記事一覧:夢の狭間で96

  • “ナニワの坊ちゃん”を陰で支えた名マネージャー

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    “ナニワの坊ちゃん”を陰で支えた名マネージャー

    2017年4月29日号  

    社会人野球をよく知る人は、「チームの顔は選手でも監督でもなく、マネージャーだ」と言う。確かに、30年近く社会人野球を取材してきて、日本一を勝ち取ったチームは必ず名マネージャーが支えていると思う。昨年までに58回と、都市対抗で史上最多出場の記録を更新し続けている名門、日本生命野球部で、1997年から2002年までマネージャーを務めた長田浩幸もその一人である。

  • 野球嫌いの野球部長就任!逆手に取る練習法で大躍進

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    野球嫌いの野球部長就任! 逆手に取る練習法で大躍進

    2017年4月22日号  

    社会人野球が高度経済成長とともに発展した背景には、マンパワーを原動力とする製造業が、社員の士気高揚を促す存在として野球部を設立したことが挙げられる。昨年までJFE西日本硬式野球部で監督を務めた村上文敏は、「日本鋼管の時代から、会社ぐるみで野球部員を育ててくれる風土があった」と振り返る。

  • 経営環境の荒波による2度のチーム統合を超克

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    経営環境の荒波による2度のチーム統合を超克

    2017年4月15日号  

    企業スポーツは会社あっての存在であり、原点は業務時間外のクラブ活動だ。当然、業績や経営方針に活動が左右される側面は避けられない。長い歴史を振り返ってみれば、どの野球部にも存続の危機に直面した時期がある。JFE西日本硬式野球部を昨年まで指揮した村上文敏は選手、監督として2度のチーム統合を経験した。

  • 選手は良いが勝てない──汚名返上で都市対抗初優勝

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    選手は良いが勝てない── 汚名返上で都市対抗初優勝

    2017年4月8日号  

    社会人野球界に新たなシーズンの到来を告げる第72回東京スポニチ大会は、神宮球場などで3月11日から4日間にわたって開催され、昨年の都市対抗で初優勝したトヨタ自動車が、この大会も初優勝で首尾よくスタートを切った。

  • オフシーズンも実戦練習!選手の海外武者修行を実現

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    オフシーズンも実戦練習! 選手の海外武者修行を実現

    2017年4月1日号  

    直談判で採用にこぎ着けた平井克典が、3年目を迎えた昨年はエースに成長。都市対抗でベスト8進出の原動力となり、ドラフト5位指名で埼玉西武に入団したため、Honda鈴鹿硬式野球部監督、甲元訓は、新戦力の育成に着手した。

  • ホンダ3兄弟の次男坊を躍進させる悲運の元エース

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    ホンダ3兄弟の次男坊を 躍進させる悲運の元エース

    2017年3月25日号  

    1946年、静岡県浜松市で創業した本田技研工業は、53年に開設した埼玉県大和町(現和光市)の工場を本拠地に、60年に硬式野球部を創部(後に和光工場を経て、現在は狭山工場が本拠地)する。

  • 一挙9人の大量採用の陰で戦力外選手に見る人事の妙

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    一挙9人の大量採用の陰で戦力外選手に見る人事の妙

    2017年3月18日号  

    昨年の日本選手権で準優勝し、今年は1964年以来、2回目の都市対抗優勝を目指す日本通運野球部監督の藪宏明は、さらなるチーム力強化を目論み、二つの大きな人事を敢行した。一つは、大量9人の新人採用だ。

  • 都市対抗の常連チーム強さの裏に監督の裁量あり

    夢の狭間で
    都市対抗の常連チーム 強さの裏に監督の裁量あり

    2017年3月11日号  

    今季の社会人野球は、3月11日から開催される第72回東京スポニチ大会で幕を開ける。この大会の出場チームはもちろん、他の大会で始動するチームも、2~3月はプロ野球と同様、温暖な地域に移動してキャンプを張る。

  • ミスによる敗戦も想定内リスク上等の若手起用に転換

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    ミスによる敗戦も想定内 リスク上等の若手起用に転換

    2017年3月4日号  

    チームスポーツにおいて、大きな転換点となるのは監督の交代だ。前の監督のチームが低迷していれば、立て直しの責任は大きいものの、新監督は自分の色を出しやすい。

  • “愛のむち”も辞さず──JRの名門を支えた吉田道場

    夢の狭間で
    “愛のむち”も辞さず── JRの名門を支えた吉田道場

    2017年2月25日号  

    社会人野球のルーツは、約140年前にさかのぼる。1876年、鉄道技術を学ぶべく渡米した鉄道技師、平岡熙が帰国し、工部省新橋鉄道局に勤務。米国で覚えた野球を同僚たちに教え、78年に新橋アスレチック倶楽部を結成した。

  • 勝つための選手採用の秘訣“鶏口牛後”で大化け狙う

    夢の狭間で
    勝つための選手採用の秘訣 “鶏口牛後”で大化け狙う

    2017年2月18日号  

    初出場から2008年までの53年間で、都市対抗通算11勝12敗と負け越していた東京ガス硬式野球部は、監督となった菊池壮光が率いる09年以降の8年間で、都市対抗へ7回出場し、13勝7敗の好成績を収めている。

  • 負け犬根性から脱却せよ創部90年の“古豪”復活劇

    夢の狭間で
    負け犬根性から脱却せよ 創部90年の“古豪”復活劇

    2017年2月11日号  

    東京ガス硬式野球部は、今年で創部90周年を迎える、社会人野球を代表する“古豪”だ。創部された1927(昭和2)年は、第1回都市対抗野球大会が開催された年でもあり、まさに社会人野球と共に歴史を重ねている。

  • 社名と日の丸を背負い世界を驚かせた代表チーム

    夢の狭間で
    社名と日の丸を背負い世界を驚かせた代表チーム

    2017年2月4日号  

    3月に野球の世界一決定戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシックが開催される。プロ選手で編成される日本代表は、2大会ぶり3回目の優勝に挑むが、国際大会において、顕著な実績を積み重ね、日本を世界のトップレベルに押し上げたのは社会人野球である。

  • プロ野球の指揮官よりも多才な能力が要る監督業

    夢の狭間で
    プロ野球の指揮官よりも 多才な能力が要る監督業

    2017年1月28日号  

    社会人野球の監督は、企業内において特殊な存在である。まず、年齢や社歴がまちまちで、会社での役職にはリンクしていない。また、プロ経験者、他チームの監督経験者を「野球部監督」という役割で登用する企業もあれば、まだ役職もない若手社員を抜てきする企業もある。

  • ビジネスと野球を両立せよ“二足の草鞋”を履く覚悟

    夢の狭間で
    ビジネスと野球を両立せよ “二足の草鞋”を履く覚悟

    2017年1月21日号  

    社会人野球が、90年にならんとする歴史を築けたのは、「ビジネスマン」と「野球人」という二足の草鞋を履き、その双方で成果を挙げた人物を多く輩出したことが一番の要因である。

  • 企業野球なかりせば落合も野茂もいなかった

    夢の狭間で
    企業野球なかりせば 落合も野茂もいなかった

    2017年1月14日号  

    北海道日本ハムファイターズが10年ぶり3回目の日本一を達成した2016年のプロ野球は、858試合の公式戦で延べ2498万1514人の観客を集めた。1試合当たり2万9116人がビール片手に、または、レプリカのユニホームを着て球場で声援を送ったことになる。

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記者の目

  • 編集部 山本輝

    予測精度をブラッシュアップ、お腹周りはシェイプアップ

     予測年収の推計を担当しました。予測年収は、過去の特集でも度々登場している人気コンテンツです。今回は、推計精度のさらなる向上を図るとともに、対象企業を可能な限り拡大することを試みました。持ち株会社などでは違和感のある数字が出る場合もありますが、直感とも整合するよう、今後もブラッシュアップを続けます。
     全く関係ありませんが、足元の物価上昇が悩みです。日々の楽しみとして、ちょっといいランチやスイーツなどをよく食べるのですが、そのせいで最近の家計簿がえらいことに。お金はたまらないのにおなかの脂肪だけがたまる。予測のブラッシュアップだけではなく、支出と体のシェイプアップも必要そうです。

  • 副編集長 千本木啓文

    民放の女性アナによる〝芸能人接待疑惑〟で顧みる自分の人権意識

     フジテレビが、女性アナウンサーによる〝芸能人接待疑惑〟に揺れています。同社に限らず、日本では女性の人権が軽んじられてきたと言わざるを得ません。
     実は、権力者に辱められた女性が永田町で伸し上がり、復讐を果たす物語、「小説・昭和の女帝」をダイヤモンド・オンラインで連載しています。小説には、親から〝身売り〟を強いられたり、インドネシアの戦後賠償ビジネスのために大統領にあてがわれたりした女性たちも登場します。
     問題は、あしき男女不平等がいまだに解消していないことです。私も「男だけでは何だから」などという理由で同僚の女性を飲み会に誘ったことがありました。言われた方の気持ちを考えると……、反省しきりです。

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表紙

特集年収&株価

33年ぶりの高賃上げに日経平均株価の最高値更新。2024年は年収と株価が記録的にアップした1年だった。今後も賃上げと株価上昇ムードは続くのか。これからも年収増や株高が期待できる企業はどこか。独自試算した主要上場企業の3年後の「予測年収」と「…

脱炭素の切り札として政府が期待を寄せる洋上風力発電が今、最大の危機を迎えている。政府公募プロジェクトのコンペ第1弾を総取りした三菱商事は、運転開始のはるか手前で巨額減損の瀬戸際にいる。コンペ第2弾を勝ち抜いた事業者も、すでに採算が厳しいと悲…