記事一覧:連載4635件
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カラダご医見番 ライフスタイル編
何年禁煙したら帳消しになる? 女性は11年、男性は……
2018年1月13日号喫煙が発がんリスクなのは、もはや全世界の常識。ところが、2016年の国民健康・栄養調査によると40代、50代の男性の喫煙率は約4割、女性は13%前後と、決して低くはない。次年度からたばこ税が上がりそうな気配もあり、今年こそは禁煙を、と思う人もいるだろう。
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孫家の教え
21世紀に定住する必要があるのか
2018年1月13日号課題解決における現場と本場を行き来することの重要性について前回、お話ししました。もっとも「現場と本場」というのは、何も新しい話ではなく、歴史上の人物の活躍を見ても明らかなことです。戦国時代の織田信長を例に挙げましょう。彼は、訓練したタカで野鳥を狩る「鷹狩り」を好んでいました。今でいうゲームの一種として戦国武将に人気だったのですが、信長の目的は他にもあったといわれています。
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夢の狭間で
若い選手に出場機会を与える アジア圏唯一の冬季リーグ
2018年1月13日号日本の野球は、1972年の世界選手権大会から本格的に世界の舞台に飛び出した。その中心となったのが社会人野球だと以前に書いた。その後、野球はオリンピック種目に採用される。そして、オリンピックが「参加することに意義がある」スポーツの祭典から、ベストアスリートによる世界一決定戦に変化していく中で、各競技でプロ選手の参加が容認され、野球もその流れに乗る。
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大人のための最先端理科
【数学】 偶然に支配される現象を 予測できる「確率論」の世界
2018年1月13日号ハイリスクな研究とは、リスクを解析できるということであり、不確実な研究とは異なる。成功の確率が小さいとしても、リスク要因とその成功確率、見返りを計算できれば、失敗時の損害を予測でき、成功時のインパクトと比較衡量して投資できる。企業の研究開発は主にこのようなものだろう。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
憲法改正の機会は2018年しかない 成し遂げねば日本の真の再生は難しい
2017年12月30日号二〇一八年は、大袈裟でなく日本の命運を決する年になる。戦後七二年間かけて日本人の「常識」となった種々の価値観が根底から覆される年になるだろう。私たちはそのような大変化に対処する覚悟ができているだろうか。
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シリコンバレーの流儀
マッケンナに学ぶ未来を知るすべ
2017年12月30日号シリコンバレーの成長を支え「シリコンバレーを作った25人」の一人といわれる、レジス・マッケンナとの出会いは1990年代中ごろだった。彼の誘いで、彼のコンサルティング会社に入ったことがきっかけで、私は日本企業への新事業創造に関わるコンサルティングを始めることとなった。何度も一緒に日本に出張し、その時間を独り占めできたのはとても幸運なことだったと思う。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
アスパラガスを食べると おしっこが芳しい香水に?
2017年12月30日号英国医師会誌は毎年、クリスマス号にユーモラスな研究を掲載する。2016年の文献を紹介しよう。お題は「アスパラガス問題」である。日本人にはピンとこないが、アスパラガスを食べた後は尿の臭いが強烈な悪臭に変わるらしい。ところが、その悪臭を感じる人と感じない人がいる。
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大人のための最先端理科
【地球】 地球の“CTスキャン”で分かる ダイナミックなマントル対流
2017年12月30日号小学校の入学祝いに、祖父からシリーズものの図鑑をもらった。さまざまな図鑑の中でも、私の一番のお気に入りは「地球」の図鑑だった。火山が火を噴き、大地を恐竜が闊歩する「白亜紀」や、巨大トンボが飛び回る「石炭紀」の異世界のような光景を今でも鮮明に覚えている。ただ、当時少年だった私には、地球の“輪切り”の絵が、どうしても解せなかった。地球の内部が地殻、マントル、核と色分けしてあったのだが、大部分を占めるマントルがオレンジ色でべったりと塗られていたからだ。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
フェースの芯でボールの芯を打ち抜こう
2017年12月30日号パットで一番大事なのは、「芯に当てる」ことです。当たり前のことですが、これが意外に難しく、正しくできている人はあまりいません。
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世界遺産を撮る
サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地(PROTECTIVE TOWN OF SAN MIGUEL AND THE SANCTUARY OF JESUS NAZARENO DE ATOTONILCO)
2017年12月30日号メキシコにはこんな例え話がある。「あなたが強盗に遭わなくても、あなたの知り合いは必ず遭っている」──。確かに、街中で流しのタクシーに乗ると、運転手が携帯メールで強盗に知らせて、道中で襲い掛かってくるような事件が後を絶たないという。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
税制改正は党内議論軽視で進み 最優先されたのは「官邸税調」
2017年12月23日号「自民党が革命と言ったらおしまいだ。保守の考えとは全く相いれない」自民党の税制調査会の幹部は憤まんやる方ない思いを語る。首相の安倍晋三の肝いりでまとめられた政府の看板政策、「人づくり革命」と「生産性革命」の具体化に向けた政策パッケージのことだ。
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ものつくるひと
「2代目N-BOX」 白土清成(本田技術研究所 四輪R&Dセンター主任研究員)
2017年12月23日号ホンダの軽ワゴン「N-BOX」(エヌボックス)が快走を続けている。9月の2代目モデル発売以来、国内新車販売で3カ月連続のトップを獲得。“日本一売れている車”として不動の地位を固めつつあり、躍進が止まる気配はない。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
神の問い掛けにこそ 答える価値がある
2017年12月23日号本連載第885回で「モンティ・ホール問題」について述べた。三つの箱のどれにダイヤモンドが入っているかを当てるゲームで、解答者は一つの箱を選ぶ。司会者はその後で、残りの箱のうち空の箱を一つ見せる。ここで解答者は選択を変えるべきか?私はこの問題を友人たちに出したが、M君は論理を基に、直ちに「変えるべきだ」と正解を出した。私は、このように鮮やかに解くことはできなかった。ただし、正解にたどり着くことはできた。それは、この問題が「ベイズ統計学」の応用問題であると気付いたからである。「ベイズの定理」と呼ばれる公式に当てはめていけば、正しい答えを得ることができる。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
解決されない北朝鮮の日本人拉致問題 憲法改正を急ぎ国際社会と攻勢続けよ
2017年12月23日号拉致被害者のご家族にとって拉致された子供や兄弟と会えないまま、自分たちの生命が尽きてしまうのは、本当に悲しいことだ。一二月一二日、増元るみ子さんの母、信子さんが九〇歳で亡くなった。娘の写真を部屋に飾り、お花やお茶を供えるのを日課とし、「一目会いたい」と呟くのが信子さんだったと、るみ子さんの弟の照明さんは語る。照明さんはいま、家族会の事務局長だ。
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連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
第六章 伸るか反るか[第106回]
2017年12月23日号夜になって再び、資源エネルギー庁の長官室に、関係者が顔を揃えた。疲労困憊している生駒と湯河とは対照的に、財務省の面々はどこかさばさばとした表情だった。「国の負担が三兆円までなら、鷲津氏の要望を呑むべきだというのが我々の結論です」席に着くなり財務省大臣官房参事官の延岡が切り出した。「三兆円では、収まりませんよ」湯河は即答した。
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夢の狭間で
ゴールを設定しないことで大きな成果を幾度も狙える
2017年12月23日号創部35年目の1992年、都市対抗初出場でベスト4に進出した王子製紙春日井は、97、99年も東京ドームに駒を進めた。だが、上位には進出できず、2000年の都市対抗後には王子製紙苫小牧とチームを統合し、名称は王子製紙となる。
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世界遺産を撮る
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷(TRINIDAD AND THE VALLEY DE LOS INGENIOS)
2017年12月23日号キューバ中央部の町トリニダードは、かつて砂糖取引で栄華を誇った時代をしのばせる風景が魅力的だ。そうしたレトロな町並みと、物価の安さに感銘を受けた旅だった。道端で売っているアイスキャンデーの価格は1960年代の中国の3分の1程度、日本円で言うなら数円だ。
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孫家の教え
課題解決したいなら「現場と本場」
2017年12月23日号僕は、社会の課題を解決する「イノベーター」の絶対数を増やしたいと思っています。本気で取り組んでいる人は、世界全体で見ても一握りしかいません。それが少し増えるだけでも、社会のイノベーションが加速すると思います。そのためにはまず、従来型の「教育」を変えなければなりません。誰かが何かを教える「ティーチング」一辺倒の手法から脱却する必要があります。
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ダイヤモンド・オンライン発
貴乃花親方への共感・反感でわかる サラリーマンの「組織人濃度」
2017年12月23日号元横綱の日馬富士が、前頭で同じモンゴル出身の貴ノ岩を酒席で殴打してけがをさせた事件は、連日の報道の多さに、率直に言ってそろそろ嫌気が差す頃合いなのだが、どうしても気になる点があって、筆者はまだ目を離せずにいる。
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Key Wordで世界を読む
deep state(ディープステート)
2017年12月23日号米国にもいわゆる「ディープステート(deep state)」が存在するのだろうか。日本語では「影の政府」「闇の政府」などと呼ばれ、選挙によって正当に選ばれた政府とは別の次元で動く「国家の中の国家(state within a state)」のことだ。