまっていた影響が、国際線にまで広がっている。

  • 特集 Part9
    宮下直人(総合車両製作所社長)インタビュー

    2018年10月06日号  

    東急車輛製造時代は、川崎重工業や日立製作所が技術的にリードしている新幹線より、得意なステンレス車両の製造の方に注力していたのですが、JR東日本の傘下に入ったことを機に新幹線にも積極的にチャレンジしようと。

  • 特集 Part9
    ピラミッドの頂点を目指す! 三菱重工の下請け脱却作戦

    2018年10月06日号  

    「国産」とうたわれる「三菱リージョナルジェット(MRJ)」だが、主要パートナーは大部分が海外勢だ。その背景には、民間機ならではの事情と三菱重工業のある決意が隠されている。

  • 特集 Part2
    青柳俊彦(JR九州社長)インタビュー

    2018年10月06日号  

    九州に人が来てもらうことが大事なので、飛行機が敵だとは思いません。とはいえ九州新幹線と山陽新幹線が直通するようになり、九州~関西を意識し始めました。

  • 特集 Part2
    片岡 優(ジェットスター・ジャパン社長)インタビュー

    2018年10月06日号  

    いまだLCCに慎重な自治体もあります。当社が就航すれば、「JALやANAが撤退する」と不安視されている。それは誤解で、LCCは圧倒的な安さで需要を開拓します。

  • 特集 Part8
    正確が一番 定刻対決

    2018年10月06日号  

    8月10日、「キング・オブ・新幹線」こと東海道新幹線の1日の運行本数が上下線で434本を記録した。昨年より1本多く、過去最高だ。平均して3分に1本以上を走らせる超過密スケジュールをこなせるのは、誕生から54年間、ホームの改良や新型車両開発、ダイヤの工夫など複合的に磨き上げてきたから。そのかいあって平均遅延時間はたったの42秒。これは自然災害による遅延を含む成績なので、平常時は「ほぼゼロ」といっても過言ではない。

  • 特集 Part2
    新幹線の間隙を突きLCC就航 明暗を分けた長崎の戦い

    2018年10月06日号  

    ハウステンボスに、世界遺産も二つある。観光資源の豊富な長崎に新しいLCCが就航した。一方、九州新幹線は長崎ルートをめぐって大きな問題を抱えたまま。両者の明暗を追った。

  • 特集 Part7
    外国人客の味方は? インバウンド対決

    2018年10月06日号  

    2017年度の訪日外国人数は2869万人を記録し、新幹線や飛行機にとって最重要顧客になりつつある。その囲い込み策の最右翼がJR6社で販売するジャパンレールパス。普通車なら2万9110円で7日間、新幹線と在来線が乗り放題になる“超お得”切符である。

  • 特集 Part6
    前例を超えてゆけ! 新モデル対決

    2018年10月06日号  

    飛行機ファン待望の新型機が2019年、登場する。JALがボーイング777の後継機として最大56機を導入するエアバスA350だ。実はJALがエアバスを飛ばすのは、統合した会社が持っていた機材を除けば初めてのこと。目下、急ピッチで準備を進めている。

  • 特集 Part4
    【Column】 陸空王者のドル箱に挑む! 価格を超えたバス最強路線

    2018年10月06日号  

    安いだけが取りえだったバスの進化がすさまじい。新幹線・飛行機のドル箱路線に果敢に挑戦している。片道250キロメートル、所要時間3時間までの中距離バスの運賃が新幹線の3分の1から半分で運行できるのは珍しくないが、名古屋~富山、福岡~大分では価格のみならず、時間でも新幹線利用と“良い勝負”をしている。

  • 特集 Part3
    LCCに続くゲームチェンジャー リニア9兆円計画の採算性

    2018年10月06日号  

    低コストで業界勢力図を塗り替えたのがLCCならば、高速化でゲームチェンジを狙っているのがリニア中央新幹線である。総工費9兆円のビッグプロジェクトに死角はないのだろうか。

  • 特集 Part4
    【Column】 さながらミステリーツアー 「どこかにマイル」の魅力

    2018年10月06日号  

    JALの「どこかにマイル」が人気だ。通常の国内線特典航空券で必要なマイル数の半分以下の6000マイルで、羽田か伊丹・関空から「どこか」の空港に往復できる制度。専用サイトで希望日時を入力すると四つの行き先候補が提案され、四つどれでもOKであれば申し込みを確定。

  • 特集 Part3
    相次ぐ事件でも手荷物検査を拒否 JR東海がかたくなな理由

    2018年10月06日号  

    手荷物検査の是非が問われている。だが、東海道新幹線を運行するJR東海は導入の検討すらしていない。そのかたくなな対応には、ビジネスモデルを守ろうとする信念が透けて見える。

  • 特集 Part4
    柔軟な飛行機、硬直的な新幹線 予約方法・運賃体系の明暗

    2018年10月06日号  

    飛行機1便が250~500人を運ぶのに対し、新幹線は1本で1000人。この輸送力の差が空席率へのスタンスの違いを生み、利用者の運賃や予約サービスの利便性にも影響している。

  • 特集 Part2
    【Column】 JRがアニメでファン開拓 「シンカリオン」人気の舞台裏

    2018年10月06日号  

    日本の平和と安全を守るため、謎の敵に立ち向かう新幹線変形ロボット「シンカリオン」が、一大ブームとなっている。JR東日本監修でキャラクターコンテンツプロジェクトが立ち上がり、今年1月からはテレビアニメが放映されている。

  • 特集 Part2
    LCC大拡張の裏で勃発した JAL/ANAの代理戦争

    2018年10月06日号  

    新幹線とJAL/ANAが激しい攻防を繰り広げて50年がたった。そこに路線開拓の前提条件を変えるLCCが登場した。離島や地方で人を運ぶ新しい公共交通の担い手になりそうだ。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…