記事一覧:News & Analysis519件
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News & Analysis
仲介終了で〝持ち逃げ〟狙った? SMBC日興の「引き際」に批判
2014年4月16日SMBC日興証券は大手証券で唯一展開してきた、ファイナンシャルプランナー(FP)や保険代理店などの金融商品仲介業者を通じて投資信託などを販売する「金融商品仲介ビジネス」を、来年3月に終了すると決めた。
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News & Analysis
市場がノーを突きつけた 西武とサーベラスの“円満離婚”
2014年4月11日4月23日に10年ぶりに再上場する西武ホールディングス。西武と主幹事証券会社は当初、売り出し価格を1株当たり2300円と想定して購入の意思をヒアリングしてきた。だが、機関投資家の反応は厳しいものだった。西武は売り出し価格を1600~1800円へと大幅に下げた。当初の想定より、売り出し価格が大幅に下がったことを受けて、西武株を35%保有する筆頭株主の米サーベラス・グループが、上場時に15.5%分を放出する予定を取り下げた。
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News & Analysis
建設業で外国人労働者の活用拡大が決定 それでも人手不足を解消できない理由
2014年4月9日政府は4月4日、人手不足が深刻となっている建設業で、外国人労働者の受け入れを拡大する緊急措置を決めた。しかし、当の建設業からは、その効果を疑問視する声が上がっている。
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News & Analysis
STAP論文不正で泥沼対決に 焦った理研のお手盛り身内調査
2014年4月3日改ざん、捏造と決めつけられたことは、とても承服できません――。 STAP細胞論文について、理化学研究所の調査委員会は1日、小保方晴子ユニットリーダーが研究不正行為をしたと認定する調査結果を公表した。小保方さんは弁護士を通じて即座に不服申し立ての意向を表明。“世紀の発見”は一転して日本の科学史に汚点を残す“泥沼対決”の様相を呈している。
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News & Analysis
スエズ運河3年連続値上げでも なすすべなしの海運会社
2014年4月3日地中海と紅海をつなぐスエズ運河が3年連続の通行料の値上げに踏み切る。今回の値上げは3~5%とみられており、11年時と比較すると1割近いコストアップとなる。1年間に日本の海運会社がスエズ運河に支払う通行料の総額は400億円に上るというから、「値上げは頭が痛い」(朝倉次郎・日本船主協会会長、川崎汽船社長)話だ。
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News & Analysis
ソフトバンクにとって〝一石四鳥″! ヤフーのイー・アクセス買収効果
2014年3月31日金持ちの長男が、借金まみれの親を手助けするため、弟たちの将来性を買って引き取ることにした――。ヤフーが3月27日に発表した、国内携帯4位のイー・アクセス買収は、そんな風に言い表すことができるかもしれない。
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アコーディアがゴルフ場7割売却 元村上ファンド関係者外しを狙う
2014年3月29日ゴルフ場運営で最大手のアコーディア・ゴルフは3月28日、保有ゴルフ場の約7割に当たる90コースをシンガポール証券取引所で上場させ、新株予約権付ローンによる資金調達も行い、自己株式の公開買付けを行うと発表した。その記者会見場で記者たちは頭を抱えた。難解に入り組んだスキームのプレスリリースは43ページにもおよび、簡潔にまとめることは至難だった。アコーディアは、長らくの“危機”を一気に解消するために強引ともいえる策を繰り出したのである。
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News & Analysis
世界最大手の最新技術が失策!? 機に乗じて復活目指すキヤノン
2014年3月27日最新のEUV(極端紫外線)露光装置が故障した――。2月下旬、米カリフォルニア州で開催された国際光工学会(SPIE)。次世代の半導体製造技術の動向に注目する参加者の間で“隠れた大ニュース”になったのは、半導体製造大手、台湾TSMCの幹部の言葉だった。
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News & Analysis
中国でデジカメ“欠陥”報道 炎上を許したニコンの油断
2014年3月26日色鮮やかな夕焼けや青空を台なしにするかのごとく、写真に写りこんだ複数の黒い点。重苦しい音楽とともに、次々と不満を訴えるデジタルカメラの購入者たち。3月15日の「世界消費者デー」に合わせて中国国営中央テレビ(CCTV)が放送した特別番組で、“欠陥商品”として俎上に載せられたのはニコンのデジタル一眼レフカメラ「D600」だった。
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News & Analysis
バランス人事崩壊に透ける みずほ・佐藤社長の深謀遠慮
2014年3月25日合併から12年。みずほフィナンシャルグループ(FG)と傘下銀行が、長きに渡り続けてきた「バランス人事」が、音を立てて崩れ始めた。「32・27・26」――。この数字はそれぞれ、旧富士、旧第一勧業、旧日本興業の出身者の、4月1日以降の役員数だ。
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原発処理の“保安院”復活!? 「廃炉機構」設立で透ける裏側
2014年3月24日今年1月、国の原子力損害賠償支援機構(原賠機構)の運営委員は、経済産業省幹部に組織改編の資料を提示され、思わず顔をしかめてしまった。「賠償・廃炉・汚染水センター」。組織改編で誕生する新機構の仮称がこう記されていたためだ。
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野村HDの役員人事で浮かぶ 永井CEOの新海外戦略
2014年3月19日「20億ドルもの未曽有の大リストラという〝有事〟は終わった。これからは、攻めの姿勢に転じる」――。野村ホールディングス(HD)関係者がこう強調するのが、同社の4月1日付の役員人事だ。
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無い袖振ってまで配当捻出 コスモ石油にのしかかる株主圧力
2014年3月18日「苦しい中でもよくやるなあ……」。コスモ石油の配当計画が、業界関係者のあいだで話題になっている。主力の千葉製油所が事故とその後の不具合により長期停止していたことから、2013年3月期は純利益で859億円の大赤字を計上し、無配に転落。14年3月期も復配のめどがなかなか立たなかったが、3月11日、1株当たり2円の配当予想を発表した。
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NTTが7年ぶりにベア実施 それでも上がる不満の〝理由〟
2014年3月14日「さすがにやる気をなくした」。社員約10万人を擁するNTTグループ主要8社は、3月12日に春の労使交渉を終え、組合側は平均月額1600円という7年ぶりのベースアップを勝ち取った。にもかかわらず、若手社員からは失望の声が出ている。
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【SCOOP!!】 電力業界より一足早く実現 三菱電機の“発送電分離”計画
2014年3月13日三菱電機が4月1日付けで、電力システム事業の部門を再編することがわかった。現在、事業部の一層下にあるビジネスを、事業部へ格上げするかたちだ。
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繁忙期対応、座席減対策… チャーター便増加の知られざる理由
2014年3月12日ゴールデンウィークの旅行商戦がすでに始まっている。カレンダー上では5月3日から6日まで4連休だが、アジアに海外旅行をしようと考える人にとってネックになるのが飛行機の予約だ。最終日の6日帰国希望者が多く、飛行機の予約が取りにくくなっている。
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金融庁発の“序列図”が再編の号砲 地銀界を飛び交う実名入りペーパー
2014年3月11日「自分の位置はなんとなく分かる。でも、それだけじゃ意味がない。他の地銀の位置も知りたい」。本誌2月8日号で既報の通り、昨年12月に金融庁が地方銀行の頭取に配った「金融機関の将来にわたる収益構造の分析構造について」という1枚のペーパーが、再編について「動かざること山の如し」だった地銀の背中を押そうとしている。
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リクルートにNTTも参入 モバイルPOSレジの群雄割拠
2014年3月10日「示し合せたわけでもないのに、まさか同じものを同じ日に発表するなんて……」。3月5日、リクルートライフスタイル、NTT東日本などが別々に開いた新サービスの発表会。その中身が、期せずしてほぼ同じものだったという〝珍事〟が起きた。
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【SCOOP続報!!】 改正保険業法の中身が判明 乗り合い代理店を襲う淘汰の波
2014年3月6日今年3月中旬に国会に提出される改正保険業法の詳細が本誌の取材で分かった。ここ最近、急速に影響力を増し、その販売手法が問題になっている保険の乗り合い代理店に対して、大きな改革を迫る厳しいものとなっている。
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キャリアのお株を奪う LINE通話本格参入の衝撃
2014年3月6日2月下旬、「モバイル・ワールド・コングレス」がスペインで開かれた。世界最大のモバイル関連展示会で1週間にわたり、世界主要のキャリアやメーカーが新製品を展示するなど、モバイル事業者にとってはお披露目の場でもある。