記事一覧:NEWS2438

  • 自民党農林族の抵抗で骨抜き卸売市場の抜本改革先送り

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    自民党農林族の抵抗で骨抜き 卸売市場の抜本改革先送り

    2017年12月23日号  

    安倍政権が進める農政改革が、初めて自民党農林族の抵抗で骨抜きになった。政府は8日、青果物や水産物の流通を担う中央卸売市場の改革を決めた。中間流通業者の競争を阻害し、市場衰退の元凶になってきた卸売市場法を廃止する方針だったが、抜本的な改革は先送りした。

  • 【みずほフィナンシャルグループ】業績不振で交代観測がトーンダウン「みずほの顔」にふさわしい花道飾れるか

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    【みずほフィナンシャルグループ】 業績不振で交代観測がトーンダウン 「みずほの顔」にふさわしい花道飾れるか

    2017年12月23日号  

    任期7年目に突入し、3メガバンクグループで最も長くトップを務めるみずほフィナンシャルグループ(FG)の佐藤康博社長(65歳。写真)。かねて交代時期をめぐる臆測が飛び交っていたが、ここにきて来年のトップ交代観測がトーンダウンしている。

  • 「変なホテル」を海外展開へエイチ・アイ・エス創業者の野望

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    「変なホテル」を海外展開へ エイチ・アイ・エス創業者の野望

    2017年12月16日号  

    長崎県佐世保市にあるハウステンボス。2010年4月からエイチ・アイ・エスの創業者で会長兼社長の澤田秀雄氏が再建を進め、いまやエイチ・アイ・エス本体を支える屋台骨にまで成長した。

  • 【伊藤忠商事】任期延長で8年目の岡藤社長懸案に道筋つけば来春退任も

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    【伊藤忠商事】 任期延長で8年目の岡藤社長 懸案に道筋つけば来春退任も

    2017年12月16日号  

    「任期を延長して後悔するかと思ったが、結果的にはよかった」。社長任期の慣例である6年を超え、今年で8年目となる伊藤忠商事の岡藤正広社長(68歳。写真)は、今秋の決算会見で自身の業績向上への貢献を強調した。

  • 三大関門に「100万円の壁」正念場のみずほJコイン構想

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    三大関門に「100万円の壁」 正念場のみずほJコイン構想

    2017年12月16日号  

    「中途半端なものになるなら事業化はノーだ」──。すでに経営陣の頭の中に“撤退”の2文字がチラつくほどの正念場を迎えているのが、みずほフィナンシャルグループ(FG)が掲げる「Jコイン構想」だ。

  • “早慶”並みの難易度を記録新看板学部で立教大が猛進

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    “早慶”並みの難易度を記録 新看板学部で立教大が猛進

    2017年12月16日号  

    最難関の大学群「早慶上理」(下図参照)の一角、上智大との難易度の差を縮めつつある──。学習塾・予備校関係者の間で話題となっているのがその下にいる立教大の猛進だ。きっかけは11月に河合塾が発表した「最新入試難易予想ランキング」。立教大経営学部が早慶の看板学部並みの「67.5」(3科目)の偏差値をたたき出し、関係者の間に衝撃が走った。

  • OPEC減産合意とサウジ内紛で再来日本を襲う原油高の波紋

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    OPEC減産合意とサウジ内紛で再来 日本を襲う原油高の波紋

    2017年12月16日号  

    11月30日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国は、2018年末までの減産に合意。中東の盟主であるサウジアラビア国内の内紛もあり、原油価格の上昇圧力が高まっている。原油のほぼ全量を輸入に頼っている日本も、少なからず影響を受けることになりそうだ。

  • 大飯、玄海が再稼働延期へ原発にも神鋼ショックの余波

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    大飯、玄海が再稼働延期へ 原発にも神鋼ショックの余波

    2017年12月16日号  

    ついに、電力業界にも“神鋼ショック”の波が押し寄せた──。関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県)と九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)の再稼働が、延期されることになった。かねて、10月8日に発覚した神戸製鋼所による検査データの改ざんを受け、原発を保有する電力各社は危機感を募らせていた。

  • 金融緩和の副作用に突如言及日銀と銀行で続く神経戦

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    金融緩和の副作用に突如言及 日銀と銀行で続く神経戦

    2017年12月16日号  

    11月下旬、日本銀行の職員から自民党の政調幹部らに、ある「資料」が届けられた。A4判5枚つづりの紙に、為替相場の推移や日米欧の株式市場の動向、企業の資金繰りの実態などのグラフが並ぶ中で、ひときわ目を引いたのが、日本国債の利回り曲線(イールドカーブ)について示した図だ。

  • LNG船特需が一転、赤字の元凶に川重・造船事業のとんだ災難

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    LNG船特需が一転、赤字の元凶に 川重・造船事業のとんだ災難

    2017年12月16日号  

    「壮観な風景でしたよ。7~8隻ありましたかね」。10月に香川県に出張したあるビジネスマンが言う。川崎重工業が船を建造している坂出工場の岸壁には、大量のLNG(液化天然ガス)船が並んでいた。

  • 薬価制度改革の厚労省案が迫る長期収載品3兄弟の覚悟

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    薬価制度改革の厚労省案が迫る 長期収載品3兄弟の覚悟

    2017年12月16日号  

    「そういう会社には市場から退場していただきましょう、ということですよね」(アナリスト)穏やかならぬ発言が指すのは、特許が切れて後発品(ジェネリック)が出た後の先発医療用医薬品、いわゆる「長期収載品」の売り上げに依存する製薬会社である。

  • 素材メーカーは我慢の限界データ不正連鎖を生む真犯人

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    素材メーカーは我慢の限界 データ不正連鎖を生む真犯人

    2017年12月9日号  

    神戸製鋼所、三菱マテリアルに続き、経団連会長の出身企業である東レまでもが品質データの改ざんに手を染めていた。これらの不正は半ば常態化しており斟酌できる類いのものではない。だがその一方で、素材メーカーの不正を誘引する構造的問題が浮上している。不正連鎖の元凶はどこにあるのか。

  • ビールも米も牛肉も仕入れ値高騰外食値上げドミノの深層

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    ビールも米も牛肉も仕入れ値高騰 外食値上げドミノの深層

    2017年12月9日号  

    ビール大手4社が業務用ビール類の値上げに踏み切った。米や牛肉などの食材費も、さらには人件費も上昇し、外食業界にメニュー価格値上げの大波が押し寄せている。コスト高にどう立ち向かうか。外食バトルは新局面を迎えた。

  • 【東京ガス】後継の大本命は内田副社長最優先ミッションは“鉄壁の守り”

    人事天命
    【東京ガス】 後継の大本命は内田副社長 最優先ミッションは“鉄壁の守り”

    2017年12月9日号  

    ガス業界最大手の東京ガスで、社長交代の観測がにわかに高まっている。2代前の鳥原光憲社長時代から社長の任期は4年とすることが慣例となっており、2018年4月で広瀬道明社長(67歳。写真)の在任期間がちょうど4年となるからだ。

  • 国民負担を強いる太陽光発電入札制度導入の「ジレンマ」

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    国民負担を強いる太陽光発電 入札制度導入の「ジレンマ」

    2017年12月9日号  

    11月21日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)設置の入札における第1回落札結果が公表された。今年4月の固定価格買い取り制度(FIT)改正に伴う日本初の試みで、入札対象は発電出力2メガワット以上の大型案件だ。従来、国が決めてきた買い取り価格に入札制度を導入するのはなぜか。

  • 買収の交渉相手はあのバフェット氏日本ペイントの無謀な挑戦

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    買収の交渉相手はあのバフェット氏 日本ペイントの無謀な挑戦

    2017年12月9日号  

    11月21日、世界4位の総合塗料メーカーの日本ペイントホールディングス(大阪府)が、同6位で自動車用塗料に強い米アクサルタの買収に乗り出していたことが英ロイターの報道で明らかになった。

  • 「ニンテンドースイッチ」ヒット玩具業界には皮肉な向かい風

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    「ニンテンドースイッチ」ヒット 玩具業界には皮肉な向かい風

    2017年12月9日号  

    街中には、イルミネーションが点灯され、クリスマス商戦が本格化する。玩具業界では、クリスマスと年末年始で年間売上高の4割を稼ぎ出すといわれている。今年の商戦はどうなるのか。その試金石として注目されているのが、「ニンテンドー3DS」向けの新作ゲームソフト、「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」。

  • 6000億円増資で背負った難題東芝が新生プラン抜本見直し

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    6000億円増資で背負った難題 東芝が新生プラン抜本見直し

    2017年12月9日号  

    東芝が2018年中に自社の再生プランを改定することが分かった。稼ぎ頭だった半導体メモリー事業売却後に残る「新生東芝」の存続に向けて、具体策を打ち出せるかが焦点となる。

  • トヨタ中枢を社長側近で固める“お友達内閣”発足の裏事情

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    トヨタ中枢を社長側近で固める “お友達内閣”発足の裏事情

    2017年12月9日号  

    「豊田章男社長の強さと弱さが垣間見える人事だ」。トヨタ自動車が11月28日に発表した役員人事について、関係者はそんな見方を示す。役員人事は来年1月1日付で、従来より3カ月前倒しし、副社長を4人から6人に増やして現場を直接指揮する体制に改めるなど、あらゆる点で異例ずくめといえる。中でもトヨタ内外を驚かせたのが外部人材の大胆な登用だ。

  • 不正の病巣は経営陣の現場軽視日産が背負う「重い代償」

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    不正の病巣は経営陣の現場軽視 日産が背負う「重い代償」

    2017年12月2日号  

    無資格の従業員が自動車の完成検査を行っていた問題をめぐり、日産自動車は11月17日、弁護士ら第三者を交えた調査チームによる報告書を国土交通省に提出した。この調査報告書から浮かぶのは、現場の実態を見過ごし続けた経営陣の姿だ。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…