記事一覧:NEWS2438件
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Inside
“3度目の正直”をさらに強化 ダイキンの米グッドマン買収
2012年9月8日号押してダメなら引いてみよ、を地で行くような話である。8月29日、空調総合メーカーのダイキン工業は、米国の住宅向けエアコン大手のグッドマン・グローバル社を総額37億ドル(約2960億円)で買収すると発表した。
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Inside
ポスト「エコカー税制」をめぐり自動車メーカーがつば迫り合い
2012年9月8日号9月にも、「エコカー補助金」の予算枠2747億円が消化されて終了する見通しだ。エコカー補助金とは、一定の燃費基準を満たした新車の購入者に対して、登録車で10万円、軽自動車で7万円の補助金が支給される制度だ。
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Inside
アップル、サムスンに完勝 特許訴訟合戦の日本への余波
2012年9月8日号スマートフォンやタブレット型端末をめぐり、米アップルと韓国サムスン電子が世界各地で繰り広げている訴訟合戦で、アップルが大きくリードした。米カリフォルニア州連邦地方裁判所の評決は、約10億5000万ドル(約825億円)の損害賠償を命じるなど、アップルの完勝に終わった。
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Inside
日韓通貨交換は“有事”の備え 協定見直しの経済的影響は些少
2012年9月8日号日韓通貨交換(通貨スワップ)協定の見直しが議論されている。懸念されるのは、日本への影響だ。通貨交換協定は、国際金融市場の混乱など“有事”の際に、中央銀行同士などで資金を融通し合うものだ。日韓の場合、実質的に日本から韓国への支援である。
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Inside
「急いては事を仕損じる」? 鴻海に振り回されるシャープ
2012年9月8日号紆余曲折を経て、大混乱を招いた鴻海(ホンハイ)精密工業によるシャープ本体への出資問題。出資条件をめぐって、鴻海の郭会長とシャープ側の意見が食い違って騒動に火が付いたが、決着を待つ多くの関係者は、その鍵を握る郭会長にまたもや振り回されるかたちとなった。
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Close Up
JALが焦点も不完全燃焼 ドル箱の羽田発着枠をめぐる争い
2012年9月8日号最後のドル箱といわれる羽田空港の発着枠争いが熱を帯びている。手厚い公的支援を受けたJALと業績格差が広がったANAにとっては、差を縮める数少ないチャンスだ。だが、政界の影響を受けて、JALの扱いという重いテーマを課せられた有識者会議のメンバーは困惑の表情だ。議論の行方に注目が集まっている。
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Inside
不振国内事業挽回の“奥の手”? キリン株式会社設立の真の狙い
2012年9月1日号持ち株会社化して5年たつキリンホールディングス(HD)が、もう一つ“持ち株会社”をつくる。キリンHDは2013年1月に新会社「キリン株式会社」を同社の下に設立する。
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Inside
スペイン不安沈静化の切り札 ECB国債購入が抱える難題
2012年9月1日号8月2日、欧州中央銀行(ECB)の政策理事会で、ドラギ総裁は欧州債務危機に対する新たな施策を打ち出す方針を示した。中でも注目を集めているのが、ECBによる国債購入である。これが実現すれば、目下最大の懸念事項であるスペイン国債の利回り高騰を食い止める“即効薬”となり得る。
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Close Up
脱原発に必須の天然ガス調達で 中部電と大ガスがあけた風穴
2012年9月1日号原子力発電所の停止でフル稼働が続く火力発電所の主燃料となるLNG(液化天然ガス)。そのコストは電気料金の値上げ、電力各社の赤字の原因になっているが、中部電力と大阪ガスがLNGの調達で風穴をあけた。
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人事天命
【丸紅】 朝田社長は今期で勇退か 注目される次期社長の出身部門
2012年8月25日号在任5年目を迎えた丸紅の朝田照男社長(63歳)の後任人事が、社内外で話題だ。自らが策定した3カ年の中期経営計画が満了する来年3月に、後継者にバトンタッチするのではないかとみられているからだ。
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Inside
大和ハウスのフジタ買収に 証券、建設業界が注目する理由
2012年8月25日号大和ハウス工業は、外資系投資会社傘下で経営再建中だった準大手ゼネコンのフジタを買収する。大和ハウスはプレハブ戸建て住宅のイメージが強いが、売上高に占める戸建て住宅の比率は2割弱。
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Inside
LIBORめぐる不正操作問題 三菱東京UFJ銀行でも火の手
2012年8月25日号英大手銀行のバークレイズをはじめ、欧米の金融機関でロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作が相次いで発覚する中、ついに三菱東京UFJ銀行でも火の手が上がり始めた。
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Inside
エルピーダは安過ぎる? 社債権者が異例の独自更生案
2012年8月25日号「極めて不公正、許容できない」会社更生手続き中の半導体大手、エルピーダメモリの更生計画案に、債権者側がかみついた。
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Close Up
シティグループが訴えられた ホテル売買巡る不法行為の中身
2012年8月25日号大手証券会社のシティグループ証券が、都内のホテルの売買をめぐる裁判で訴えられている。しかもその過程で、売買時に原告側の代理人だった弁護士が、かつてシティ側の顧問だった疑惑も浮上。
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Close Up
止まらないシャープの経営危機 鴻海グループが握った命運
2012年8月25日号家電大手のシャープの経営危機が、お盆休みの間に一気に噴出した。過去最悪の3900億円の最終赤字を計上した前期に続き、今期も主力事業の液晶テレビ「AQUOS」や太陽電池の赤字に歯止めがかからない。そして社運を賭けてつかみ取った“救世主”が取った行動とは──。
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人事天命
【日立製作所】 好業績と高い期待の裏返し 重要性高まる後継者問題
2012年8月18日号2年連続の過去最高益をたたき出し、今年度も順調な業績でスタートした日立製作所だが、一方で後継者問題の重要性が増している。
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Inside
関西開拓に走るクリナップ 背景に震災後の生産地シフト
2012年8月18日号キッチン大手クリナップは7月27日、大阪・梅田にショールームをオープンした。そのハレの日に時折厳しい表情を浮かべる井上強一社長。胸の内にあるのは「大震災を経て西日本に生産をシフトするのに、関西での販売力が弱い」という危機感だ。新ショールームは社運を懸けた大勝負だった。
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パルコとの対立長期化で 囁かれるイオンの“奥の手”
2012年8月18日号J.フロント リテイリングによるパルコへのTOB(株式公開買い付け)の期限である8月20日が近づく中、パルコの第2位株主であるイオンの動向に注目が集まっている。
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Inside
ECBとスペインに差し迫る 二つの「格下げリスク」
2012年8月18日号欧州情勢をめぐり、市場に“楽観ムード”が広がっている。きっかけは7月26日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の発言だった。「ユーロ圏を崩壊から守るためにできることを、責務の範囲内で何でもする用意がある」
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Close Up
インサイダーで幕引き急ぐ証券 極秘資料で浮かぶ大和の“病巣”
2012年8月18日号証券大手2社がインサイダー情報を漏らしていた事件。両社は、トップの減給や引責辞任で事実上の終結宣言をした。しかし本誌は、大和証券の内部資料を入手し、大和が公表した調査報告書の要旨からはうかがい知れない情報のやりとりが判明。この問題の根深さが浮き彫りとなった。