記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【精密】 富士フイルムの不適切会計 原因は“強過ぎる子会社”
2017年5月13日号東芝に続き富士フイルムホールディングス(HD)も決算延期だ。背景には二重のガバナンス問題が透ける。ニュージーランドの関連会社の過去決算を第三者委員会で調査するため、通期決算発表を延期。「海外子会社の不適切会計」「決算延期」という東芝と同じキーワードで失望売りが殺到し、株価は一時5カ月ぶりの安値に落ち込んだ。
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人事天命
【三菱自動車】 三菱商事の縄張りにエースを配置 日産ゴーン流の容赦ない攻勢
2017年5月13日号三菱自動車の燃費不正問題の発覚から1年。昨年10月に三菱自を傘下に収めた日産自動車が人事で攻勢をかけている。
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Inside
【石油】 コストコがガソリン調達難に “価格破壊者”が陥ったピンチ
2017年5月13日号コストコホールセールのガソリン販売がピンチだ。販売するガソリンや軽油、灯油等の石油製品の仕入れが難しくなっているというのだ。ある業界関係者は「4月以降、コストコが玉(石油製品)を融通してくれないかと、方々に問い合わせをしている」と打ち明ける。
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Close Up
東芝メモリ争奪戦の本命は ガラス細工の「日米連合」
2017年5月13日号東芝が進める半導体フラッシュメモリー事業の入札に、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と官民ファンドの産業革新機構が共同で応札する意向を固めた。東芝メモリ争奪戦で突如、本命視された「日米連合」だが、実際の枠組みはガラス細工のように不安定。なお波乱含みの展開が続いている。
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Inside
【銀行】 銀行の面従腹背は許さない 金融庁が人事評価体系を監視
2017年4月29日号銀行員の評価はどう決まるのか。昇進や給料を気にする従業員でもないのに、銀行の人事評価の仕組みを熱心に調べ始めた人物がいる。銀行の監督官庁である金融庁の職員たちだ。3月上旬、金融庁は全国に105行ある地方銀行の約半数から、人事評価体系の資料やデータを取り寄せた。そして、その分析結果に基づいて、4月から各銀行と議論を開始したのだ。
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Inside
【化学】 旭化成で役員ら85人大異動 変革2年目にして体制転換
2017年4月29日号総合化学大手の旭化成で、小堀秀毅社長のワントップ体制がより鮮明になっている。2016年度は旭化成にとって、まさに変革の一年だった。グループの総合力を生かすため、素材領域に属す子会社群を持ち株会社に吸収合併。
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人事天命
【TOTO】 “創業100周年”の特別行事は行わず 社長就任4年目に突入で新たな動き
2017年4月29日号5月15日、国内の衛生陶器市場で首位のTOTOは、創業100周年を迎える。TOTOでは、これまで表舞台に出ることを好まなかった喜多村円社長(59歳。写真)が、就任4年目に突入した。
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日本郵便を“実験台”にする! ホンダ、電動二輪提携の思惑
2017年4月29日号ホンダは日本郵便と電動二輪車分野で提携する。まずは、日本郵便が保有する約9万台の配達用バイクにホンダの電動二輪車を導入していくほか、充電インフラの普及などで協業する。だが実は、提携の真の狙いは別のところにある。ホンダが描く電動二輪車「普及計画」の野望に迫った。
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清水喜彦(SMBC日興証券社長)特別インタビュー
2017年4月29日号預かり資産残高で国内3位のSMBC日興証券が、攻めの姿勢に打って出ている。昨年4月に新社長となった清水喜彦氏は、三大証券唯一の銀行グループの強みを生かし、2位の大和証券グループの背中に急接近中だ。
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Close Up
玉塚元一(ローソン会長)緊急インタビュー
2017年4月29日号ローソンの玉塚元一会長が4月12日の決算会見で退任を表明した。三菱商事の支配が強まる中で、何が起きたのか。“プリンス”を直撃し、真意を聞いた。 本誌・大矢博之
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ゴルフ界1400人の金銭騒動 大手信販にも及ぶ疑惑の目
2017年4月29日号“実質無料”の口車に乗り、高額のクレジット契約を結ぶ──。だまされる方も悪いと言いたくなるが、巧みな手口である上、その契約がほぼ“無審査”だったとしたら……。
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Inside
【就活】 “ブラック企業度”は非公開 名ばかりの「若者雇用促進法」
2017年4月22日号2018年卒業予定の大学生の就職活動は今が真っ盛り。国が「働き方改革」推進で労働環境の転換を図る中、学生はミスマッチをしたくないと例年以上に「働く条件」にもシビアなチェックを入れている。
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人事天命
【三菱ケミカル】 化学最大手に新中核事業会社が誕生 次期社長候補に挙がる3人衆の評判
2017年4月22日号4月1日、国内化学ナンバーワンの三菱ケミカルホールディングス(HD)傘下の三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が統合し、三菱ケミカルが誕生した。売上高3兆円規模の新会社を率いるのは、三菱ケミカルHDの越智仁社長(64歳。写真)だ。「しばらくは越智さんがやるんじゃないか」と競合の大手化学役員は予想する。
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小林一俊(コーセー代表取締役社長)インタビュー
2017年4月22日号6年前まで“冬の時代”にあった化粧品大手コーセーが快進撃を続けている。創業70周年の2016年度(17年3月期)決算では、売上高、営業利益、純利益で4期連続の過去最高額を見込む。V字回復に導いた小林一俊社長に要因を聞いた。
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裸の王様とイエスマンの支配で シャープ、再び拡大路線の迷走へ
2017年4月22日号再生に向け構造改革を進めていたはずのシャープが揺らいでいる。過去に液晶事業で巨額の損失を抱えた教訓を無視し、再び無謀ともいえる拡大路線に走り始めた。
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安永竜夫(三井物産社長)特別インタビュー
2017年4月15日号昨年、資源の巨額減損で創業以来初の最終赤字に沈んだ三井物産。2年前に史上最年少の54歳で社長に就任し、4万人超の連結社員を率いる安永竜夫社長は「人の三井」を強化するための意識改革を断行し、反転攻勢を期す。 本誌・重石岳史
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Close Up
スキルのない正社員はピンチ! 労働者にも厳しい「働き方改革」
2017年4月15日号安倍政権が「一丁目一番地」の政策課題に位置付ける、働き方改革の実行計画がまとまった。労働基準法70年の歴史の中でも、旧来の日本的雇用システムの全否定とも取れる大改革であることは事実だ。その一方で、企業や労働者に対して生産性という名の高いハードルを課すシビアな改革でもある。
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人事天命
【ダイハツ工業】 トヨタ出身社長に逆戻りでも期待のかかる新興国戦略
2017年4月15日号この6月、ダイハツ工業の新社長にトヨタ自動車の奥平総一郎専務(60歳。写真)が就任する。現社長の三井正則氏は、実に21年ぶりに誕生した生え抜きの社長。「昨年8月にトヨタの完全子会社となった時点で、交代は既定路線だった」(業界関係者)というが、再びトヨタ出身の社長に戻ることに、諦念をにじませる社員も多い。
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Inside
【行政】 新国立サブトラックで迷走 霞ヶ丘団地の跡地が有力か
2017年4月15日号2020年の東京五輪が目前に迫る中、新国立競技場のサブトラック問題はいまだ着地点が見えない。新国立競技場は、サッカー、ラグビー、陸上競技の三つの競技ができる。現設計では前二つの国際大会は開催可能だが、陸上はできない。開催基準を満たすために必要な常設サブトラがないからだ。
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Inside
【小売り】 セブンが日用雑貨を値下げ 激化する「3強」の生存競争
2017年4月15日号業界王者がスケールメリットを生かして競合に宣戦布告──。コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンは、4月19日から日用雑貨を値下げする。洗剤やシャンプー、オーラルケア用品など61品目が対象で、値下げ幅は平均で約5%だ。