記事一覧:NEWS2438

  • 原因は民営化か日仏経営陣か台風で露呈した関空の綻び

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    原因は民営化か日仏経営陣か 台風で露呈した関空の綻び

    2018年10月20日号  

    9月4日、台風21号により関空に甚大な被害が発生し、8000人の乗客と関係者が空港島に閉じ込められたことは記憶に新しい。高潮が発生して地下の電源装置が冠水し、全館が停電した。加えて連絡橋にタンカーがぶつかり、通信回線が遮断された。

  • 【東京海上ホールディングス】観測強まる来春のトップ交代専務3人が横一線で並ぶ

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    【東京海上ホールディングス】 観測強まる来春のトップ交代 専務3人が横一線で並ぶ

    2018年10月13日号  

    持ち株会社のトップ就任から5年が経過した、東京海上ホールディングスの永野毅社長(65歳。写真)。早ければ来春のトップ交代がささやかれる中で、東京海上日動火災保険の北沢利文社長がそのまま昇格したとしても、年次バランスの観点から在任は一時的との見方が大勢だ。

  • 1両1000万円のコスト減に成功!JR傘下で覆した電車の常識

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    1両1000万円のコスト減に成功! JR傘下で覆した電車の常識

    2018年10月13日号  

    東日本旅客鉄道(JR東日本)100%子会社の車両メーカー、総合車両製作所(J-TREC)には今、思わず笑みがこぼれる商品がある。次世代ステンレス車両「sustina(サスティナ)」だ。

  • 物流危機直撃で初の減益ネスレが宅配を手掛ける理由

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    物流危機直撃で初の減益 ネスレが宅配を手掛ける理由

    2018年10月13日号  

    業界の風雲児が難局に直面している。ネスレ日本は、今年上半期の売上高が前年同期比で1.8%減、営業利益額が同14%減になったと発表した。実額は非公表だが、高岡浩三社長が2010年に就任して以来、初の減収減益決算となる。

  • 安全宣言が破綻したまま移転強行問題だらけの豊洲市場の前途

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    安全宣言が破綻したまま移転強行 問題だらけの豊洲市場の前途

    2018年10月13日号  

    都は今年7月までに、豊洲の土壌汚染が地下水に混ざって地上の施設に及ぶのを防ぐ追加対策工事を実施した。その上で、9月に農林水産省から市場移転の認可を受けた。小池百合子・東京都知事は8月の認可申請を前に、「都民、市場関係者には、豊洲市場は安全で、安心して利用していただけると伝えたい」と述べ、事実上の“安全宣言”をした。

  • さらに5回利上げ予定のFRB高まる米景気腰折れの公算

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    さらに5回利上げ予定のFRB 高まる米景気腰折れの公算

    2018年10月13日号  

    FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが来年以降、米国景気を腰折れさせる可能性が出てきた。9月26日に、FRBは政策金利のFF(フェデラルファンド)レートを0.25%引き上げ、2.00~2.25%(中央値2.125%)とした。

  • 新卒エンジニアの約9割が外国人メルカリが狙う次の人材市場

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    新卒エンジニアの約9割が外国人 メルカリが狙う次の人材市場

    2018年10月13日号  

    フリーマーケットアプリ大手のメルカリに、10月1日付で約100人が新たに入社した。このうち新卒採用のエンジニアは50人で、44人が外国籍だ。現在、メルカリにいる百数十人のエンジニアは日本人が中心なのだが、一気に“国際化”が進むことになる。

  • 節税保険で過熱する返戻率競争最大手日生が「一抜け」の真相

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    節税保険で過熱する返戻率競争 最大手日生が「一抜け」の真相

    2018年10月13日号  

    生命保険会社による販売が過熱している経営者向けの「節税保険」。各社が競うようにして返戻率を引き上げる中で、火付け役だった日本生命保険が競争からあえて距離を置くような商品改定に踏み切り、業界がさざ波立っている。

  • 日米首脳が「タッグ」演出も高まる不安予断許さぬ日米通商交渉の行方

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    日米首脳が「タッグ」演出も高まる不安 予断許さぬ日米通商交渉の行方

    2018年10月13日号  

    日米首脳会談で交渉開始に合意した日米物品貿易協定(TAG)。自動車関税引き上げはいったん回避されたが、これから重要な政治日程をこなす安倍政権としては、むしろ内政と対米通商交渉との間で難局を迎えるシナリオが現実味を帯びてきた。

  • 【アイシン精機】2代続けてトヨタ出身者が社長に系列サプライヤーに迫る「破壊と創造」

    人事天命
    【アイシン精機】 2代続けてトヨタ出身者が社長に 系列サプライヤーに迫る「破壊と創造」

    2018年10月6日号  

    トヨタ自動車の系列サプライヤーであるアイシン精機の社長に今年6月、元トヨタ専務役員の伊勢清貴氏(63歳。写真)が就いた。アイシン社長は近年、豊田幹司郎氏(アイシン)、山内康仁氏(トヨタ)、藤森文雄氏(アイシン)、伊原保守氏(トヨタ)と、トヨタ系とアイシン系のたすき掛け人事が慣例だったが、今回は伊原氏から2代続けてトヨタ出身者となる。その狙いは何か。

  • 沖縄進出であやかりたい?セブンが頼った

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    沖縄進出であやかりたい? セブンが頼った"平成の歌姫"

    2018年10月6日号  

    「奈美恵! 奈美恵!」──。沖縄県宜野湾市で9月15日に開かれた「WE ♥ NAMIE HANABI SHOW」の前夜祭に、同県出身の歌手、安室奈美恵さんが出演し全8曲を披露。会場を後にしても、ファンの奈美恵コールはやまなかったという。翌16日の花火イベントには安室さん自身の出演はなく、この前夜祭が、引退を表明していた“平成の歌姫”のラストライブとなった。

  • 値上げ要求進まない造船に四苦八苦厚板逼迫でも笑えない新日鐵

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    値上げ要求進まない造船に四苦八苦 厚板逼迫でも笑えない新日鐵

    2018年10月6日号  

    厚板とは、その名の通り厚い板状の鋼材のこと。主に船舶やビル、橋などに使われる鉄鋼製品の代表格だ。もともと都心の再開発ブームに伴ってビル建設が増加していたのに加え、今秋からは東京五輪に向けてホテルや橋、高速道路などの工事がいよいよ加速する見込みで、一気に需給が逼迫した。

  • 給食代わり

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    給食代わり"公費6000円弁当" 横浜市、過払い発覚のお粗末

    2018年10月6日号  

    横浜市内の公立中学校に給食の代替として提供されている「ハマ弁」。林文子市長が昨年の市長選挙で公約に掲げた目玉政策が大迷走中だ。

  • EV隆盛でもガソリン車部品に注力重工2社のターボ強気計画

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    EV隆盛でもガソリン車部品に注力 重工2社のターボ強気計画

    2018年10月6日号  

    ターボ事業の売上高の8割強を占めるのが自動車用ターボだ。ターボ搭載車は、エンジンのサイズを小さくしても出力を底上げできるので、燃費が良く排ガスの浄化もできる。その上、乗用車向けで2万円、軽自動車向けで1万円という低価格も手伝って、今や世界のガソリン車8000万台の約3割に搭載されている。

  • 非上場の有力スタートアップ株への新たな投資スキームが誕生

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    非上場の有力スタートアップ株への 新たな投資スキームが誕生

    2018年10月6日号  

    米国で2011年に創業したオンライン融資仲介の有力スタートアップ、ソーシャル・ファイナンス(ソーファイ)。今や米国の学資ローン借り換えの最大手となり、非上場企業ながらも評価額が10億ドル(約1130億円)を超える有数の「ユニコーン」企業だ。同社にはソフトバンクグループなどが15年に10億ドル、17年に5億ドルを出資したこともあり、注目を浴びている。

  • 政府介入の排除が最大の肝「革新投資機構」発足の裏事情

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    政府介入の排除が最大の肝 「革新投資機構」発足の裏事情

    2018年10月6日号  

    新巨大官民ファンドは変われるか──。産業革新機構(INCJ)を改組して産業革新投資機構(JIC)が9月25日に発足した。記者会見で田中正明社長は「一件一件の投資にも経済産業大臣の意見が必要という仕組みが投資をやりづらくしてきた」と、旧産業革新機構の構造問題に切り込んでみせた。

  • 【ルネサスエレクトロニクス】巨額買収の立役者が最有力脱・革新機構で始まる後継者争い

    人事天命
    【ルネサスエレクトロニクス】 巨額買収の立役者が最有力 脱・革新機構で始まる後継者争い

    2018年9月29日号  

    米IDTの買収で大勝負に出たルネサスエレクトロニクス。米インターシルの買収と合わせ1兆円の巨額買収を主導した立役者が常務兼最高財務責任者(CFO)の柴田英利氏(45歳。写真)で、次期社長の筆頭候補としてにわかに浮上してきた。

  • 米半導体大手との衝突を回避へルネサス7000億円買収の本音

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    米半導体大手との衝突を回避へ ルネサス7000億円買収の本音

    2018年9月29日号  

    半導体大手ルネサスエレクトロニクスが、米同業のインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を7330億円で買収すると発表した。来年1~6月期に買収を完了する予定で、2017年に約3200億円で買収した米インターシルに続く大型買収だ。

  • 戦闘機の選定めぐり日米が神経戦高まる自衛隊の下請け化懸念

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    戦闘機の選定めぐり日米が神経戦 高まる自衛隊の下請け化懸念

    2018年9月29日号  

    ロッキード事件やダグラス・グラマン事件など、航空機の受注合戦が世を騒がせることは珍しくない。年末に向け大詰めを迎える自衛隊の次期戦闘機の選定にも、名だたる軍需企業が受注に意欲を示しており、決定までには紆余曲折ありそうだ。

  • 子会社社長へ外資系幹部が就任武田、大衆薬事業に売却観測

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    子会社社長へ外資系幹部が就任 武田、大衆薬事業に売却観測

    2018年9月29日号  

    医療用医薬品で国内トップの武田薬品工業。その子会社で大衆薬大手の武田コンシューマーヘルスケアは3月末から事実上、社長が空席だった。今月、メガファーマ(巨大製薬会社)である英アストラゼネカ日本法人の呼吸器事業本部長だった野上麻理氏(49歳)が就任し、社内には期待と不安の声が錯綜する。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…