記事一覧:NEWS2438

  • 【小売り】消費増税の影響から独り抜け百貨店好調の意外な理由

    Inside
    【小売り】 消費増税の影響から独り抜け 百貨店好調の意外な理由

    2014年10月4日号  

    消費増税後、スーパーなどの売り上げが落ち込むといった個人消費の停滞が顕著になる中で、百貨店だけが一人気を吐いている。だが、そこには意外な理由がありそうだ。日本百貨店協会の発表によると、8月の全国の百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比で0.3%減少となり、消費増税後の4月から5カ月連続のマイナスとなった。

  • 【不動産】大衆薬の次は不動産取引で白熱するネット解禁論争

    Inside
    【不動産】 大衆薬の次は不動産取引で 白熱するネット解禁論争

    2014年10月4日号  

    「ネット取引に対する業界の反発は、まるで医薬品の議論のときと同じだ」(関聡司・新経済連盟事務局長) 今年6月の改正薬事法の施行により、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売が解禁されて約3カ月。ネット取引をめぐる争いは大衆薬から不動産へと舞台を移し、ネット解禁派と反対派による対立が白熱しつつある。

  • 【小売り】流通業の一時代を築いた風雲児「ダイエー」の終焉

    Inside
    【小売り】 流通業の一時代を築いた 風雲児「ダイエー」の終焉

    2014年10月4日号  

    「イオングループの屋号を整理する段階に来ている」──。イオンは24日、業績不振が続く傘下のダイエーを完全子会社にすると発表、イオンの岡田元也社長は2018年度をめどに「ダイエー」の屋号をなくすことを明らかにした。これにより、「流通革命」を掲げてメーカーから小売業に価格決定権を移したダイエーの名前は、57年の歴史に幕を閉じることになる。

  • 【鹿島】就任10年目で交代説出るも後継者候補乏しく混迷が続く

    人事天命
    【鹿島】 就任10年目で交代説出るも 後継者候補乏しく混迷が続く

    2014年9月27日号  

    さすがにもう代わるだろうか──。ゼネコン業界関係者の間でこう語られるのが、鹿島の中村満義社長(71歳)だ。中村社長は非創業一族で、就任10年目。3代前の鹿島昭一相談役(84歳)以来、非創業一族出身者が社長に就いており「次こそ一族への大政奉還か」との臆測は従来あるが、そう簡単ではない。

  • 【外食】“ちょい飲み”を大展開!起死回生目指す吉野家の挑戦

    Inside
    【外食】 “ちょい飲み”を大展開! 起死回生目指す吉野家の挑戦

    2014年9月27日号  

    赤ちょうちんのあるドアをくぐり抜けて階段で2階に上ると、まだ夕方の6時だというのに店内はほぼ満席だ。1人客が多く、テレビのスポーツ番組を観戦しながら、ビールのほか、豆腐や牛皿など1~2品をつまんでいる。ここは、吉野家が始めた「吉呑み」。メニューは生ビール310円、まぐろ刺身300円、メンチカツ350円など。もちろん、吉野家の牛皿も250円で提供されている。客単価は「1000~1500円ほど」(吉野家)だ。

  • 【建設】熊谷組が優先株の消却を完了復配期待高まるも不安な前途

    Inside
    【建設】 熊谷組が優先株の消却を完了 復配期待高まるも不安な前途

    2014年9月27日号  

    再び成長への道筋を描けるか──。中堅ゼネコンの熊谷組は10日、三井住友銀行(SMBC)を引受先として発行していた1470万株、約74億円分の優先株を普通株と交換し、消却したと発表した。これにより、債務超過に陥って2003年にSMBCらに割り当てた合計300億円分の優先株の消却が完了した。

  • 【電機】スマホ事業減損で初の無配消せないソニー首脳の責任論

    Inside
    【電機】 スマホ事業減損で初の無配 消せないソニー首脳の責任論

    2014年9月27日号  

    「正直、話を聞いたときは目の前が暗転しそうになったよ」 幹部がそうこぼすほど、社内における衝撃は大きかった。ソニーは、2015年3月期の最終損益の見通しを、従来予想(500億円の赤字)の5倍近い、2300億円の赤字に下方修正。さらに、1958年の上場以来続けてきた配当を、初めて無配にすると発表した。

  • マンション立体駐車場の安全対策は当面、進まない

    Close Up
    マンション立体駐車場の 安全対策は当面、進まない

    2014年9月27日号  

    マンションの機械式立体駐車場は便利だが、事故と隣り合わせの危険をはらむ。国も対策に乗り出したが法規制は難しい。住民の費用負担も課題となって、当面は進みそうにない。

  • 既存店売上高25%減の衝撃マクドナルド不振の連鎖

    Close Up
    既存店売上高25%減の衝撃 マクドナルド不振の連鎖

    2014年9月27日号  

    中国産鶏肉問題に端を発した日本マクドナルドの業績悪化に歯止めがかからない。本部と現場、顧客との乖離という本質的な問題を一刻も早く解決する必要に迫られている。

  • ダイソン参戦で激化するロボット掃除機の“日本争奪戦”

    Close Up
    ダイソン参戦で激化するロボット掃除機の“日本争奪戦”

    2014年9月20日号  

    世界の白物家電市場に、これまで強烈なインパクトを与え続けてきた英ダイソンと米アイロボット。その両雄がついにロボット掃除機という成長市場で真っ向勝負をすることに──。

  • ジェームズ・ダイソン(創業者、チーフ・エンジニア)インタビュー

    Close Up
    ジェームズ・ダイソン(創業者、チーフ・エンジニア)インタビュー

    2014年9月20日号  

    技術開発に長い時間がかかったのは、大きく二つの問題のためでした。一つ目は、モーターの製造です。強い吸引力を実現するためには、非常に速いスピードで回転するデジタルモーターが、どうしても必要でした。既存のロボット掃除機は吸引力がとても弱くて、まるで満足に掃除ができないのでなおさらでした。

  • 【電力】原発再稼働と廃炉は表裏一体関電廃炉検討に潜む国の思惑

    Inside
    【電力】 原発再稼働と廃炉は表裏一体 関電廃炉検討に潜む国の思惑

    2014年9月20日号  

    関西電力が福井県にある美浜原子力発電所1、2号機の廃炉を検討していることが明らかになった。どちらも運転開始から40年超と設備が古く、原子力規制委員会が定めた原発の運転制限に引っ掛かってくるためだ。40年を超えた原発でも一定条件を満たせば延長が可能だが、関電は廃炉の方向で検討に入ったという

  • 【金融庁】“替えの利かない”国際交渉担当新設の次官級ポストに就任

    人事天命
    【金融庁】 “替えの利かない”国際交渉担当 新設の次官級ポストに就任

    2014年9月20日号  

    8月29日、金融庁に長官と並ぶ次官級ポスト、金融国際審議官が新設された。その初代となったのが、河野正道氏(58歳)だ。2008年のリーマンショック以降、金融危機を繰り返さないために国際的な金融規制の枠組みづくりが進められてきた。その中で河野氏は、09年に「国際担当」になって以降、一貫して交渉の現場に立ってきた。

  • 【住宅設備】“5分で見積もりが出せる”LIXIL子会社の大構想

    Inside
    【住宅設備】 “5分で見積もりが出せる” LIXIL子会社の大構想

    2014年9月20日号  

    LIXILグループのK-engineは、9月9日より、手作業による見積もりなどが主流だった木造の住宅建築の世界にIT(情報通信)の方法論を持ち込み、中小・中堅規模の建築会社が抱える問題の解決や効率性の改善に乗り出した。「K-engineサービス」は、自前で巨額のIT投資をする余裕がない中小・中堅規模の建築会社を対象としたプラットフォームで、インターネットが使えれば、四つのメリットを享受できる。

  • 【製薬】69年ぶりのデング熱国内感染求められる熱帯病への備え

    Inside
    【製薬】 69年ぶりのデング熱国内感染 求められる熱帯病への備え

    2014年9月20日号  

    「問題は、来夏以降だ」──。東京都以外でも、国内感染の拡大が明らかになったデング熱。9日、海外への渡航歴はもちろん、都内にも出掛けていない千葉市の男性が感染し、国内感染者は計103人(11日現在)と3桁に達した。適切な治療を受ければ死に至ることはほとんどないため、過度に恐れる必要はない。だが、日本赤十字社が献血の制限を打ち出し、都内のドラッグストアでは、殺虫剤や虫よけスプレーなど、ウイルスを媒介する蚊への対策商品の売り上げが急増。首都圏がパニックにも似た様相となる中、対策に追われる都の幹部は「蚊がいなくなる10月中には終息に向かうはず」とした上で冒頭の言葉をつなげた。

  • 【電機】白物で欧州攻略を目指すパナ立ちはだかるサムスンの牙城

    Inside
    【電機】 白物で欧州攻略を目指すパナ 立ちはだかるサムスンの牙城

    2014年9月20日号  

    「感想を聞きたいんやけど、“あれ”は本当に見やすいんかね」 ドイツで開催された、欧州最大の国際家電見本市「IFA2014」。大規模な展示会場を構える、韓国・サムスン電子の製品を見て回ったパナソニック幹部が、ポツリとこぼした。“あれ”と言ったのは「曲面4Kテレビ」。高精細の画面を、緩やかにカーブさせて視認性を高めており、IFAをはじめとした家電見本市で、各社がこぞって投入している製品だ。

  • 1000億円超えが相次ぎ過熱する不動産大争奪戦

    Close Up
    1000億円超えが相次ぎ 過熱する不動産大争奪戦

    2014年9月13日号  

    目黒雅叙園が約1300億円で売買され、東京駅前にある高層ビルも1700億円規模での取引が最終調整に入った。高額取引が相次ぎ、不動産争奪戦が過熱している。

  • 【銀行】何をしても周囲は再編想起地銀9行連合漏れの横浜銀

    Inside
    【銀行】 何をしても周囲は再編想起 地銀9行連合漏れの横浜銀

    2014年9月13日号  

    銀行界で立て続けに、業務提携と共同出資が発表になった。その両方に、ある地方銀行の名前が並んだことに、地銀業界がざわついている。話題の中心は預金量11兆円を誇る地銀トップバンク、横浜銀行だ。

  • 【飲料】お中元商戦で独り負け王者アサヒの“一抹の不安”

    Inside
    【飲料】 お中元商戦で独り負け 王者アサヒの“一抹の不安”

    2014年9月13日号  

    アサヒビールに異変が起きている。今年上半期(1~6月)のビール類の課税出荷数量は、前年同期比101%と堅調だったが、陰りが見え始めた。

  • 【自動車】高級EVセダンを国内投入“常識破り”テスラの本気

    Inside
    【自動車】 高級EVセダンを国内投入 “常識破り”テスラの本気

    2014年9月13日号  

    米シリコンバレー発の電気自動車(EV)ベンチャー、テスラモーターズが日本市場に本格参入を果たす。9月8日、スポーツセダン「モデルS」が、日本で初の納車を迎えるのだ。今回、日本の公道でデビューするモデルSは、米国ではすでに2012年6月に販売が開始されたもの。13年の販売台数は2万2477台で、14年は3万5000台を見込む。価格帯は823万~1081万円という高級スポーツセダンだ。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…