記事一覧:Book Reviews 著者のホンネ59件
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Book Reviews 著者のホンネ
「ニューパワー」への変革 日本企業はレゴを見習え
2019年5月25日号──著書『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』は米「ニューヨーク・タイムズ」や英「フィナンシャル・タイムズ」など各国メディアで絶賛されています。ここで語られている「ニューパワー」とはどのようなものなのでしょうか。
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Book Reviews 著者のホンネ
これが本当に最後の経済小説 人生で五指に入る人物描いた
2019年3月23日号これまで多くの企業・経済小説を書いてきた中で、新著の主人公はITベンチャー企業であるイーパーセルの北野譲治社長でした。米グーグルを特許侵害で訴え、勝利を収めたとはいえ、知る人ぞ知る企業と経営者です。筆を執ることになった経緯を教えてください。
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Book Reviews 著者のホンネ
企業のリーダーに必要な資質は オーナーシップと大局観
2018年9月22日号7、8年前、トップの座を次世代にバトンタッチしようと考えた際に、企業という組織のリーダー、トップの資質について考えるようになりました。それをメモし、まとめたものが、この10カ条です。ただし、これらは企業のリーダーの理想論みたいなものです。
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Book Reviews 著者のホンネ
大宅賞作家が照射した東芝“戦犯”経営者の光と影
2018年1月13日号西田氏の口を衝いて出てくる言葉は他人への罵詈雑言ばかり。自らの非を省みることも、反省のかけらもなかった。あんなに光り輝いていた経営者がこんなふうになってしまうのか、という驚きが大きかったですね。私は西田氏を不当におとしめるつもりはありませんが、自己正当化を繰り返し、自己弁護に終始する彼の姿は、ただただ痛々しいだけでした。
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Book Reviews 著者のホンネ
人生で成長するためには自分の目線より上を目指す
2017年11月4日号この講座は1987年にスタートしましたので、今年で31年目を迎えました。また、2年前の4月には、NHKラジオの語学講座の一つのテーマとして歴代最長記録を達成したそうです。とりわけうれしいのが、毎年4月に新しい年度の講座がスタートするのですが、その4月号の発行部数が少しずつ増えていること。これは珍しいことだそうです。
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Book Reviews 著者のホンネ
日本は直観力をリセットしてグローバル市場に打って出よ
2017年10月28日号類書が多数ある中で、今年1月に出版された『マッキンゼーが予測する未来』は、日本で4万人以上の読者を獲得した。その共著者の一人で、東アジアの情勢に詳しいドッブス氏に日本の課題を聞いた。
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Book Reviews 著者のホンネ
安倍首相の“積極的平和主義”は「許しがたい印象操作」である
2017年7月1日号過去58年間、「平和学」という道なき道を切り開いてきたノルウェーのガルトゥング博士。この6月に『日本人のための平和論』を書き下ろした。その根底にある、ベーシックな問題意識などを聞いた。
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Book Reviews 著者のホンネ
戦後最大の経済事件の内幕を初めて実名で暴露した問題作
2016年11月26日号イトマンがおかしいと思った最初のきっかけは1990年3月20日。(裏社会と政財界を結ぶフィクサーと呼ばれた)佐藤茂氏らが磯田一郎会長のところに、「イトマン大丈夫ですか」と懸念を指摘しに来たこと。これは大変なことになると感じました。
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Book Reviews 著者のホンネ
「やり抜く力」とは何なのか 日本人が英語習得できない訳
2016年11月12日号「粘り強さ」については、日本の「七転び八起き」ということわざが大好きで、本の中でも触れています。このことわざは、「粘り強さ」を表す非常に美しい表現だと思います。一方で、日本や中国などアジア出身の人がよく私のところに来て、「粘り強さについては知っている。勤勉についても分かっている。でも何かが欠けている」と言います。これはもしかしたら、「情熱」が欠けているのかもしれません。
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Book Reviews 著者のホンネ
スタジオジブリの鈴木敏夫氏が「自分を捨てろ」と説いた理由
2016年10月15日号入社面接のときに鈴木さんと出会って以来、「この人のそばで働きたい」と思っていました。若かった私は、鈴木さんの下であっても「自分ならできる」という根拠のない自信がありました。高校を卒業してすぐ実社会に出て、実写映画の製作現場で働いていたこともあって、プライドの高い自意識過剰な若者だったのです。
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なぜ零細企業の挑戦物語に リアリティを感じるのか?
2016年9月17日号小説の舞台は、埼玉県行田市にある足袋業者「こはぜ屋」。百年の歴史を持つ老舗だが、業績はジリ貧の零細企業だ。その現状を打破するために、足袋作りのノウハウを生かしたランニングシューズ「陸王」の開発という新規事業に挑むことを、社長の宮沢紘一が決心することから物語は始まる。
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日本で続く長期停滞の原因は 一貫性を損なった改革にある
2016年6月25日号やはり、「1980年代から日本の資本主義は何も変わっていない」という見方に対して、「決してそうではない」ということです。この点は、日本経済を研究する外国人の学者や、多くの日本人もそう思い込んでいるようですが、日本の資本主義は大きく変容しています。ただ、変化のスピードが漸進的であったために、これまでの概念ではうまく説明することができなかったのです。
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Book Reviews 著者のホンネ
楽ちん執筆の鍵はメモにあり アイデアを即、音声で入力
2016年6月18日号思い付いたことをメモすることで仕事が楽にスタートします。ニュートンの慣性の法則ですね。「止まっている物体を動かすには力が必要」、しかし、「動きだせば楽に動く」ということです。
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Book Reviews 著者のホンネ
企業小説の大御所が魅了された アサヒビール“中興の祖”のすごみ
2016年6月11日号調べるほどに、彼の強力なリーダーシップとトップダウン型経営に舌を巻き、会社という生き物はリーダー次第でかくも劇的に変わるのかと、思い知らされました。なぜこの小説を書いたかといえば、結局、一番大事なのはリーダーであり、リーダーはかくあるべき、と言いたかったからです。
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Book Reviews 著者のホンネ
小泉純一郎にオフレコなし 総理退任後10年、初めての独白
2016年6月4日号私は10年近く政治家の取材を続けていますが、小泉純一郎さん(以下、小泉さん)と面識はありませんでした。なので、具体的に、ある瞬間から意識し始めたというわけではないのですが、「コイズミ」という響きには愛憎相交じる、特別な感情を抱いていました。
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Book Reviews 著者のホンネ
現役書店社長が実体験を基に 企業再生のノウハウを明かす
2016年5月21日号もともと、私は出版取次大手トーハン出身の人間です。地方書店の経営者とお会いすることが多かったのですが、中には決算書の読めない経営者も少なくありませんでした。そのため、銀行とはかなり不利な交渉をしているように感じていました。担保となる資産があれば別ですが、書店の経営環境が厳しい今の時代、書店が単に「お金を貸してくれ」と頼んでも、銀行は首を縦に振らないでしょう。
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Book Reviews 著者のホンネ
世界史は人類5000年の歴史 暗記ではなく“心”で楽しめ
2016年4月23日号世界史というと、学生時代の試験勉強なんかを連想してしまいますが、歴史は全て人間がつくってきたものです。そういう意味では、世界史とは、すなわち人類史なのです。年号や人物名を暗記する“作業”ではなく、生身の人間が懸命に生き抜いた“ロマン”として歴史を心で楽しむことが大切です。
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Book Reviews 著者のホンネ
机上の空論では終わらない アドラー心理学の実践版
2016年3月19日号続編でアドラーの思想をもう一度整理しようと考えました。『嫌われる勇気』がアドラーの思想の全体像を知る“地図”のようなものだとすれば、本書は思想を実践して幸福な人生を歩むための“コンパス”のような役割を果たしています。
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Book Reviews 著者のホンネ
人類学者出身の敏腕記者が警告 企業をむしばむ「サイロ」の危機
2016年3月12日号日本では、「サイロ」という言葉になじみがないかもしれません。でも、米国では細分化を端的に想起させる、身近な言葉です。スペルも短い。新しいコンセプトを読者に理解してもらうには、サイロが最適な言葉だと考えました。
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Book Reviews 著者のホンネ
日本企業が学ぶべき精神 独特の成功要因を読み解く
2016年1月23日号自動車は足が長いビジネスなので、長期的な視点で経営に取り組むことが大切です。同族経営は信念を持って長期目線で経営できるし、そうした文化が根付くという点で強いのでしょう。トヨタであればハイブリッド車への情熱、スズキであれば小さな車への情熱。そうした情熱がぶれると、技術や商品はモノにならないわけです。