記事一覧:特集 Part41826

  • 特集 Part4
    29 【2013 新潮流 (2)NPO】 政府でもビジネスでもない 「社会を変える」主役へ

    2012年12月22日号  

    世界で最も革新的な「寄付税制」を持つ国をご存じだろうか。何を隠そう、日本である。2011年6月、針の穴を通すより難しいといわれた寄付税制改正案が、ひっそりと通過している。だがその価値については、まだあまり理解されていない。認定NPO(Nonprofit Organization。非営利団体)法人に寄付した個人は、なんと最大50%の税額控除が認められる。税金が取れなくなるのだから、最強官庁の財務省が嫌がる制度だ。そんな法律が、実は日本で既に誕生しているのだ。

  • 特集 Part4
    33 金利 景気刺激策で新規国債増発へ 長期金利は1%を超える

    2012年12月22日号  

    1月には米国でオバマ政権の2期目がスタートする。減税の失効や歳出一律削減の期限が集中する「財政の崖」や債務上限問題を与野党の妥協により無事乗り越えることができるか否かが、米国経済のみならず、世界経済や金利を含めた金融市場の先行きを規定する。また、2013年春から夏に向けては、イランの核開発問題により地政学的リスクが増す可能性もある。13年は米国発の財政問題や地政学的リスクが、国債など安全資産への投資が増加する質への逃避を誘発、内外の長期金利の低下要因となることも想定される。

  • 特集 Part4
    32 為替 日銀緩和の効果は薄い 13年は実需で円安方向へ

    2012年12月22日号  

    2013年の為替相場は、円安方向を予想している。年間のレンジは1ドル=80~90円を想定。相場材料としては、(1)日本銀行に対する積極緩和策への期待、(2)米国金利の動向、そして最重要なのが(3)貿易収支、証券投資などの円需給の方向だ。日銀への期待、円安効果については過大視すべきではない。11月以降の円安局面では、野田佳彦首相の解散宣言、その後の安倍晋三・自民党総裁の積極的な金融緩和発言に飛び付いた海外ヘッジファンド勢が、一気に円売りを加速させたという図式だった。

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    31 株式市場 国内外の景気回復で株価上昇 競争力強化進めば1万2000円も

    2012年12月22日号  

    日本株にとって2013年は、内外の環境改善により低迷を脱する年と考えている。新政権が企業競争力強化につながる政策を実現できれば、大幅高もあり得る。まず外部環境だが、ここ数年間、世界の株式市場の重しとなっていた欧州債務危機の収束が見込めることが好材料だ。支援継続決定によりギリシャのユーロ離脱がほぼなくなったほか、ポルトガルやアイルランドでは財政再建が進んでいる。両国は13年に国債発行再開の予定だが、そうなれば債務危機は過去のものとの認識が広まる。

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    30 【2013 注目イベント(1)】 伊勢神宮 式年遷宮

    2012年12月22日号  

    2013年、三重県の伊勢神宮では20年に1度の大祭がある。「神宮式年遷宮」と呼ばれ、正殿など建物一式をそのままの形で新造し、また神宝や装束なども新調して神様に新しい宮へのお遷(かえ)りを願うものだ。1300年前から脈々と続き、伊勢では遷宮の年とその翌年だけ観光客が急増する歴史を繰り返してきた。

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    駒崎弘樹(NPO法人フローレンス代表理事)インタビュー

    2012年12月22日号  

    NPOにとって2012年は、11年の東日本大震災と闘い続けてきた年だった。災害支援を活動内容としないNPOも、国難だけに被災地でさまざまな事業を展開した。最近の変化は、NPO業界とビジネスとの連携。我々はベネッセコーポレーションと共に、被災地の約800世帯の低所得者の子どもたちに対して進研ゼミを提供した。震災を機に、ビジネス側が社会事業にも関心を持ち始めてくれている。

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    達増拓也(岩手県知事)インタビュー

    2012年12月22日号  

    目に見えて復興が進んだ2011年と比べ、本格的な復興段階に入った12年は進捗が見えにくくなり、被災者の不安と不満が高まっている。岩手県の達増拓也知事に、県や国が取り組むべき課題を聞いた。

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    28 震災復興 大きなインフラの復旧だけでなく身近な分野の復興を加速できるか

    2012年12月22日号  

    1年前と変わったのは、更地に生える雑草の丈だけ──。かつて住宅が林立していた岩手県宮古市の鍬ヶ崎地区は、東日本大震災から1年9カ月余りが経過した今も、大部分が更地のままだ。市からはすでに復興計画に基づくまちづくり基本計画が示されているが、住民への説明と合意形成に時間がかかっている。「今の計画では、住宅の再建が可能になるのは3年、4年先。そこまで待てないかもしれない」。住民は不安を募らせている。

  • 特集 Part4
    27 デフレ 上昇の兆し見えつつも 13年の物価は膠着続く

    2012年12月22日号  

    経済の体温、あるいは景気を映す鏡ともいわれる物価。2012年を通じた日本経済の体温は、依然として冷えたデフレ状態ではあるが、徐々に上がりつつある。12年の消費者物価は、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合(CPIコアコア)が11年の▲1.0%から▲0.5%へマイナス幅を縮小させる見通しだ。12年は、財の価格が上半期に大きくマイナス幅を縮小させたのが特徴だ。1月にルームエアコン、2月にテレビの価格が大幅に上昇し、指数全体を押し上げた。

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    月商2000万円超も夢でない ネットショップ開業のマル秘テク

    2012年12月15日号  

    月商30万円以下だったネットショップが、ある日突然2000万円を突破した──。そんなドリームをかなえたショップが少なくない。先達たちへの取材を基に極秘ノウハウをご紹介する。

  • 特集 Part4
    ポイントから“せどり”まで ネットショップを使い倒せ

    2012年12月15日号  

    自宅に居ながらあらゆるものが買えるようになった現代社会。ネットショッピングはもはや生活の一部になっているが、さらにおトクに使い倒すヘビーユーザーたちも続々と登場している。

  • 特集 Part4
    【Column】 楽天成功者たちに聞く 稼げるショップの作り方

    2012年12月15日号  

    今や4万店以上にまで膨らんだ楽天市場。その中で勝ち残ることは容易ではない。そこで、数千万円レベルの月商を稼ぎ出している楽天成功者たちにノウハウを聞いた。東京都葛飾区亀有で、昔ながらの靴店を展開していた「靴のリード」。不況や大型量販店の影響をもろに受け、楽天市場への出店に踏み切ったのは、ネットショップの黎明期ともいえる今から14年前のことだった。

  • 特集 Part4
    お得な企業が一目瞭然!! ホントの大卒年収一覧

    2012年12月01日号  

    仕事にやりがいは大事だが、本音を言えば、やはり給料も気になるところ。本誌は企業の口コミ情報サイト「キャリコネ」と連携し、業界の上位企業と就職人気の上位企業に絞った年齢、職種別の大卒年収一覧を作成した。

  • 特集 Part4
    4人のプロが明かす 10年後生き残る企業の条件

    2012年12月01日号  

    電機大手のシャープは数年前までピカピカの優良企業だったにもかかわらず、急激な業績悪化であっという間に存亡の機に立たされた。シャープのケースは極端だとしても、ビジネスや商品サイクルの短期化で、企業の寿命はますます短くなっている。今、憧れの的である企業が10年後に倒産していても何の不思議もない。では、生き残っていく企業の条件とは何なのだろうか。

  • 特集 Part4
    Uターンで一生安泰! 地方の名門企業 6大都市圏別全国マップ

    2012年12月01日号  

    首都圏のみならず北海道から九州まで、地方にも東京の大企業に勝るとも劣らない名門企業が数多く存在する。ここでは6大都市圏に絞って業界別に選りすぐりの会社を紹介する。

  • 特集 Part4
    【Column】 業種別の天国・地獄ランキング 群を抜く大手企業の有休取得率

    2012年12月01日号  

    自由に休みを取り、ゆとりを持って仕事がしたい──。誰もが憧れる働き方を受け入れる、懐の深い業種・企業を紹介しよう。

  • 特集 Part4
    全盛期を過ぎた下り坂業界の 知られざる狙い目企業

    2012年12月01日号  

    日本産業の歴史に目を向けると、花形産業は目まぐるしく変遷する。ただ、全盛期を過ぎた業界にも狙い目の有望企業は存在する。

  • 特集 Part4
    【Epilogue】 健康食品と正しく付き合う

    2012年11月24日号  

    薬と違い、適正量もよくわからずに漫然と飲み続けてしまう人が少なくない健康食品。健康被害に遭わないよう、正しい知識を身に付けよう。

  • 特集 Part4
    【Column】 やっぱり地図って面白い!

    2012年11月17日号  

  • 特集 Part4
    【Column】 行きたい店を忘れない 頓智ドットの「tab」アプリ

    2012年11月17日号  

    インターネット上でおいしそうな飲食店を見つけたとする。ところが、すぐに行くことができない。そのうち、次第に忘れていってしまう……。こういう経験は、誰にでもあるだろう。しかし、スマートフォンアプリの「tab」をインストールしておけば、きっとその店を訪ねることができるはずだ。行った店など、過去の行動を記録していくアプリは多数ある。しかし、tabは“未来”のために記録していくアプリなのだ。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…