記事一覧:NEWS2438件
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Inside
野村社長続投のサプライズ人事で 後継者レースに生じた変化
2019年3月23日号3月5日、野村ホールディングスは来年度の役員人事を発表した。かねてささやかれていた永井浩二社長をはじめとした首脳陣の交代はなく、大半が続投となった。これにより永井氏は、2020年3月末までは社長となることがほぼ確定。かつて野村證券を利益日本一にした「大田淵」こと田淵節也氏の在任期間(7年2カ月)を抜く7年7カ月となり、過去40年で最長期間の社長となる。
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Close Up
サントリーが「天然水」のお茶投入 沸き立つ緑茶戦争「春の陣」
2019年3月23日号ここ数年、出荷量で最高記録を更新し続ける緑茶市場だが、2019年は金額ベースで過去最高を上回ることが確実視される。だが、大手が全戦力を投じる熾烈な競争は過熱する一方だ。沸き立つ緑茶市場の春の陣を追った。
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Close Up
巨額減損処理と経営陣刷新 みずほが消し去った「佐藤色」
2019年3月23日号銀行業界に波紋を広げたみずほフィナンシャルグループによる巨額減損の発表。その思惑をめぐってさまざまな見方が交錯する中、5日後に発表された役員人事には、就任2年目を迎える坂井辰史社長が、佐藤康博前社長(現会長)ら旧体制の色を必死に消そうとする思いがにじみ出ていた。
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Inside
東電、関電の侵攻阻止が狙い 九電値下げの裏ミッション
2019年3月16日号食品や観光施設などの“値上げの春”が訪れている。そんな中、九州経済界の雄は、強力な“武器”を引っ提げて攻めに転じようとしている。
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人事天命
【パナソニック】 津賀社長後継レースは三つ巴に 本命の本間氏を脅かす若手2人
2019年3月16日号今年6月にパナソニックの津賀一宏社長(62歳)は在任8年目に入る。同社の社長は、創業家を除けば3代目の山下俊彦氏の9年の在任期間が最長。異例の長期政権になりつつあるが、2月28日に発表した6月の役員人事で、後継レースの枠組みが見えてきた。
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Inside
OECDが急膨張の社債市場に警鐘 ジャンク債"予備軍"が過半に
2019年3月16日号「社債という形態の未払い債務の規模は2018年末、世界全体で13兆ドル(約1450兆円)に達し、08年から倍増した」。このほどOECD(経済協力開発機構)は国際的な社債の動向に関する報告書を取りまとめ、リーマンショック後に急拡大を続けてきた同市場に対して警鐘を鳴らしている。
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Close Up
マイクロソフトがゴーグル型端末に秘めた スマホ成熟時代の"次の一手"
2019年3月9日号世界最大の通信関連展示会「MWC19バルセロナ」が現地時間の2月25~28日、スペイン・バルセロナで開催された。成熟したスマートフォン市場の次を見据え、米マイクロソフトが大胆な一手を打ってきた。
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Inside
メルカリ参戦でも飲食小売りは混乱 QR決済乱立の本末転倒
2019年3月9日号フリーマーケットアプリのメルカリは、モバイル決済サービス「メルペイ」の提供を始める。メルカリでの物品の販売によって得た収益をそのまま店舗での決済に利用できるようにすることで、入金や新規登録の手間を省くなど他社と差別化。1200万人に上るメルカリの巨大な顧客基盤を生かし、後発からのロケットスタートをもくろむ。
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Inside
苦戦する王者が強豪打倒に動く 東電、KDDIと提携の旨み
2019年3月9日号光熱費争奪戦に苦しむ電力業界の王者、東京電力ホールディングスに救世主が現れた。通信大手のKDDIが東電の小売り事業会社である東京電力エナジーパートナー(EP)と業務提携したのだ。
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人事天命
【SOMPOホールディングス】 国内損保、海外、介護事業を統括する 現2トップの後任候補が浮上
2019年3月9日号損害保険大手、SOMPOホールディングスの櫻田謙悟社長(63歳)が、経済同友会の次期代表幹事に就任することが内定した。それに伴って新設したグループの国内事業を統括する最高執行責任者(COO)に辻伸治副社長が就任。現中期経営計画が終了する2020年度まで、この2トップ体制が続く見通しだ。
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Inside
日の丸連合で米GM系を買収 3D地図が再評価された真相
2019年3月9日号自動運転に欠かせない地図データ基盤でグローバルスタンダードを握るべく、オールジャパンの地図データ会社が攻めの一手を打とうとしている。
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Inside
飲酒問題があっても業績絶好調 ANA、JAL路線網を拡大
2019年3月9日号「安全運航を徹底し、信頼回復に努めたい」──。昨年秋以降、パイロットの飲酒問題が相次ぐ中、ANAホールディングスと日本航空(JAL)の両首脳は、報道陣の前に出るたび、謝罪に追われている。
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Inside
ハウステンボスと中国企業とが破談 胸をなで下ろす佐世保市の"事情"
2019年3月9日号唐突な“婚約解消”だった。2010年に旅行会社のエイチ・アイ・エスの傘下に入って再建を果たしたテーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)と、中国の投資会社、復星集団との資本提携交渉が突如打ち切られたのだ。ハウステンボスは復星集団の出資で中国からの送客を期待でき、同集団はテーマパークの運営ノウハウを吸収できる。まさにウィンウィンの提携話だった。
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Inside
中国減速で、早くも大幅下方修正 東芝を蝕む半導体「二大リスク」
2019年3月2日号東芝が再建計画のスタートラインでつまずいている。中国市場の景気減速の影響で、新中期経営計画の初年度となる2018年度の業績予想を営業利益で400億円、純利益で500億円引き下げたのだ。
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大塚家具が土壇場で38億円調達 複雑な増資スキームの裏事情
2019年3月2日号複数の企業や投資家、米系ファンドが絡む複雑な増資スキームの背景には、中国を舞台にした関係者のさまざまな思惑が交錯する。
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Close Up
終わりを迎えた「節税保険」祭り 国税庁が鳴らす再編の号砲
2019年3月2日号販売競争が過熱していた「節税保険」にようやくメスを入れた国税庁。生命保険業界に動揺が広がる中、税務ルールの見直し策が再編の号砲を鳴らしてしまった。
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人事天命
英原発の幕引きで早まるトップ交代 社長候補はIoT事業の生みの親
2019年3月2日号日立製作所でトップ交代の観測が強まっている。同社会長と経団連会長を兼務する中西宏明氏が主導した英国での原発建設計画に終止符を打ったことで、日立に残る“会長案件”がなくなり、世代交代の環境が整ったからだ。
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Inside
まさか足りなくなるなんて! ねじ不足で工事遅延の怪
2019年3月2日号今秋開催されるラグビーワールドカップで会場の一つとなる「えがお健康スタジアム」(熊本市)で、大型ビジョンの鉄骨土台の建設が止まっている。原因は業界が「まさか足りなくなるわけがない」と思っていた小さな部材、ねじにある。
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Inside
反原発派の怒りを買いデモも 経団連会長、過激発言の裏
2019年3月2日号口は災いのもとである。日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長は2月14日、中部電力浜岡原子力発電所を視察した。視察後、中西会長の発言が物議を醸した。
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Inside
国内は市場縮小、海外では減損 ビール決算が示すM&Aの教訓
2019年3月2日号“教訓”を得るにも時間差が出たということかもしれない。2018年度のビール各社の決算は、ここ数年大型M&Aを活発に行ってきたサントリーホールディングス(HD)、アサヒグループHDと、逆に封印したキリンHDとの間で、明暗が分かれた。