記事一覧:勝手にケンミン創生計画52

  • 【東京】魅力的だが住みたくない世代により違うイメージ

    勝手にケンミン創生計画
    【東京】 魅力的だが住みたくない 世代により違うイメージ

    2015年10月3日号  

    東京都の魅力度の順位は全国4位で、調査開始以来変化はないが、点数は東日本大震災の2011年に大きく低下したが、その後、緩やかな上昇傾向にある。「とても魅力的」と答える人の割合が12年に21.2%だったのが13年には22.1%、14年には22.4%と徐々に増えてきている。

  • 【奈良】宿泊キャパの弱さを補う量より質の観光資源開発を

    勝手にケンミン創生計画
    【奈良】 宿泊キャパの弱さを補う 量より質の観光資源開発を

    2015年9月26日号  

    奈良県は可住地面積が全国で最も狭く、人口の9割以上が奈良盆地に集中している。大阪や京都への交通の便も良く、世界文化遺産に指定されている「古都奈良の文化財」や仏教建造物なども数多い。そうしたことから、年間約4000万人が訪れる観光面での評価が高い県である。地域ブランド調査の結果でも、2014年の魅力度は全国で6位、観光意欲度は5位といずれも高い評価を得ている。

  • 【秋田】律義、勤勉さを脇に置き大胆な創意工夫で飛躍を

    勝手にケンミン創生計画
    【秋田】 律義、勤勉さを脇に置き 大胆な創意工夫で飛躍を

    2015年9月19日号  

    秋田県の認知度は全国23位、魅力度と観光意欲度は20位。東日本大震災直後の2011年と12年はいずれも順位を上げたが、その後はやや低下傾向にある。

  • 【沖縄】外国人観光客増の陰で廃れる沖縄の伝統と文化を守れ!

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    【沖縄】 外国人観光客増の陰で廃れる 沖縄の伝統と文化を守れ!

    2015年9月12日号  

    青い海と空、そして琉球王国から伝わる特有の文化。沖縄県の魅力度は調査開始より全国3位、観光意欲度は2位といずれもトップクラスの位置にあり続けている。ところがこの沖縄ブランドが危機的状況にある。地域ブランド調査による魅力度の順位は低下していないものの、魅力度の点数は年々下降しており、この5年間で53点から43点へと10点も下がっている。同様に観光意欲度も65点から58点へと低下している。つまり沖縄の魅力はどんどん下落しているということになる。

  • 【山梨】世界遺産の富士山を生かせず魅力向上の工夫余地は大きい

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    【山梨】 世界遺産の富士山を生かせず 魅力向上の工夫余地は大きい

    2015年9月5日号  

    風林火山に象徴される、騎馬軍団を率いた戦法と外交戦術に長けた、戦国時代最強の武将・武田信玄。山梨県の歴史や風土にはいまだに信玄の影響が強く残る。隣国・信濃(長野県)の川中島の戦いで宿敵・上杉謙信と幾度となく争ったことが有名であるが、産業の振興や治水事業にも力を注いだ。

  • 【滋賀】県名変更は特効薬にあらず琵琶湖を愛で魅力アップを

    勝手にケンミン創生計画
    【滋賀】 県名変更は特効薬にあらず 琵琶湖を愛で魅力アップを

    2015年8月29日号  

    全国的な知名度の低さを解消しようという狙いで、滋賀県は以前より県名の変更について検討してきた。そして今年7月に、ついに県名変更の是非を問う県政世論調査を実施するに至った。2月の県議会で県議から名称変更の提案があり、実施することになったこの調査。「結果次第では県名変更を検討する」と三日月大造知事は語っていたが、集計してみると、県名を「変える必要がない」と回答した人が全体の82.8%を占めるという調査結果になり、県名変更の可能性は遠のいた。

  • 【高知】課題は龍馬依存からの脱却県民の愛着度回復も鍵

    勝手にケンミン創生計画
    【高知】 課題は龍馬依存からの脱却 県民の愛着度回復も鍵

    2015年8月22日号  

    「高知県は、ひとつの大家族やき。高知家」。こんなコンセプトの下、高知県は2013年から「高知家」プロモーションを展開。県産品の販売拡大や観光客、移住者の増加につなげようと取り組んでいる。昨年度は「リョーマの休日~高知家の食卓~」、今年度は「高知県のええもん、ぜーんぶおすそわけやき。高知家」としたキャンペーンを展開した。東京・銀座のアンテナショップ「まるごと高知」を拠点として外商活動を展開するなど、その積極さには目を見張る。

  • 【宮城】仙台の強いブランド力を県全体へ波及できるか

    勝手にケンミン創生計画
    【宮城】 仙台の強いブランド力を 県全体へ波及できるか

    2015年8月8日号  

    宮城県は、県内総生産は約8兆円で、人口約232万人を有する東北の中心である。東北新幹線で仙台~東京間は最短1時間30分で結ばれ、仙台空港には国内線が1日計55便、国際線はハワイなど6路線が就航。東北唯一の特定重要港湾である仙台塩釜港があり、東北自動車道が県を南北に貫く。陸海空のアクセス網は完備されている。

  • 【広島】強みは若者の高い支持率県内の回遊性向上が鍵

    勝手にケンミン創生計画
    【広島】 強みは若者の高い支持率 県内の回遊性向上が鍵

    2015年8月1日号  

    厳島神社(宮島)と原爆ドームの二つのユネスコ世界遺産を有する広島県は、尾道やしまなみ海道、鞆の浦などの観光資源が豊富で、国際的にも知名度が高い。また、自動車などの産業、商業、農業も盛ん。ところが、こんな豊かな県でありながら、意外にも魅力度、そして観光意欲度共に全国21位と高いとはいえない。

  • 【埼玉】ダサイとは言わせない!素材を絞り魅力度アップを

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    【埼玉】 ダサイとは言わせない! 素材を絞り魅力度アップを

    2015年7月25日号  

    埼玉県は人口、県内総生産共に全国5位。それなのに魅力度は42位と低い。最高位は2012年の40位で、最低位は11年と13年の45位。とにかく40位台をうろうろしている。「ダ埼玉」とタモリから命名されるくらい、埼玉県はかねて低いイメージに悩まされていた。土屋義彦知事時代の1992年にキャッチコピーを公募し、「彩の国さいたま」に決定。それ以降は埼玉県のイベントや商品などに「彩の国」が用いられているが、県外にはなかなか浸透していないようだ。

  • 【福岡】魅力度はトップクラスでもブランド力は“西高東低”

    勝手にケンミン創生計画
    【福岡】 魅力度はトップクラスでも ブランド力は“西高東低”

    2015年7月18日号  

    福岡県は二つの政令指定都市を有し、人口は約500万人。東アジアからの観光客も急増中で、経済も活性化している。まさに東アジアの中心で、九州と日本を引っ張る存在だ。地域ブランド調査における都道府県の魅力度ランキングは2009年の9位から14年の7位へと上昇している。

  • 【北海道】圧倒的に人気も後退気味素材力生かす戦略が鍵

    勝手にケンミン創生計画
    【北海道】 圧倒的に人気も後退気味 素材力生かす戦略が鍵

    2015年7月11日号  

    地方創生は、あなたのまちが人々からどのように評価されているかを知ることからスタートする。この連載は、全国3万人による「地域ブランド調査」の結果を基に、県の活性化プランを「勝手に」提言するものである。

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記者の目

  • 編集部 宮井貴之

    カレー物価指数と締切と時々ダイエット

     スパイスを買いそろえて自ら作るほどカレーライスが好きだ。もちろん食べ歩きも好きで、以前の職場にいたインド出身の同僚からお薦めの店を聞いては、開拓するのが日々の楽しみだった。
     だが、そんなささやかな趣味にも値上げの波が容赦なく押し寄せた。帝国データバンクによると、カレーライス1食当たりのコストを示す「カレーライス物価」が6カ月連続で最高値を更新したという。野菜の価格が下落した一方、コメ価格の高騰が全体を押し上げた。
     趣味を奪われると嘆いたものの、足元を見るとたるんだ腹が。原稿の締め切りが近づくたびに暴食してきたのだ。趣味を運動に切り替える好機か。そうポジティブに捉えることにしよう。

  • 副編集長 清水量介

    酔い止め対策で自動車需要喚起?

     かつては自動車の運転が好きで、マツダのロードスターに乗っていました。しかも、マニュアルです。
     ところが、今は自動車を所有していません。所有しない理由は二つです。「家から徒歩で1分程度のところにカーシェアの拠点が複数登場した」ことが一つ。
     もう一つは「子どもたちの車酔いが激しく遠出ができない」ことです。近場の移動だけに多大なコストがかかると思うと、所有する気が起こらないのです。都市部では、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
     自動車メーカーや部品メーカーの方々は、自動車需要の底上げのために「画期的な子どもの酔い止め」対策にトライしてみるのもいいかもしれませんね。

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表紙

特集自動車・サプライヤー非常事態

トヨタ自動車が空前の利益をたたき出す一方、サプライヤーは生産コストを価格に転嫁できず、苦境にある。部品メーカーが完成車メーカーに依存し支配される現状は、技術革新で出遅れる原因にもなっており、このままでは自動車業界が地盤沈下しかねない。サプラ…

特集2ビール 最後のバブル

ビール業界に追い風が吹いている。2023年秋の酒税改正によるビールの値下げで販売が上向いているのだ。ビール市場全体が縮小傾向にある中、ビール各社は最後のチャンスをどう生かすのか。最新動向を追った。