記事一覧:特集22552

  • 特集2
    【インタビュー】 家森信善(神戸大学経済経営研究所教授)

    2018年11月10日号  

    地域金融機関にとっては中小企業の経営支援が生きる道であり、強みとされる企業とのリレーションをいかに発揮できるかが勝負となります。ところが現状は、信用金庫・信用組合が新規開拓する先は優良企業ばかり。融資残高は増えるし、貸し倒れリスクは低いですが、残念ながら金融機関の収益は上がりません。

  • 特集2
    16期増益を支える営業部隊は稀有な例 窮地に立つ旧型金融の悲哀

    2018年11月10日号  

    昔ながらの営業手法で増益を続ける名物理事長がいる一方、多くの信用金庫・信用組合の経営は厳しい。地域銀行との競争にもまれ、時代遅れのIT活用に乗り出す金融機関を探った。

  • 特集2
    衰退する地域経済 もがく信金・信組

    2018年11月10日号  

    地域密着の旗を掲げ、中小企業を支えてきた信用金庫と信用組合が岐路に立っている。企業数や人口の減少により、経営基盤が揺らいでいるからだ。どぶ板営業を徹底する信組、合併に動く信金がある一方、危機感のない地域も存在する。生き残りを懸けて、もがく信金・信組の現在地に迫った。

  • 特集2
    大手電力と価格競争の土俵で戦わない 自前発電より独自メニュー

    2018年11月3日号  

    新電力は、価格競争という土俵で大手電力と戦っても勝てない。ボトルネックである電源調達コストを見直し、顧客目線でサービスを展開することが生き残りの鍵になる。

  • 特集2
    【Column】 小が大を食ううまみとは? 光通信が新電力中堅に食指

    2018年11月3日号  

    光通信が今年2月ごろから中堅新電力のイーレックスの株を市場で調達し、10月には16.63%を保有する筆頭株主に躍り出た。イーレックス側は、2000年代のITバブル時代に役員を追い落としたこともある光通信のイメージから、「会社を乗っ取られるのでは」と戦々恐々としている。

  • 特集2
    2位奪還急ぐ関電が本気でつぶしに 新電力、退却戦の始まり

    2018年11月3日号  

    電力小売り全面自由化から2年半を経て、新電力の“退却戦”が始まった。電力の仕入れコスト上昇にあえぐ中、大手電力の猛反撃に遭い、出口戦略を考える新電力が出てきている。

  • 特集2
    新電力サバイバル 規制撤廃前の大嵐

    2018年11月3日号  

    2016年4月に始まった電力小売り全面自由化で約500社まで膨らんだ電気小売りの新規参入事業者「新電力」が、苦境に立たされている。大手電力の猛反撃で価格競争が激化。20年度の規制料金撤廃を前に脱退組も出てきた。新電力に勝ち目はあるのか。

  • 特集2
    ブランドイメージは二極化が進行? 沈没する茨城、賑わう伊勢

    2018年10月27日号  

    2018年、最も魅力的な都道府県に選ばれたのは、栄光のV10を果たした北海道だ。北海道勢は市区町村ランキングでも1位函館市、3位札幌市、4位小樽市、7位富良野市と、上位にずらり。旅してよし、食べてよし、遊んでよし。広大な風景と温泉は都会の暮らしで痛めた人の心と体を癒やしてくれる。小さな島国に住む日本人にとって北海道のスケールは永遠の憧れなのだ。

  • 特集2
    地域ブランド調査2018 魅力ある街のヒミツ

    2018年10月27日号  

    10月15日、ブランド総合研究所による第13回「地域ブランド調査2018」が発表された。47都道府県および1000市区町村を調査対象とし、全国3万人が各地域のブランド力を評価する日本最大規模の消費者調査。魅力度上昇幅1位の伊勢市の取材レポートのほか、項目別ランキングを、同研究所の田中章雄社長と共に分析した。

  • 特集2
    財団を舞台に“場外戦”も白熱 ポーラ関連3裁判の影響を占う

    2018年10月13日号  

    2件の遺産関連裁判の一方、「告発者らvsポーラ美術振興財団」(99ページ下図(3))の裁判も進行中。また、財団では一見不可解な人事が相次ぐ。それらを含め、会社への影響を予想した。

  • 特集2
    社長の恐れた遺産バトルが再燃 怒る叔父の妻を「門前払い」

    2018年10月13日号  

    HD元ナンバー2の告発を機に、2005年に和解した「社長の鈴木郷史らvs叔父の妻千壽」の巨額遺産バトルが再燃した。裁判の進捗状況や争点を整理した。

  • 特集2
    社長は事実無根で恐喝、強要と主張 取締役による告発の一部始終

    2018年10月13日号  

    約20年前の捏造疑惑の浮上は、社長の鈴木郷史に指示されて動いたと主張する元ナンバー2(当時現役の取締役)の告発がきっかけだ。昨年末にあった告発の一部始終をレポートする。

  • 特集2
    小説より奇なり 告発で始まった ポーラ遺産騒動の深層

    2018年10月13日号  

    国内化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングス(HD)が好業績と裏腹にざわついている。HD元ナンバー2が過去の社長の捏造疑惑を告発し、退任を迫ったからだ。元ナンバー2は追放されたが、経営基盤を揺るがしかねない遺産騒動が再燃。投資家の間でリスクとしての受け止めが徐々に広がっている。

  • 特集2
    アジア競技大会や国体に登場 普及の鍵を握るオリンピック

    2018年10月6日号  

    eスポーツが今年のアジア競技大会で、初めて公開競技として実施され、2019年の茨城国体にも採用された。東京オリンピック・パラリンピックでの採用の道のりは平たんではない。

  • 特集2
    米国、中国が先行 eスポーツで追い付けるか

    2018年10月6日号  

    観客の前で対戦型のゲームを行う「eスポーツ」が脚光を浴びている。市場は2桁成長を遂げており、米国や中国が主導権を握っている。日本企業に巻き返しのチャンスはあるのか。

  • 特集2
    五輪採用の動きも! eスポーツの爆発力

    2018年10月6日号  

    ゲームにさほど興味のない人でも、eスポーツという言葉をよく聞くようになったと感じていることだろう。実際にどんなものなのか、ビジネスとして有望なのか、勝者は誰か、検証した。

  • 特集2
    掛かるお金とツールの特徴は? RPAの難関「ツール選び」

    2018年9月29日号  

    ロボット導入の鍵、RPAツールにはどれだけのお金が掛かるのか、実のところはっきりしない。気になるツールの特徴とともに、導入費用の目安を紹介しよう。

  • 特集2
    先達の経験が教える教訓と鉄則 失敗に学ぶロボット導入法

    2018年9月29日号  

    RPAを導入し、きちんと機能させるには、押さえておくべき勘所がある。数々の成功や失敗を目にしてきた専門家が、失敗の教訓と成功の鉄則を教える。

  • 特集2
    「職場のRPA(Robotic Process Automation)」入門

    2018年9月29日号  

    人がパソコン上で行う作業を、瞬く間にこなすソフトウエアロボットであるRPA。ツールベンダーたちは「加速的普及」を疑わない。今後、さまざまな職場に、ずぬけた事務処理能力のスーパー新入社員として入ってきそうだ。ただし、このロボット新入社員は、かなりデリケートで厄介な面を持つ。正しく導入し、付き合う法を紹介しよう。

  • 特集2
    越智 仁(三菱ケミカルHD社長)インタビュー

    2018年9月22日号  

    いったんは旧三菱化学を退職して子会社の役員になっていたが、2007年に本社に呼び戻された。以来、小林喜光会長と「KAITEKI経営」を推進してきた。巨大組織の改革に取り組んだ10年と、現在の苦悩を聞いた。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…