記事一覧:ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ56件
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
草食系デザイナーに必要な 「ワガママ」を貫く勇気
2014年6月28日号デザイナーの「ガンコさ」が最近気になります。良く言えばコダワリですが、一歩間違えるとただのワガママなので、その辺りのサジ加減がとかく難しい。「デザイナー=ワガママ」という間違った認識が世間に定着したのは、80~90年代に肉食系デザイナーが世界的に大量発生し、表層的かつ装飾的なデザインを振りかざしながら個性の押し売りをしたせいです。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
作品を標本して分かった “模型化”の面白さ
2014年6月21日号最近、少し風変わりな作品集を作りました。デザイナーの作品集というと、写真集、スケッチ集、図面集などがありますが、これは模型のみを使って過去に手掛けたインテリアデザインを紹介するという、言うなれば「模型集」です。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
機能も形も変化する!? 意識的に「脳」を鍛える
2014年6月14日号信じ難い話ですが、飛行機内でトイレの扉を開けたら先客が居た、ということが最近よくあります。この季節は旅慣れしていないお年寄りが多いせいか、はたまた飛行機内の扉が通常の扉とは使い勝手が違うせいでしょうか。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
読み進むより「読み戻る」 「超・遅読法」のススメ
2014年6月7日号自分は書籍を読むのが異様に遅いんです。子供の頃に好きだったせいか、未だに移動中はマンガを夢中で読みますが、2~3冊もあれば12時間くらいのフライトは十分に潰せます。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
アイデアを生み続ける 「入力と出力」の循環
2014年5月31日号「面白いアイデアがなかなか見つからない」という人がいますが、これは頭の「入力」と「出力」の循環が正しくできていないことが原因なんだと思うんです。人は吸気と排気を交互に繰り返すことで呼吸をし、食事と排泄を繰り返して栄養分を取り込んでいます。これと同じで、何もないところからアイデアが突然生まれることはありません。
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チャンスは「女子」!? 上手な運の掴み方
2014年5月24日号デザイナーは、仕事を依頼されないと何もできない、いわば受け身な職業です。能力を発揮できるプロジェクトもあれば、苦手分野も当然存在するので、かなり「運」に左右されます。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
母の日のギフトは 「決断の連鎖」の結果
2014年5月17日号「デザイナーに必要な能力」と聞くと真っ先に「独創性」や「発想力」などが挙げられがちですが、それと同等かそれ以上に「決断力」が必要だと常々感じています。いかに素晴らしいアイデアを頭の中で描いたとしても、決断力がないとそれをカタチにして世に送り出すことができません。
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「美人」より「ブサかわいい」 今年のミラノサローネ報告
2014年5月3日号年に1度のデザインの祭典「ミラノサローネ」が今年も無事終了しました。今年はとにかく来場者が多い。どこも人、人、人……。2002年に初めて訪れたサローネと同等かそれ以上のにぎわいです。03年のイラク戦争、08年のリーマンショックを経て、ようやく持ち直してきた、といったところでしょうか。
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一流デザイナーの条件は? 得意分野を「はみ出す」流儀
2014年4月26日号やたらと「ムチャ振り」をされることが最近増えてきました。「エルデコ」という雑誌で毎号6ページの連載をさせて頂いているのですが、ブッキングから取材、翻訳、執筆、イラストまでやっています。これに加えて自分で撮影もしてきてほしいと。
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コダワリなきデザイナーの 唯一こだわる知的生産の技術
2014年4月19日号ライフスタイル誌の企画のテッパンとも呼べるものの一つに、「デザイナーのコダワリの道具紹介」というものがあります。ペンや手帳などの文房具から、カバン、時計、眼鏡など身の回りのものまで、これといったコダワリがなく、せっかく取材依頼を頂いても、どうしたらよいものかといつも頭を抱えます。
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「容姿」と「なりたい自分」 差を認識するブランド戦略
2014年4月12日号どういうわけか、企業の総合デザインのお話を頂く機会が増えました。インテリアから商品開発、ロゴやパッケージ、カタログまで、ユーザーとのあらゆるタッチポイントを統一したイメージに整えるという、そんな仕事です。
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思いつきを焼き鳥のように 串刺しにするデザイン術
2014年4月5日号「ちょっとした思いつき」がデザインになることがあります。いや、むしろ「ちょっとした思いつき」がデザインになることのほうが多いかもしれません。
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“物忘れ”デザイナーの 忘れてスッキリする家具
2014年3月29日号昔から記憶力が悪く、学校のテストなどでずいぶん苦労しました。一つ年上の兄の記憶力が抜群によく、小さい頃から隣にいる兄に聞けばよかったからです。
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伝統工芸の職人とコラボ デザイナーに必要な「覚悟」
2014年3月22日号3月末放映予定の、とあるテレビ番組の撮影をしています。若い世代によって日本の伝統工芸が活性化されていく様子を追う、という内容で、自分は有田焼の源右衛門窯や鯖江の眼鏡職人とのやりとりと、来月オープン予定の西武百貨店内のショップが作られていく様子などが紹介されるようです
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
ふんわりとしたプーさん? アイデアにある「硬度」
2014年3月15日号ふんわりとしたプーさん? アイデアにある「硬度」
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デザインの「正解」は 不安と安心の狭間にあり
2014年3月8日号若いデザイナーや学生に「好きなようにデザインしてみれば?」と言うと、本当に好き勝手なデザインをされて困ることがあります。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
頑張らないことが重要!? どうなる東京オリンピック
2014年3月1日号ソチオリンピックが落ち着き、改めて「東京オリンピックどうするのよ」的な空気がデザイン業界に充満しています。都知事は代わっちゃったし、国立競技場の建て替え問題は相変わらずゴタゴタしているし、なんとも幸先が悪い。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
既成概念を打ち破る わざと裏切るデザイナー術
2014年2月22日号数年前にひょんなことがきっかけでご挨拶して以来、そごう・西武の松本隆さんとは色々なプロジェクトでご一緒させて頂いています。昨年は春と秋の西武渋谷店での個展や、様々な伝統工芸師たちともコラボさせて頂き、今年4月には池袋本店と渋谷店で、nendoが全ての商品を手掛けた店舗をオープン予定。実は同じ高校の出身で、後輩だから仕方なく世話をしてくれている、ということらしい。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
家具にこだわる欧州について パッとしない居酒屋で考える
2014年2月15日号ミラノに来ています。パッとしない居酒屋みたいな店で美味くも不味くもないパスタを食べています。デザインの祭典「ミラノサローネ」まで3カ月を切り、各メーカーやメディア関係者の尻に火が付き始めています。毎年毎年、新しい家具を何千、何万点と発表して騒ぐのも不思議な状況ですが、これだけ家具デザインが欧州で栄えたのは、客人を自宅でもてなす文化に起因します。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
世界のどこでも食べられる 「ザーサイ茶漬け」の威力
2014年2月8日号テレビ番組の収録でヨーロッパに来ています。「時計を巡る旅」といった内容で、なぜか自分がナビゲーター的な役回りでパリのアンティークショップを巡ったり、ジュネーブの国際時計見本市を訪れてブランド責任者やジャーナリストなどと対談する、といった趣旨です。