記事一覧:最強一皿図鑑52

  • 脂肪が少ない赤身の深み

    最強一皿図鑑
    脂肪が少ない赤身の深み

    2014年5月31日号  

    しっとりと赤みが差して火加減は絶妙。牛の「ランプ」と呼ばれる部位はモモ肉の中でも特にやわらかく、脂肪が少ない赤身肉で味に深みがある。コースの一皿、「米沢牛ランプ1か月熟成炙り焼き」は熟成させている分、旨味がさらに強い。これが日本酒とよく合う。

  • 立ち飲みで割烹に浸る

    最強一皿図鑑
    立ち飲みで割烹に浸る

    2014年5月24日号  

    紅葉おろしとネギの鮮やかな色彩。餡が絡んだ艶やかな牡蠣が一層おいしそうに見える。東京・北千住にある立ち飲み屋「割烹くずし 徳多和良」の「かきの揚げあんかけ」は、カリッと揚げた表面とふんわりとした中身との食感の対比が面白い。

  • 伊勢名物の手作り餃子

    最強一皿図鑑
    伊勢名物の手作り餃子

    2014年5月17日号  

    伊勢名物といえば、赤福に、伊勢うどん、伊勢湾で捕れる海の幸。観光客向けにはそうだけれども、地元で長年支持されているものに「ぎょうざの美鈴」で食べる「ぎょうざ」がある。伊勢で餃子を食べに行くといえば、美鈴へ行くことを意味すると言ってもいいくらいだ。

  • 米沢牛を使った山形風

    最強一皿図鑑
    米沢牛を使った山形風

    2014年5月3日号  

    ほっとするような醤油味の出汁が、里芋、キノコ、ニンジン、こんにゃく、ネギ、牛肉などの具材を優しく包み込む。これをつまみに日本酒を飲む。店内は穏やかな空気で、まるで温泉にでも浸かっているようだ。

  • 焼き豚足と泡盛の幸福感

    最強一皿図鑑
    焼き豚足と泡盛の幸福感

    2014年4月26日号  

    旅先で忘れられない逸品に出会うことがある。沖縄で初体験した「焼きてびち」は、思い出すだけで体が喜んでしまう。

  • 外はカリッ! 中はとろとろ

    最強一皿図鑑
    外はカリッ! 中はとろとろ

    2014年4月19日号  

    表面がカリカリとしたフォワグラの中はとろとろ。ナイフを入れると、下に添えられたリゾットと一緒にとろけるように崩れ落ちる。絶妙な火加減だ。

  • さらしな故の喉越し

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    さらしな故の喉越し

    2014年4月12日号  

    蕎麦の実の芯の粉で打つ「さらしなそば」は真っ白。麺は細めで、つるっと喉越しがいい。当たりの柔らかい甘口のつゆが供され、蕎麦の風味と味を堪能できる。 「かき揚げ天もり」のかき揚げには天かすが載って衣はサクサク。海老のプリプリとした食感も心地よい。

  • 食材の栄養分が凝縮

    最強一皿図鑑
    食材の栄養分が凝縮

    2014年4月5日号  

    熱々のつぼを開けると金華ハムの香りがほのかに漂う。じんわりと体に染み入るスープは控えめな味付けの中に奥深い滋味。食べ進めると体が温まってくる。

  • 魚介の旨みに満ちたルー

    最強一皿図鑑
    魚介の旨みに満ちたルー

    2014年3月29日号  

    東京は京橋に、「3丁目のカレー屋さん」というべたな名前のカレー屋がある。店内はカレー屋というには似つかわしくない重厚な音響設備と調度品。クラシックが流れ、照明も薄暗く、大人がゆったりと楽しめる雰囲気だ。

  • 熱燗の後に締めの逸品

    最強一皿図鑑
    熱燗の後に締めの逸品

    2014年3月22日号  

    ウニ色に染まったご飯の上に、うずたかく盛られた大ぶりのウニ。その上に細かく刻まれた海苔。凜として涼しげな丼から、いい香りが漂ってくる。

  • 炭火で焼く絶品神戸牛

    最強一皿図鑑
    炭火で焼く絶品神戸牛

    2014年3月15日号  

    炭の遠火でじっくりと時間をかけて焼かれた神戸牛。その一切れを口に運ぶ。素材を生かしたジューシーな食感。炭火がいい仕事をしている。

  • 分厚く熱い揚げ焼き餃子

    最強一皿図鑑
    分厚く熱い揚げ焼き餃子

    2014年3月8日号  

    強火で焼かれ、皿から溢れんばかりに盛られた熱々の餃子。東京・西巣鴨にある人気店「ファイト餃子」の「焼餃子」は、まんじゅうのような俵形のビジュアルが印象的だ。フランスパン用の粉を使った分厚い皮をたっぷりの油で揚げるように焼くと、表面はパリパリ、中はもっちりとした絶妙な加減になる。

  • 超厚切りに具がたっぷり

    最強一皿図鑑
    超厚切りに具がたっぷり

    2014年3月1日号  

    東京・銀座の歌舞伎座が昨年に改修され、グッとにぎやかになった界隈で行列をつくるのが「喫茶アメリカン」。歌舞伎役者もひいきにする店だ。

  • 湯気立つたこつぼを囲む

    最強一皿図鑑
    湯気立つたこつぼを囲む

    2014年2月22日号  

    待ちに待ったつぼが運ばれてくると、縁にはたこの足。中からはいかにも温かそうな、ふかふかの湯気が立ち上っている。東京・虎ノ門にある居酒屋「虎ノ門 升本」の「ジャンボたこおでん」は、丸ごと1匹をぶつ切りにしたたこのおでんだ。

  • 牡蠣の出汁も身も味わう

    最強一皿図鑑
    牡蠣の出汁も身も味わう

    2014年2月15日号  

    日本最大にして幾百もの店舗が軒を連ねる横浜の人気観光地、横浜中華街。メインストリートである中華街大通りから上海路に折れ入ると、赤いコスチュームで仁王立ちするサンタクロースの像に思わず目が留まる。それが朝の8時半から朝粥がいただける「謝甜記 貮号店」の目印なのです。

  • 滋味深いつゆが染みる

    最強一皿図鑑
    滋味深いつゆが染みる

    2014年2月8日号  

    テーブルの中央には予約時に頼んだ「おでん」が詰まった鍋が鎮座。木製のふたを取る前から、漂う香りが食欲をそそる。

  • ずっしりとジューシー

    最強一皿図鑑
    ずっしりとジューシー

    2014年2月1日号  

    東京・銀座の歌舞伎座横にある「喫茶YOU」。ケチャップライスの上に、とろとろでふるっふるのオムレツが載るオムライスがあまりに有名だが、そのオムレツを挟んだ「オムレツサンド」も見逃せない。

  • サラサラいくチャーハン

    最強一皿図鑑
    サラサラいくチャーハン

    2014年1月25日号  

    黄金色のスープがなみなみと満たされた丼から、ふっくらとしたチャーハンが顔をのぞかせている。一口食べて「おや」と不思議に感じる。スープに漬かっているのにパラパラとした食感が残っているからだ。

  • 待ちに待った牡蠣フライ

    最強一皿図鑑
    待ちに待った牡蠣フライ

    2014年1月18日号  

    日本をそして世界を代表する牡蠣産地の一つであった三陸沿岸。東日本大震災は三陸の牡蠣養殖場にも壊滅的な被害を及ぼしました。種牡蠣の喪失も懸念された時期を経て、養殖を再開する浜が出てきて出荷が徐々に軌道に乗り、今も復興への営みが続いています。

  • 魚介たっぷりのバーメシ

    最強一皿図鑑
    魚介たっぷりのバーメシ

    2014年1月11日号  

    いか、たこ、しめじ、ベーコンなど大ぶりの具材がたっぷりと入ったナポリタン。山盛りの具の間から麺を持ち上げると、魚介のいい香りが立ち上ってくる。

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記者の目

  • 編集部 重石岳史

    東証改革に見る「ルーズとタイト」の文化の違い

     東京証券取引所の幹部との雑談で「ルーズカルチャー」と「タイトカルチャー」が話題になりました。いわく日本はタイトカルチャーの国で、規律を重んじる。だから強制力を伴わずとも、東証が資本コストや株価を意識した経営を「要請」すれば上場企業がおのずと動いてくれる。確かに東証の市場改革は、大枠では狙い通りに進んでいるようです。
     一方、米国などはルーズカルチャーの国で、個人の自由を重んじるため強制力がなければ物事が動かない。タイトな文化の方が、日本人に向いている気はしますが、横並び主義や同調圧力が弊害を生むケースもあります。ルーズでありながらタイトさも併せ持つ。自分自身はそうありたいと思います。

  • 編集長 浅島亮子

    『週刊ダイヤモンド2025年2月22日号』発売中止のお詫び

     前号のフジテレビ特集におきまして、アンケート結果を記載した一覧表で誤記が判明いたしました。そのため市販を中止しましたが、定期購読分については発送停止の措置が間に合わなかったため、定期購読者の皆様には修正した記事をお送りいたします。読者の皆様ならびに関係者の皆様には、多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
     創刊111年の歴史に泥を塗る事態を招いてしまったことを、責任者として猛省しております。今後このようなことがないよう、チェック体制の強化など再発防止を徹底する所存です。今後とも弊誌を末長くご愛顧いただけましたら幸いに存じます。
    『ダイヤモンド編集部』編集長 浅島亮子

最新号の案内25年3月1・8日号

表紙

特集上場廃止ラッシュ

東京証券取引所の経過措置期間が2025年3月に終了し、新たな上場維持基準が適用される。さらに政策保有株式や親子上場の解消も進み、安定株主を失った企業は同意なき買収を容赦なく突き付けられる。あらゆる上場企業が安穏としていられない、淘汰の時代が…

特集2狙え! 不動産リッチ企業

不動産含み益をたっぷり抱える"不動産リッチ企業"への注目度が高まっている。アクティビストらの売却圧力も強まる一方だ。そこで、不動産の含み益が大きい企業の投資妙味を徹底分析。含み益を反映した修正PBRや時価総額に対する含み益の比率から、割安な…