記事一覧:ロングインタビュー167

  • 宮永俊一(三菱重工業)

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    宮永俊一(三菱重工業)

    2014年7月22日

    フランスの重電メーカー、アルストムの争奪戦には敗れたものの、数年越しで事業再編を加速させている三菱重工業。1884年(明治17年)に創立された同社は、日本の工業化と共に歩み続けた総合重機メーカーであるが、なぜ近年になって急進的な“全社的構造改革”を進めるのか。その総指揮官として、グループ内にゆさぶりをかけ続ける、宮永社長が抱く危機感の本質に迫った。

  • 日野晃博(レベルファイブ社長)

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    日野晃博(レベルファイブ社長)

    2014年7月11日

    「妖怪ウォッチ」が子どもたちの間で大ヒットしている。今年1月にテレビ放送が始まるや、ゲームソフト1作目の販売本数も110万本を超え、関連のウォッチやメダルも品切れだ。実はこの仕掛け人は、福岡を拠点にするゲーム会社の「レベルファイブ」。日野晃博社長にヒットの極意を聞いた。

  • 斎藤 保(IHI社長)

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    斎藤 保(IHI社長)

    2014年7月8日

    三菱重工業や川崎重工業などと比べて、これまで“世界一”と胸を張れる製品を持っていなかったIHI。ところが、シェールガス・ブームによる追い風や円高の是正を受けて、業績は回復基調に戻り、独自の技術で世界一の座を狙える製品も出てきた。創業161年目を迎えた老舗企業で構造改革に取り組む斎藤社長に、胸中にある危機意識と改革を断行する必然性について聞いた。

  • 池田全德(日本触媒社長)

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    池田全德(日本触媒社長)

    2014年7月2日

    紙おむつに使われる高吸水性樹脂(SAP)で世界シェアナンバーワンの日本触媒は5月、2020年度に向けた長期目標を打ち出した。売上高5000億円、経常利益500億円を達成するために、どんな取り組みをするのか。米国でシェール革命が起こり、世界の化学産業が転換期を迎えるなか、国内の中堅化学会社の生き残る道を聞いた。

  • ジャン・マルク・デュボアザン(ネスプレッソCEO)

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    ジャン・マルク・デュボアザン(ネスプレッソCEO)

    2014年7月1日

    世界最大の食品メーカー、ネスレの関連会社で、日本でも馴染みのあるバリスタシステムの原型ともなった、コーヒー・コーヒーマシン・関連サービスを一貫で販売するネスプレッソ。来日したジャン・マルク・デュボアザンCEOに日本市場への投資拡大の理由を聞いた。

  • 辻本雄一(日立建機社長)

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    辻本雄一(日立建機社長)

    2014年6月30日

    この4月から新しい中期経営計画が始まった日立建機。建機の開発は、かつて機械工学が中心だったが、近年は“施工の自動化”(ロボット化)に代表されるように電子工学の領域を取り込む必然性が増してきた。その流れの中で、日立建機は、日立製作所グループ内でのプレゼンスが高まっている。グループ全体の営業利益の12〜13%を稼ぐ、辻本社長に問題意識を聞いた。

  • 名村建介(名村造船所社長)

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    名村建介(名村造船所社長)

    2014年6月26日

    2014年10月1日付で、中堅造船会社の名村造船所グループ(建造量で国内4位)は、佐世保重工業(同10位)を完全子会社化する。これで、今治造船グループ、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)に次ぐ、第3グループの誕生となる。なかなか業界再編が進まなかった造船業界で、上場企業同士による経営統合に踏み出す名村建介社長を直撃した。

  • 川上量生(ドワンゴ会長)

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    川上量生(ドワンゴ会長)

    2014年6月23日

    今年10月に経営統合するドワンゴとKADOKAWA。ネットメディアの将来をどう見ているのか、川上量生ドワンゴ会長にインタビュー。川上会長は意外な事実を口にした。

  • 澁谷省吾(千代田化工建設社長)

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    澁谷省吾(千代田化工建設社長)

    2014年6月18日

    2013年から14年にかけて、北米で3件続けて大型の新規LNG(液化天然ガス)プラントを受注した千代田化工建設。この4月にはロシアからも声がかかった。当面は受注残高が積み上がる流れにあるが、“LNG一本足打法”からの脱却を目指す澁谷省吾社長は、エンジニアリングの在り方を変えようと動き出した。

  • 信木 明(東洋ゴム工業社長)

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    信木 明(東洋ゴム工業社長)

    2014年6月17日

    トラックやSUV(スポーツ用多目的車)向けの大口径タイヤを得意とする東洋ゴム工業。2013年度は北米市場で業績を伸ばし、中期経営計画を前倒しで達成した。

  • 津谷正明(ブリヂストンCEO兼会長)

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    津谷正明(ブリヂストンCEO兼会長)

    2014年6月11日

    業績絶好調のタイヤ最大手ブリヂストン。2013年度は多額の特別損失を計上しながらも売上高、最終利益とも過去最高を更新した。

  • 柘植康英(東海旅客鉄道〔JR東海〕社長)

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    柘植康英(東海旅客鉄道〔JR東海〕社長)

    2014年6月10日

    今年4月に東海旅客鉄道(JR東海)の社長に就任した柘植康英氏。国鉄時代から、労働集約型産業である鉄道会社にとって要の人事畑を歩んできた。労使関係の経験・エピソードを踏まえて、人をまとめることの大切さを語ってもらった。

  • 吉永泰之(富士重工業社長)

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    吉永泰之(富士重工業社長)

    2014年6月5日

    2014年3月期決算で対売上高営業利益率13.6%となり、自動車業界ナンバーワンの高収益企業となった富士重工業。同社は、5月に20年度を最終年度とする新たな中期経営計画を発表した。大躍進を果たした富士重のビジョンはどこにあるのか。

  • 東 和浩(りそなホールディングス社長)

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    東 和浩(りそなホールディングス社長)

    2014年5月30日

    国内の人口減少による市場縮小や、貸し出し競争の激化による収益逓減への懸念が高まり、再編の機運が高まっている銀行業界。その中での、りそなホールディングスの戦略を聞いた。

  • 手代木 功(塩野義製薬社長)

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    手代木 功(塩野義製薬社長)

    2014年5月28日

    毎年600億円のロイヤルティー収入を生む高脂血症薬「クレストール」が2016年に特許切れを迎える塩野義製薬。医薬品は特許が切れた途端に売り上げが急減してしまう。主力品の特許切れを乗り越えて成長するための中期経営計画を一年前倒しで見直した事情と今後の成長戦略を聞いた。

  • 碓井 稔(セイコーエプソン社長)

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    碓井 稔(セイコーエプソン社長)

    2014年5月21日

    2013年度の売上高は5期ぶりに1兆円を回復。純利益は過去最高の836億円を達成し、株価が1年前と比べ約3倍まで跳ね上がったセイコーエプソン。碓井稔社長に戦略を聞いた。

  • 原田一之(京浜急行電鉄社長)

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    原田一之(京浜急行電鉄社長)

    2014年5月20日

    京浜急行電鉄は近年、京急蒲田駅の高架化などの大型投資で、羽田空港への交通アクセスを改善してきた。次なる大仕事は、東京オリンピックの開催やリニア中央新幹線の開通で、さらに重要性が高まる品川駅周辺の再開発事業だ。鉄道事業者としての利便性向上への取り組みと、品川開発の方向性について聞いた。

  • サイモン・シガース(ARM CEO)

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    サイモン・シガース(ARM CEO)

    2014年5月19日

    英ARM社の技術を使った半導体は、いまやスマートフォンの9割に搭載されている。半導体産業の知られざるトップ企業、ARMのサイモン・シガースCEOに戦略を聞いた。

  • 【著者のホンネ:インタビュー特別編】蒲島郁夫(熊本県知事)

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    【著者のホンネ:インタビュー特別編】 蒲島郁夫(熊本県知事)

    2014年5月12日

    多くの“ゆるキャラ”の中でも、圧倒的な存在感を持つ「くまモン」を生んだ熊本県庁改革とは? 4月上旬に起きた鳥インフルエンザに職員はどう対応したのか? 『私がくまモンの上司です』の著者、蒲島郁夫・熊本県知事に聞いた。

  • 池田育嗣(住友ゴム工業社長)

    ロングインタビュー
    池田育嗣(住友ゴム工業社長)

    2014年5月9日

    米タイヤ大手グッドイヤーから資本・業務提携の解消を求められていることが明らかになった住友ゴム工業。両社はこれまで「ダンロップ」や「グッドイヤー」ブランドにおいて、日本では住友ゴムが、米欧ではグッドイヤーが主導権を握り、合弁事業を展開してきた。グッドイヤーは住友ゴムの「反競争的行為」を理由に、国際商業会議所に仲裁を申し入れており、住友ゴムはこの内容に反論するものの、提携解消には応じる方針だ。池田社長の本音に迫った。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…