記事一覧:NEWS2438件
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国際会計基準審議会が検討開始へ のれん償却の影響大きい企業30社
2018年9月29日号IFRS(国際会計基準)を策定するIASB(国際会計基準審議会)が、買収額と買収先の企業の評価額の差であるのれんの定期的な償却の検討を開始する。大型のM&A(合併・買収)を実施してきたIFRS採用企業にとり、償却をせずに済むことが採用の理由の一つだっただけに、その影響は大きい。
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Inside
引当金増加と創業家融資が懸念 不正発覚したスルガ銀の行方
2018年9月22日号地方銀行随一の収益性を誇ったスルガ銀行は、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」に絡む不正融資問題でメッキが剥げた。9月7日に発表された第三者委員会の調査報告書では、不動産投資向け融資での「無法地帯」(大手地銀関係者)ぶりが、白日の下にさらされている。
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人事天命
【産業革新投資機構】 官民ファンドが衣替えして間もなく船出 運用のカギ握るヘッジファンド経験者
2018年9月22日号9月下旬、経済産業省が管掌する官民ファンドの産業革新機構を改組し、産業革新投資機構(JIC)が誕生する。今年5月に改正産業競争力強化法が成立し、設置期限を2034年まで延長するのに伴い、経営トップを含めて体制を一新する。
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Inside
19年度税制改正で試される 最強官庁財務省の失地回復
2018年9月15日号中央省庁による2019年度当初予算の概算要求が8月末にまとまり、予算編成と税制改正に向けた議論が今後本格化する。大きな焦点は、来年10月の消費税率の引き上げに伴う景気対策と、食料品などに適用する軽減税率の財源確保だ。
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Inside
西日本豪雨で需要増でも低利益 建機レンタル業界で広がる格差
2018年9月15日号建設機械レンタル市場が活況を呈している。2017年度の市場規模は10年度比で約2倍に成長した。もともと、東日本大震災の復興需要や東京五輪に向けた首都圏の建築ラッシュで需要が拡大していた上に、今夏の西日本豪雨の発生で土木工事が激増しているためだ。
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Inside
経験則が通じない増税で神経戦 たばこ横並び値上げ終焉か
2018年9月15日号10月から始まるたばこ増税に合わせ、たばこメーカー各社の値上げ発表が出そろった。その裏で、メーカー側はかつてないほどの神経戦となった。加熱式たばこがこれまでと異なる税方式となったからだ。
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ホワイトハッカーが足りない日本 サイバー人材“官民争奪戦”の愚
2018年9月15日号犯罪者によるハッキングから企業を守る正義のハッカーの争奪戦が激化している。政府が企業からの中途採用を増やしているからだ。民間からは、「各省縦割りでの採用は適材適所を妨げ、セキュリティーの向上に逆行する」との声が上がっている。
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人事天命
【読売新聞グループ本社】 主筆の入院で意識されるポストナベツネ 浮上する政治部系エースの社長就任
2018年9月15日号読売新聞グループ本社の代表取締役主筆として長年、経営と論説を一体運営してきた渡邉恒雄氏(92歳。写真)が、8月半ばに頸椎の一部骨折で病院に搬送された。幸い命に別条はなかったが、高齢であることもあり、グループ内では権力移譲の「Xデー」があらためて意識されている。
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あなたのマンションは大丈夫? 構造スリットに隠れた重大欠陥
2018年9月15日号大手デベロッパーとゼネコンが建てた、東京都のあるRC造の分譲マンション(280戸)で構造スリットの欠陥が発覚した。この問題は1棟だけの話ではない。全国各地に同様の地雷が眠る。物件の規模や欠陥の状況にもよるが、補修費は数千万円にも上るという。
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制服めぐる百貨店・商社の談合発覚 成長市場求め新旧勢力が激突
2018年9月8日号制服をめぐる不正行為がここ1年で続々と明らかになっている。公正取引委員会は独占禁止法違反の疑いで今年1月、JR東日本とJR西日本への制服納入をめぐり受注調整をしたとして、三越伊勢丹や大丸松坂屋百貨店など9社に対して計約4500万円の課徴金の納付を命じた。6月にはANAの客室乗務員らの制服納入で高島屋、そごう・西武、名鉄百貨店に計約3200万円、8月にはドコモショップ店員の制服納入で伊藤忠商事、高島屋、ツカモトユーエスに計約1000万円の課徴金の納付を命じている。一体何が起きているのか。
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菅氏の「料金4割下げ」発言追い風に 携帯3社に圧力強める総務省
2018年9月8日号菅義偉官房長官が8月21日の札幌市内の講演会で、携帯電話料金について「4割程度下げる余地がある」と発言したのは総務省にとっても突然だったが、携帯料金の高止まりがクローズアップされたことが、同省への追い風になったのは間違いない。
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告発理事らの解任に反対した3人不再任 ポーラ美術財団で報復人事?
2018年9月8日号ポーラ美術館(神奈川・箱根)を運営する公益財団法人ポーラ美術振興財団で6月、一見不可解な人事があったことが本誌編集部の取材で分かった。旧文部省(現文部科学省)の元幹部など複数の評議員が再任されなかったのだ。
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NYで9店出店「快進撃」の裏側 いきなり!ステーキ、米国の苦闘
2018年9月8日号米国でも手軽にステーキが食べられる文化をつくりたいと豪語し、ニューヨークで急速に出店を進めるステーキ専門チェーン「いきなり!ステーキ」。日本に続き米国でも「快進撃」と評されるが、実際は「悪戦苦闘」のさなかにある。
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人事天命
【ソニー】 工場に続き幹部もルネサスから引き抜き "カメラの次"の車載事業の切り札となるか
2018年9月8日号4月に就任したソニーの吉田憲一郎社長(58歳。写真)の“懐刀”となる人材かもしれない。この9月1日からルネサスエレクトロニクスで常務まで務めた大村隆司氏がソニー入りする。当面は執行役員半導体担当常務補佐を務める。
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不発だった百貨店2回のセール アパレル業界とずれる思惑
2018年9月8日号「1回目のセールは豪雨、2回目は台風で効果が吹き飛んでしまった」──。ある百貨店業界関係者はこう振り返る。今夏はアパレル業界からの要請で、百貨店のクリアランスセールはスタート時期を6月と7月の各下旬に分散し、2回に分けて開催された。2回目の期間は、第4金曜日の「プレミアムフライデー」にかこつけたものだ。
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帝人が米欧で矢継ぎ早にM&Aを実行 ティア1入りで試される力量
2018年9月8日号近年の帝人グループが展開する企業広告シリーズになぞらえれば、「米国での買収だけじゃない」となる。
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経産次官の再編シナリオに便乗 原発4社連合を画策した中電
2018年9月8日号東京電力ホールディングス(HD)、中部電力の電力会社2社と日立製作所、東芝の原子力発電所のプラントメーカー2社が、原発事業で提携することが明らかになった。
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時間単位で加入できる自動車保険 損保ジャパン出遅れの訳
2018年9月8日号損害保険業界で今、もっぱらそうささやかれている話題の商品がある。損保ジャパン日本興亜が2019年1月から提供を始める、12時間単位の自動車保険「乗るピタ!」だ。
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“仮面浪人生”激増中 私大入学定員数厳格化の波紋
2018年9月1日号「卒業生からの再受験の相談が後を絶たない。仮面浪人が急増している」(東京都内の高校関係者)今、多くの大学、高校関係者が頭を抱えている。私立大学の入試難化に伴って人気のある有名大学の合格実績が低迷し、本命の大学に合格できなかった学生が急増しているためだ。
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Inside
人気のペットボトルコーヒーに逆風? 飲料業界が震えるごみ問題
2018年9月1日号この需要期を無事に越せるか──。今、飲料業界は不安に襲われている。というのも、飲料の容器としてもはや欠かすことのできないペットボトルのごみ問題がにわかに浮上しているからだ。発端は、中国が昨年末に行った廃プラスチックの輸入禁止にある。