記事一覧:マーケット・人物2504件
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 大地震が起きたらIoT技術が ガスの元栓を自動的にシャットオフ
2019年6月8日号大地震が起きた瞬間、大地がぐらっと揺れる震動を、地面に設置された家庭用の電気メーターの中の加速度計がいち早く感知する。
-
数字は語る
労働力率の低下で 生産性向上が課題 規制の抜本的見直しも必要
2019年6月1日号人手不足と長く好況が続いたにもかかわらず、賃金や物価に加速感は見られない。政府は「デフレではない状況」とはいうが、デフレ脱却宣言には至っていない。というのは、「再びデフレに戻る見込みがない」との判断が必要なためだ。
-
金融市場 異論百出
雇用1人増やすのに82万ドル負担 「良くないインフレ」迫る米国
2019年6月1日号米中貿易戦争の激化により、米トランプ政権は5月10日に「リスト3」と呼ばれる中国からの輸入品目の関税を25%へ引き上げた。同リストの4分の1は消費財なので、それらの米国内での販売価格に関税が転嫁されれば、米消費者は痛みを被ることになる。
-
金利市場 透視眼鏡
米国の雇用、所得は共に良好 FRB利下げの公算は小さい
2019年6月1日号米トランプ政権が中国からの輸入品への関税率を引き上げたことを受け、世界の株式市場には再び不透明感が広がった。ただ、新興国株に比べ、米国株の下げ幅は限定的だ。
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 東方に迫るISの脅威 スリランカ爆破テロで東南アジアも警戒強化
2019年6月1日号悲劇的な事件が大好きな国で起きてしまった。キリスト教のイースター(復活祭)サンデーに当たる4月21日、南西アジアのスリランカで連続爆破テロが発生。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 所得格差が広がる中 ドイツで浮上する「社会主義待望論」
2019年6月1日号ドイツで所得格差が広がる中、企業財産の没収を含む社会主義待望論が一部の政治家の間で浮上している。
-
株式市場 透視眼鏡
企業業績が増益に転じるまでは 高配当利回り株に狙いを
2019年5月25日号米国政府は順調だとしていた中国との貿易交渉で、一転2000億ドル分の中国製品の関税を10%から25%に引き上げた。日経平均株価も連休後の週に2万2258円から2万1344円まで4.1%急落した。年初から1兆円強の買い越しに転じていた海外投資家も再度売り直した可能性が高い。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 コメディアンが当選した ウクライナ大統領選に見る 国民の失望と不信の大きさ
2019年5月25日号4月21日に行われたウクライナ大統領選挙の決選投票では、コメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー氏(41歳)が現職のペトロ・ポロシェンコ氏(53歳)を破って当選した。ゼレンスキー氏の得票率は73.2%と、ポロシェンコ氏の24.5%を大きく上回った(投票率は62・1%)。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 米国で苦戦するウーバー 高齢者の事故が多発する日本は 門戸を開放するか
2019年5月25日号米配車サービス大手、ウーバー・テクノロジーズ(Uber)が5月10日、ニューヨーク証券取引所に上場した。しかし、注目の大型新規株式公開(IPO)としては異例の大幅下落スタートとなった。
-
数字は語る
社会保障費負担増が 地方公共団体の財政直撃 問われる国と地方の役割
2019年5月25日号 -
金融市場 異論百出
「日本が成功例」は本当か? 米国で話題沸騰のMMTとは
2019年5月25日号米国で現代貨幣理論(MMT)が話題だ。その理由と背景を整理してみよう。MMTは「自国通貨を発行し、自国通貨建てで国債を発行できている国は、財政赤字を気にすることなく歳出を拡大できる。唯一の制約はインフレだ」と主張する。
-
数字は語る
統計では悪くない平成の日本経済 令和の課題は財政持続性
2019年5月18日号平成が幕を閉じた。この30年間の日本経済を振り返り、低迷した時代だったといわれることが多い。しかし、意外かもしれないが、統計から見た平成の日本は「失われた30年」では決してなかった。
-
金融市場 異論百出
世界経済の巨大リスクとなる トランプ政権FRB多数派工作
2019年5月18日号ドナルド・トランプ米大統領が、米連邦準備制度理事会(FRB)のコントロールを狙った試みは失敗した。FRBにスティーブン・ムーア氏とハーマン・ケイン氏を理事として送り込もうとしたが、米上院の反対により頓挫したのだ。
-
為替市場 透視眼鏡
米景気終盤に狙う高金利投資 新興国通貨はまだ選別が必要
2019年5月18日号米景気がピークを過ぎると、株安・ドル安になるのが典型的なパターンだ。日本の投資家は円高で、内外株式も外貨資産もほぼ全滅となりやすい。このため景気の終盤では早めに、益出しの売りをするよう勧めてきた。その上で、株安・円高を経て再購入の時機が来るまで一休みするか、債券など高利回り資産を物色するかが選択肢となる。
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 経常収支悪化で売られるアジア主要国の通貨 特にフィリピンは要注意
2019年5月18日号米国の利上げ持続を背景として、2018年にアジアを含む幅広い新興国通貨がドルに対して下落した。アジア主要国では、特にインド、インドネシア、フィリピンの通貨下落が目立った。この背景には、これら3カ国の経常収支が単に赤字であるだけでなく、18年に赤字幅が拡大していたことが挙げられる。果たして経常収支の悪化は今後も続くのだろうか。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 共産党中央政治局の 異例の“体制批判”が示す 中国経済の不透明さ
2019年5月18日号「第1四半期の経済運営は全体的に安定していて、市場予想を上回り、良いスタートとなった」4月19日、昨今の経済情勢・政策について審議した中国共産党中央政治局が会議を通じてこう総括した。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 職を求め大都市に集まるシングルの若者向けに 新ビジネスが続々誕生
2019年5月11日号経済成長率が+6%台前半まで低下し、総人口が14億人弱で横ばい傾向になってくる中、中国の若者、特に「シングル人口(15歳以上の非婚者)」が大都市に集中している。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 Brexitが引き起こす英国内・EU内の分裂 危険な「政治ゲーム」
2019年5月11日号「今英国は大英帝国の凋落を招いたアンソニー・イーデン以来、最も無能な首相が統治しており、野党労働党はその長い歴史の中でも最低の党首を選び、議会は17世紀のクロムウェル時代以来、最悪なものとなっている。この状況下において、英国はここ半世紀で最も重要な国際的決断を迫られている」。元保守党の「ご意見番」、アン・ウィデクーム氏のコメントだ。
-
数字は語る
中国が一帯一路の下で発展途上国への融資拡大 不透明性も懸念
2019年5月11日号世界的なカネ余りを背景に、投資家は新興市場に飽き足りず、経済や金融市場が十分に発達していないフロンティア市場と呼ばれる発展途上国への投資を急拡大させている。アルゼンチン、ベトナム、バングラデシュ、ウクライナなど代表的なフロンティア市場16カ国の公的債務のGDP比率は、2011年の46%から、18年末には66%に達した。
-
金融市場 異論百出
5Gの普及で中央銀行が困る? 「残酷」なまでの構造変化の予感
2019年5月11日号先日、米ニューヨークで百貨店のメーシーズの本店をのぞいてみたところ、正面入り口から1階全体にかけて「パラダイスへの旅」というイベントが催されていた。他の惑星への旅をイメージさせるSF映画的な多数のオブジェが、花と一緒に華やかに飾られていた。いかにも「インスタ映え」するデコレーションであり、家族連れが写真をたくさん撮っていた。