記事一覧:American Sports Biz の歩き方35

  • MLB挑戦の日本人選手に影響甚大キューバ選手

    American Sports Biz の歩き方
    MLB挑戦の日本人選手に影響甚大 キューバ選手"解禁"で塗り変わる勢力図

    2013年12月3日

    楽天イーグルスの田中将大投手のメジャーリーグ挑戦が、こちらアメリカでもポストシーズンの最も注目を集める選手の1人としてホットな話題になっている。しかしそんな中、FA権を持たない日本の選手のメジャー移籍を助ける制度として始まったポスティングシステムそのものの存続が危ぶまれている。この原稿を書いている現時点でも新しい制度の落としどころが見えない状況が続いている。

  • NBA開幕、大勝負をかけたブルックリン・ネッツはどこまで進化するか

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    NBA開幕、大勝負をかけた ブルックリン・ネッツはどこまで進化するか

    2013年11月19日

    11月に入り、NBA(バスケットボール)のシーズンが本格的に始まった。今シーズンは2年前ニュージャージー州からニューヨークのブルックリン地区に本拠地移転した、ブルックリン・ネッツが大いに注目を集めている。以前コラムで、ブルックリン・ネッツが地域に密着した新たなファン層の獲得および、地域に根ざしたチーム運営を目指していることを書いた。

  • 「BOSTON STRONG 」――チームが街が結束してつかんだワールドチャンピオン

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    「BOSTON STRONG 」――チームが街が 結束してつかんだワールドチャンピオン

    2013年11月6日

    10月30日、吐く息が白ばむボストンの寒空の中、9回表2アウト、ラストバッターのマット・カーペンターの空振り三振でゲームセット。2013年MLBシーズン終了の瞬間、ボストンのフェンウェイパークでは鳴りやまない大歓声がわき起こった。接戦を繰り広げた、リーグチャンピオン同士のセントルイス・カージナルスとボストン・レッドソックスの両名門球団の熱い戦いは、最終的にレッドソックスに軍配があがる形で幕を閉じた。

  • American Sports Biz の歩き方
    "格差排除"で戦力均衡を徹底 NFL右肩上がりの経営戦略

    2013年10月22日

    前回のコラムでは、アメリカンプロフットボールリーグ、NFLがレベニュー・シェアリングを徹底させることによって安定した組織経営をしていることを述べた。後半となる今回は、資金力の面とは別に、NFLが絶大なる人気を保ち安定した経営ができている別の要素について触れていきたい。まずは、ハードキャップと呼ばれる徹底したサラリーキャップ制がその一つだ。

  • アメリカ四大スポーツの王者NFL断トツ人気支える健全経営の秘密と凄み

    American Sports Biz の歩き方
    アメリカ四大スポーツの王者NFL 断トツ人気支える健全経営の秘密と凄み

    2013年10月8日

    先月シーズンが開幕したNFL (National Football League) は、アメリカのスポーツ界で人気、組織の大きさ、資産価値において常にナンバーワンの座をほしいままにしている。1試合の観客動員は平均収容可能人員の90%以上記録し、チケットもすぐに売り切れるためテレビ中継の視聴率も極めて高い。

  • EXIT SANDMAN〜ピンストライプの守護神がヤンキースを去る日〜

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    EXIT SANDMAN 〜ピンストライプの守護神がヤンキースを去る日〜

    2013年9月24日

    メジャーリーグ球界きってのクローザー、ニューヨークヤンキースの守護神として長年チームの勝利に貢献してきた、マリアノ・リベラ投手。今シーズン開幕前の春のキャンプで今季引退表明会見を行ってから半年。レギュラーシーズンも終了まであとわずかとなった9月22日、ヤンキースタジアムでのホーム試合もあと残すところ4試合となった最後の日曜日に、マリアノ・リベラ引退セレモニーが執り行われた。

  • 若者ファンを野球に取り込め!ソーシャルメディアを駆使したMLBの秘策

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    若者ファンを野球に取り込め! ソーシャルメディアを駆使したMLBの秘策

    2013年9月9日

    9月に入り、MLBレギュラーシーズンもあと残り1ヵ月弱。今年もアメリカンリーグ東地区をメインに取材しているのだが、やはり毎年東地区は熾烈な争いが繰り広げられる地区だなとつくづく思う。

  • 日米通算4000本安打達成!チームメイトが語るイチローの偉大さ

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    日米通算4000本安打達成! チームメイトが語るイチローの偉大さ

    2013年8月28日

    先日イチロー選手が日米通算4000本安打を達成したというニュースが、日本のみならず、こちらアメリカでも大々的に報道され、スポーツ番組や新聞でも大きく取り上げられた。多くはイチロー選手の偉業を称賛する内容であったが、中には彼の日米での通算という記録に関して、果たしてそれはどれくらい価値があるのかという懐疑的な意見もあった。

  • ニューヨークに愛された男松井秀喜メジャーリーグ最後の一日

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    ニューヨークに愛された男 松井秀喜メジャーリーグ最後の一日

    2013年8月12日

    今シーズン、ニューヨーク・ヤンキースは本当に受難続きだ。まずは、主砲のアレックス・ロドリゲス選手。薬物規定違反で米大リーグ機構から211試合の出場停止処分を科された件で、ここ連日メディアが騒がしい。メジャーリーグ選手会によると、現地時間8月7日にロドリゲス選手が調停委員会に対し異議申し立ての手続きをとった事が明らかになった。これによって、同委員会の最終決定が下されるまでは試合に出場が可能となるそうだ。早くても11月か12月になるとのことなので、実質的に今シーズン中は試合に出場可能になる。

  • 高額チケットでも超満員、イベント収入にも期待オールスター開催に見る球団、地域、MLB繁栄の構図

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    高額チケットでも超満員、イベント収入にも期待 オールスター開催に見る球団、地域、MLB繁栄の構図

    2013年7月22日

    前回のコラムでは、MLBのオールスターゲームのイベント開催前について書いたが、今回は7月12日から16日まで開催されたオールスターウィークのイベントの様子について書こうと思う。

  • MLBオールスターの経済効果は191億円!ニューヨークが狙うスポーツ振興都市という新鉱脈

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    MLBオールスターの経済効果は191億円! ニューヨークが狙うスポーツ振興都市という新鉱脈

    2013年7月8日

    先日、ニューヨーク・メッツの球場のプレスボックスで試合をみていると、広報から来場者へのプレゼントであるボブルヘッド(首振り人形)がメディアにも配布された。今回のボブルヘッドは、デービッド・ライト選手。今シーズンから正式にチームのキャプテンに任命され、ルックスの良さから女性ファンも多く、ナイスガイとしても評判だ(現在メジャーリーグでキャプテンに任命されているのは、ニューヨーク・ヤンキースの、デレク・ジータ選手、シカゴ・ホワイトソックスのポール・カナーコ選手とライト選手の3人しかいない)。

  • What Is the Target Market for the MLB?

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    What Is the Target Market for the MLB?

    2013年6月24日

    普段取材で球場にいると、お気に入りの選手のユニホームやTシャツを着て、フェースペイントや、チームロゴをタトゥーで入れているような、熱狂的なファンの姿が目立つ。私がよく通うニューヨークの球場では家族連れやカップルに混じって、かわいいチームのコスチュームに身を包んだ若い女性グループがにぎやかに試合観戦しているのもよく見かける。

  • ラテン系選手はなぜ大活躍できるのかMLBでの成功を導くもう一つの理由

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    ラテン系選手はなぜ大活躍できるのか MLBでの成功を導くもう一つの理由

    2013年6月8日

    先日発表された、今年のメジャーリーグ(MLB)・アメリカンリーグのオールスターゲーム中間発表で、残念ながら日本人の選手はイチロー選手の15位がトップという結果であったが、その中でも目を引いたのは、ラテン系の選手が約半分占めたことだ。昨シーズン、ベネズエラ出身でデトロイトタイガース所属のミゲル•カブレラ選手が45年ぶりに3冠王を達成。今年開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝し、MVPに輝いたドミニカ共和国出身のロビンソン•カノー選手など、ラテン系の彼らの活躍ぶりには目をみはるものがある。

  • 地域密着戦略が奏功し地元も活性化本拠地移転したブルックリン・ネッツの成功

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    地域密着戦略が奏功し地元も活性化 本拠地移転したブルックリン・ネッツの成功

    2013年5月25日

    私は基本的にシーズンを通してニューヨーク・ヤンキースをはじめとしたメジャーリーグ(MLB)を取材しているのだが、毎日さまざまな経歴を持った人や 変わった職種で仕事をしている人が球場に来ている。中には野球だけでなくプロのバスケットボール(NBA)、アメリカンフットボール(NFL)、アイス ホッケー(NHL)などいろいろなスポーツをカバーしている人もいる。

  • 金満ニューヨーク・ヤンキースのしたたかなビジネス戦略

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    金満ニューヨーク・ヤンキースの したたかなビジネス戦略

    2013年5月9日

    メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースと言えば、先日日本で国民栄誉賞を受賞した松井秀喜さんが所属していた球団として日本でも有名であり、またデレク・ジータやアレックス・ロドリゲス(A・ロッド)といったスーパースターが数多く在籍し、選手の総年俸が毎年1位(2013年度は2億2800万ドル=228億円。1ドル=100円換算)といういわゆる金満球団だ。

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記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…