記事一覧:World Scope ワールドスコープ669件
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 肥満人口多いASEAN 所得向上で食習慣に変化 日系食品メーカーに商機
2016年5月21日号インドネシアにおいて砂糖税の導入が検討されている。これは、砂糖を多く含んだ炭酸飲料などの清涼飲料水に税を課すもので、欧米諸国でもその是非が取り沙汰されている。インドネシアの1人当たり砂糖消費量は日本などと比べてそれほど高い水準ではないが、その増加率は年間5.7%と、アジア太平洋地域の平均5.2%、グローバル平均2.2%と比べると高い。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 嫌ロシアのオランダが否決 EU・ウクライナ連合協定 勢い増す英国のEU離脱派
2016年5月21日号2014年のロシアによるウクライナ南部のクリミア侵攻後、ウクライナはロシアの圧政から逃れるために必死だ。このロシアの侵略に対抗するため、欧州連合(EU)とウクライナは政治・経済面の関係強化に向けて連合協定を調印し、今年1月に仮発効している。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 数字は良くても楽観は禁物 経済成長と構造改革実行に立ち込める二つの不安要素
2016年5月14日号「今年の中国経済は良いスタートを切った。ファンダメンタルズは依然弱く、低迷の圧力は存在するが、経済が安定的な方向に向かう要素は増えている」4月11日、全国の政府責任者を招集して開いた座談会の席で、李克強首相が昨今の情勢をこう評価した。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 米大統領選の中盤で二大政党制への不満噴出 広がる有権者間の分断
2016年5月14日号大票田であるニューヨーク州で4月19日に行われた米大統領選の予備選挙は、中盤の節目となり、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官、共和党は実業家ドナルド・トランプ氏の両候補が勝利し、指名獲得にさらに近づいた。同時に、有権者が、選挙の仕組みに対する不信を高める結果ももたらした。
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 スーパーエルニーニョが東南アジア経済を直撃 被害が深刻なマレーシア
2016年4月30日号エルニーニョ現象とは、太平洋東部の海面水温が一定以上に上昇する現象を指し、世界的に異常気象をもたらすことで知られている。アジアでは、高温・少雨がもたらされ、しばしば深刻な干ばつが発生する。2015年に非常に大規模な「スーパーエルニーニョ」が発達、勢力の程度を示す監視指数は史上2番目の大きさまで上昇した。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 「パナマ文書」暴露で政治家や富裕層に激震 各国政府は監視強化へ
2016年4月30日号「パナマ文書」を暴露した「南ドイツ新聞」(SZ。本社ミュンヘン)の調査報道は、オフショア・ペーパーカンパニーを持つ世界中の富裕層と金融機関を震撼させた。SZは、パナマの法律事務所モサック・フォンセカ(MF)が、富裕層のために英領バージン諸島、パナマ、セーシェルなどの租税回避地(タックスヘイブン)に開設した約21万社のペーパーカンパニーに関する情報を入手。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 カリフォルニア最低賃金全米州中最高の15ドルに 労働者が直面する現実は?
2016年4月23日号カリフォルニア州の最低賃金が、他州に先駆けて、時給15ドルに値上げされることになった。同州の最低賃金は現在時給10ドル。これが来年2017年から22年までの6年間で、段階的に15ドルに引き上げられることになる。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 英国のEU離脱問題 次期党首争いも絡んで内部分裂に揺れる保守党
2016年4月23日号英国では6月23日に、欧州連合(EU)に残留すべきか、それとも離脱すべきかの民意を問う国民投票が実施される。足元の世論は、残留派と離脱派が拮抗しており、3月下旬に行われた四つの世論調査の平均では、残留に投票するとの回答が42%、離脱に投票するとの回答が41%となっている。態度未定の有権者も2割弱おり、国民投票の行方を一層見えにくくしている。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 越境ECの政策変更で人気商品は値上がり 2番手メーカーに商機
2016年4月16日号4月8日より越境ECに関する新税制が施行される。大きな変更点としては、個人輸入の輸入税率が引き上げられること、1回当たりの取引金額の制限が2000元(約3万5000円)まで、年間取引金額が2万元(約35万円)までと金額制限が明確になったことが挙げられる。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 米国版「ギリシャ危機」 デフォルト懸念高まる米自治領プエルトリコ
2016年4月16日号カリブ海に浮かぶ米自治領のプエルトリコ。北西部にあるアグアディジャ市には市民自慢の観光施設がある。「カリブ海で唯一」というアイススケート場で、市が所有・運営している。
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 政治的イベントが終わり経済運営で手腕問われる「スーチー氏と仲間たち」
2016年4月9日号ミャンマーの新政権がいよいよ始動する。昨年11月の総選挙で国民民主連盟(NLD)が歴史的大勝を果たし、国会議席の過半数を獲得。与党党首として強力な権限を掌握したアウンサン・スーチー氏は、大統領と閣僚を自ら選定。3月半ば以降、その顔触れが明らかになってきた。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 移民政策で譲歩引き出した 英国の手法をまねるスイス 苦境に立たされるEU
2016年4月9日号キャメロン英首相は、英国の欧州連合(EU)離脱(Brexit)の可能性をちらつかせながら、移民などの政策においてEUから譲歩を引き出すことに成功した。2月に中国で行われたG20財務相・中央銀行総裁会議でも、英国のEU離脱は世界経済にとって今年最大のリスクだと懸念されている。英国に離脱されるとEUは存続意義そのものが問われることになるだろう。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 全人代で注目すべき財政政策と金融政策 国有企業改革の変化
2016年4月2日号「6.5~7.0%」──。毎年恒例の全国人民代表大会の「政府活動報告」において、李克強首相が2016年の経済成長率目標をこう設定した。昨年は「7.0%前後」と設定し、結果は6.9%だった。中国政府はこれを「合理的区域にある」として中国経済が正常に運営されていることを強調してきた。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 予備選と本選で異なる有権者の投票行動 鍵握る若者と低所得者
2016年4月2日号米大統領選の予備選挙で、「アウトサイダー」と呼ばれるドナルド・トランプ共和党候補や、バーニー・サンダース民主党候補に話題が集中している。有権者に何が起こっているのか。特に、選挙集会で目立つ若者や、トランプ集会の過激な支持者らは、果たして選挙にどのくらいの影響力があるのだろうか。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 シェンゲン協定崩壊の危機 難民危機で国境検査復活 軽視できない経済コスト
2016年3月26日号欧州の難民危機は深刻化する一方だ。多くの難民はトルコからギリシャに入り、バルカン半島を通って西欧へ向かう。だが今年3月に、この「バルカンルート」が通るマケドニア、スロベニアなどが国境を封鎖した。このため約1万5000人の難民がギリシャ北部に足止めされ、野宿している。4月以降、気温が上昇しエーゲ海の波が穏やかになれば、再び西欧を目指す難民数が急増するだろう。
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 原油安で国内回帰する海外労働者の活用が鍵握るフィリピン経済の持続成長
2016年3月26日号海外フィリピン人労働者(OFW)の約2割超の出稼ぎ先である中東地域では、原油価格の下落を受け、石油関連企業や建設企業等がコストカットのための雇用削減に乗り出すと報じられている。これにより、OFWが大量解雇され、国内に回帰せざるを得なくなるとの懸念が広がっている。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 英国内では出荷減少も輸出で貿易赤字抑制に貢献するウイスキー
2016年3月19日号英国を代表する飲み物として、真っ先に挙がることが多いのは紅茶だが、酒好きの人であれば、スコッチウイスキーを思い浮かべることも決して少なくはないだろう。特に近年は日本でも、ハイボールブームをきっかけとしたウイスキー人気の回復や、テレビドラマの影響で関心が高まっていると聞く。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 伸び悩む中古車市場 背景にあるメンツと地方の環境保護政策
2016年3月19日号中国の自動車関連協会の発表によると、2015年通年の中国の新車販売台数は、前年比4.7%増の2460万台で、7年連続で世界トップの地位をキープした。一方で、同年の中古車の取引台数は942万台と、台数こそ伸びているが伸び率は2.3%と決して大きくない。
-
World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 外資の出資規制を緩和 インドネシアで広がるコールドチェーンの商機
2016年3月12日号長期間の出張へ行くと、そろそろ日本食が食べたいと思うことが多々ある。そのような状況下でもASEAN諸国には多くの日本食レストランがあるので、出張時には大変助かっている。2015年11月に安倍晋三首相がマレーシア訪問時に、「そろそろ日本食が恋しくなります」と語ったそうだが、本当に恋しかったわけではなく、すしやラーメンといった日本食をアピールするためだったようだ。
-
World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 映画「ダム・ネイション」でパタゴニアが見せた環境問題解決への本気度
2016年3月12日号昼休みには、近くの海で社員たちがサーフィン三昧──。そんな自由な社風で知られるアウトドア衣料メーカーのパタゴニア本社。同社の衣料品はその値段の高さでも知られるが、あまり知られていないのが同社の環境問題への取り組み方のユニークさだ。