記事一覧:NEWS2438件
-
Inside
協業38年目に二者択一を迫られた 三菱ガス化学のサウジ難局面
2019年2月9日号世界第2位のメタノール(基礎化学品)の供給事業者である三菱ガス化学が、中東最大の資源国サウジアラビアで難しい局面を迎えている。
-
人事天命
【サントリーホールディングス】 ビーム新CEO就任で始まった HD社長交代のカウントダウン
2019年2月2日号サントリーホールディングス(HD)が2014年に約1.6兆円もの巨費を投じて買収した蒸留酒、世界大手のビーム。それから約5年。統合作業は一巡し、シナジーを生かした新たな成長局面に突入している。
-
Inside
九電玄海原発2号機も廃止検討 廃炉ラッシュでエネ計画頓挫
2019年2月2日号政府が新たなエネルギー基本計画(以下、エネ基)を昨年に閣議決定して以降、電力各社で廃炉検討のラッシュが起きている。東京電力ホールディングスは福島第二原子力発電所の1~4号機全てを廃炉にする検討に入り、東北電力は女川原発1号機の廃炉を決めた。
-
Inside
28年ぶりの低成長率に陥った中国経済 米中摩擦激化で6%割れも
2019年2月2日号中国経済減速の底が見えない。1月21日に発表された中国の2018年のGDP(国内総生産)成長率は前年比6.6%と目標の6.5%前後は上回ったものの、28年ぶりの低水準にとどまった。
-
Inside
ゴーン解任でも日産不信は拭えず ルノーが統合に固執する理由
2019年2月2日号仏ルノーが、会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるカルロス・ゴーン氏の解任に踏み切る方針を固めた。ゴーン氏による不正の舞台が、日産自動車のみならず、(ルノーを含めた3社連合のオランダ統括会社を通じて)ルノーにも発展する雲行きとなり、体制刷新に動いた格好だ。
-
Special Interview
【特別インタビュー】 サラ・カサノバ(日本マクドナルド社長兼CEO)
2019年2月2日号日本マクドナルドの業績が好調だ。2018年の既存店売上高は前年比6.9%増で、前年比プラスは3年連続。14年の期限切れ鶏肉問題や翌年の異物混入問題で経営危機にひんした“外食の雄”が復活を遂げたのはなぜか。サラ・カサノバ社長兼最高経営責任者(CEO)に聞いた。
-
Special Interview
【インタビュー解説】 中国政府介入の「将来リスク」を否定も 潔白証明が難しい二つの疑惑
2019年2月2日号沈黙を守ってきた創業者の任正非最高経営責任者(CEO)が表舞台に出てきた背景には、中国によるスパイ疑惑などの一連の嫌疑を晴らし、世界で相次ぐ「ファーウェイ排除」の動きに歯止めをかけたいという思惑がある。掛けられた疑惑は二つに集約されそうだ。
-
Special Interview
【特別インタビュー】 任 正非(華為技術〈ファーウェイ〉最高経営責任者〈CEO〉)
2019年2月2日号米中のハイテク覇権争いが激化の一途をたどっている。1月18日、中国・情報通信機器の華為技術(ファーウェイ)の創業者、任正非・最高経営責任者(CEO)が、本誌などの取材に応じた。米国が最も警戒する企業、ファーウェイの総帥がついに反撃ののろしを上げた。
-
人事天命
【新日鐵住金】 修羅場も踏んだ国際派"熱血漢" 「日本製鉄」初代社長の横顔
2019年1月26日号新日鐵住金の進藤孝生社長の後継者が、グローバル事業推進本部長を務める橋本英二副社長(63歳)に決まった。4月1日に商号変更して発足する日本製鉄の初代社長として、鉄鋼業界で総合力世界首位の地位を盤石にするのが狙いだ。
-
Inside
コインチェックの認可に要した "空白の1カ月間"の理由
2019年1月26日号1月11日、仮想通貨交換業者のコインチェックが、登録業者として金融庁の認可を受けた。昨年1月に当時のレートで約580億円に相当する仮想通貨のNEMの流出事件を引き起こし、同年4月にマネックスグループの子会社になって以来、約1年ぶりに表舞台に立てるようになったわけだ。
-
Close Up
共食い覚悟で生き残り懸けるビール各社 「本格」新ジャンル商品を続々投入
2019年1月26日号大手ビール4社の2019年の事業方針が出そろった。各社に共通するのは、ビールより安い新ジャンル商品への注力だ。10月の消費増税への対応策だが、ビールと遜色がない味わいを追求する新ジャンルの強化は、ビール類市場全体の縮小を加速させかねないリスクをはらむ。
-
Close Up
経産省の危機感が滑り込ませた ボーイング提携合意の「一文」
2019年1月26日号1月15日、経済産業省と米ボーイングは、電動航空機の実現など、次世代航空機に必要な技術分野における協力強化について合意した。提携合意の内容からは、両者の差し迫った焦りや思惑、そして駆け引きの痕跡が見える。
-
Close Up
陰りが見え始めた米中の景気先行指標 市場は安定も景気減速懸念高まる
2019年1月19日号年初の株式・為替市場は大きく動揺した。米アップルの業績下方修正を契機に株価は急落、円高が進行した。FRBのパウエル議長が利上げ・金融正常化を急がない方針を示し、市場は落ち着いた。しかし、経済指標などを分析していくと、むしろ景気減速懸念が高まっていることが浮かんでくる。
-
Inside
重要ポストをめぐり人事で火花 日産vsルノー 権力闘争の勃発
2019年1月19日号日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏が東京地裁に出廷し、久方ぶりに公の場に姿を現した1月8日までに、ゴーン氏に近い日産の外国人幹部2人がひっそりと離職した。
-
人事天命
【三菱重工業】 宮永氏による長期政権は続行か 後任社長の筆頭は異例の出戻り常務
2019年1月19日号在任期間が異例の6年と長期に及んでいる三菱重工業の宮永俊一社長(70歳)の進退について、社内外で臆測が飛び交っている。
-
Inside
オンワード以外も戦略転換 やっぱり進むZOZO離れ
2019年1月19日号「オンワード(ホールディングス〈HD〉)の保元(道宣)社長とは何度もご飯に行く仲」「『ゾゾ離れ』いうタイトル設定に非常に違和感と悪意を感じます」──。昨年末に報じられた、アパレルECサイトZOZOTOWNからのオンワードHDの撤退方針。ZOZOの前澤友作社長は、NewsPicksのコメント欄で反論した。
-
Close Up
2700億円の出資で浮き彫りになった 郵政とアフラックが抱える事情
2019年1月19日号2013年7月、日本郵政とアフラックはがん保険の販売で提携すると発表して以降、15年には全国2万局の郵便局でアフラックのがん保険を取り扱うまでになった。さらに昨年末、両社の資本提携にまで発展した。その背景には、両社共に抜き差しならぬ事情が横たわっていることがある。
-
人事天命
【イオン】 ポスト岡田レース、GMS社長脱落か デジタル担当は成功すれば後継の道も
2018年12月22日号国内小売業で最大手のイオン。岡田元也社長(67歳)は1997年の旧ジャスコ社長就任以来20年を超え、後任選びが注目される。
-
Inside
良品計画の食品事業が2桁の伸び 成長の鍵握る生鮮食品の販売
2018年12月22日号良品計画の食品事業が絶好調だ。10月に発表した中間決算では、売上高が前年同期比13%増の2桁成長となった。今でこそ成長株となった食品事業だが、かつては前年割れすることもあった。それを立て直したのが、2017年に食品部長に就いた嶋崎朝子執行役員だ。
-
Inside
日立の英国原発建設計画が"座礁" 中西会長「極めて厳しい」と認識
2018年12月22日号日立製作所が英国で進めてきた原発建設計画が暗礁に乗り上げていることが分かった。同社の中西宏明会長が本誌インタビューで「(出資者を募集したが応じる企業が少なく)極めて厳しい状況に直面している」との認識を示した。