記事一覧:NEWS2438件
-
Close Up
ポスト・ゴーン新体制が仕掛ける 日産、仏ルノー排除の仰天策
2018年12月1日号21世紀の自動車産業をけん引したカリスマ経営者は、あっけない退場を迎えた。有価証券報告書の虚偽記載など三つの不正の疑いをかけられて、カルロス・ゴーン氏が失脚したのだ(11月22日、日産自動車と三菱自動車が会長職を解任予定)。ゴーン氏を刺した日産経営陣は、次の一手に向けて動き始めている。
-
人事天命
【出光興産】 昭シェルとの経営統合に手痛い代償 社長候補の実力幹部が降格
2018年11月24日号創業家側との約3年にわたる泥沼バトルの末、ようやく昭和シェル石油との経営統合にこぎ着けた出光興産。来年4月に発足する統合新会社の社長に出光の木藤俊一社長(62歳)が就任する。
-
Inside
TKPがホテル市場に殴り込み 貸会議室とのシナジーが武器
2018年11月24日号東京都新宿区のJR中央・総武線市ケ谷駅近くにあったかつてのシャープ東京本社。今ここにある看板は赤いロゴの「TKP」。ティーケーピー(TKP)は貸会議室で急成長を遂げているマザーズ上場企業だ。
-
Inside
高まる景気後退期の損失発生リスク 拡大続くレバレッジド・ローン
2018年11月24日号「急増する米国の『レバレッジド・ローン』が抱えるリスクに、あまり注意が払われていないように映る」。UBS証券ウェルス・マネジメント本部のCIO(最高投資責任者)、青木大樹氏は警戒感を示す。
-
Inside
ドコモとAGCで世界を狙う? 「窓の基地局」誕生の裏側
2018年11月24日号近い将来、モバイル通信に関する“日本発の独自技術”で、再び世界の市場を席巻できるかもしれない。11月7日、携帯電話で最大手のNTTドコモとガラスで最大手のAGC(旧旭硝子)は、世界初となるモバイル通信用の専用機器(既存の窓ガラスを通信用の小型基地局に変える特殊ガラス製品)を共同開発したと発表した。
-
Inside
「穴だらけの法律」に非難囂囂 未稼働の太陽光発電にメス
2018年11月24日号「穴だらけの法律を作った自らの落ち度を棚に上げ、強引に省令を変更するのは権力の横暴ではないか」11月上旬に開かれた太陽光発電事業関係者らの会合で、経済産業省資源エネルギー庁の施策に対し、このような辛辣な意見が飛び交った。その施策とは、太陽光発電事業における未稼働案件の買い取り価格の引き下げだ。
-
Inside
半年で6700億円超の預金流出 赤字転落したスルガ銀の行方
2018年11月24日号純損失985億円──。11月14日、不正融資問題を引き起こしたスルガ銀行が2018年度の中間決算を発表し、巨額の赤字に転落したことが明らかとなった。
-
Inside
「2000円以上あわせ買い」導入 アマゾン雑誌通販“異変”の裏
2018年11月24日号「アマゾンが雑誌の売り方を変えるらしい」──。10月下旬、こんなうわさが出版業界を駆け巡った。それから程なくして各社に「雑誌取り扱いに関するお知らせ」と題した1枚の文書が送付される。内容は11月1日以降、アマゾンの「あわせ買い」対象となる雑誌の価格を、従来の定価432円(税込み)未満から定価972円(税込み)未満に引き上げるというものだった。
-
Inside
パテントクリフに付ける薬はなし 第一三共、常態化する中計未達
2018年11月17日号「経営陣は“ウルトラC”があるかのように言っているが強がりだろう」。業界内でこうささやかれていたが、残念ながら、その通りだった。
-
Inside
インド高炉獲得のラストチャンス 新日鐵最大買収の内幕
2018年11月17日号韓国の最高裁判所が新日鐵住金に対し、第2次世界大戦中に強制労働させられたとする韓国人4人への損害賠償を命じた徴用工問題。この「まさか」の問題勃発ですっかりかすんでしまったが、時期を同じくして新日鐵住金は、ある重大案件の“決着”を明らかにした。
-
Inside
物流値上げラッシュでも特別扱い 銀行「警備輸送」値下げのナゼ
2018年11月17日号物流各社の2018年上期決算が軒並み好調だ。ヤマトホールディングスやSGホールディングスは、宅配便の平均単価を前年同期に比べて20%弱も改善。自然災害多発によるマイナス影響をも吸収する「値上げ効果」が表れた。
-
Inside
東京海上が中核子会社を売却 再保険市場で上がる悲鳴
2018年11月17日号東京海上ホールディングスが、再保険事業の中核となる子会社、トキオ・ミレニアム・リー(TMR)を売却することを決めた。
-
Inside
2代続けてプロ経営者をお払い箱 LIXILに漂う“前途多難”
2018年11月17日号近年のLIXILグループの動向を一口で言うと、「どこか中途半端でやり方が拙い」となるだろう。11月1日から、創業家2代目の潮田洋一郎取締役会議長(64歳。写真)が、約7年ぶりに持ち株会社の代表取締役会長兼CEOに復帰したことで、新体制に移行した。
-
人事天命
【ファーストリテイリング】 ジュニア2人の取締役昇格で いよいよ近づく社長退任の日
2018年11月17日号ファーストリテイリング(以下、ファストリ)の柳井正会長兼社長(69歳)が後継体制に向けて動き始めた。今年11月末、柳井氏の長男の一海氏と次男の康治氏の2人が執行役員から取締役に昇格する。
-
Close Up
大胆セールで一時"止血"もくすぶる不安 経営難の大塚家具に中国企業の影
2018年11月17日号大塚家具の店舗売上高が10月、15カ月ぶりに前年を上回った。最大8割引きの“出血”セールが功を奏した形だが、抜本的な収益改善には至っていない。そんな中、支援者としてある中国企業が浮上している。
-
Close Up
議会のねじれ生んだ米国中間選挙 トランプ大統領の過激さに拍車か
2018年11月17日号トランプ米大統領の「中間テスト」となった米中間選挙の結果を受け、米議会には上下両院で多数派政党が異なる「ねじれ」が生じることになった。この先、大統領選挙での再選をもくろむトランプ氏が成果づくりへ一段と過激な行動に出ることが懸念される状況にある。
-
人事天命
【欧州中央銀行】 前フィンランド中銀総裁が有力視 待ち受けるのは利上げ実行の難題
2018年11月10日号時に意表を突く発言で市場を動かし、「ドラギマジック」などともてはやされた欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁(71歳)。来年10月で任期8年が満了のため、市場では今後の金融政策を占う上で次期総裁の行方に関心が集まっている。
-
Inside
インバウンド増加なのに業績不振 藤田観光大幅下方修正の誤算
2018年11月10日号インバウンドの追い風になぜ乗れなかったのか。1~9月の訪日外国人数は前年同期比で10.9%伸びているにもかかわらず、藤田観光は2018年12月期の通期業績を下方修正した。営業利益は期初予想の23億円から9億円となる見通しだ。
-
Inside
屋外用エアコンでミスト冷却に対抗 ダイキン、新市場参入の訳
2018年11月10日号記録的な猛暑だった今夏、ルームエアコンが飛ぶように売れた。国内の年間出荷台数は過去最高の940万台以上になると予想される。暑さが過ぎた今、空調メーカー最大手のダイキン工業は、来春から初夏ごろに発売を目指す業務用屋外エアコンの開発を急いでいる。
-
Close Up
規制強化と技術革新で揺れる 仮想通貨と金融当局の現実
2018年11月10日号仮想通貨の規制強化に傾き始めた金融庁。新規参入をもくろむ業者との緊張関係が新たなリスクを生み出し、いつか来た道をたどることになるのだろうか。