記事一覧:特集10409

  • 特集 Part5
    【Column】 箕面市長が倍返しと叫ぶ 国循と移転をめぐる泥仕合

    2013年10月26日号  

    「ドラマの“半沢直樹”ではないが、市長の怒りは凄まじく、“倍返しだ”と指示している」。大阪府箕面市の関係者はそう打ち明ける。

  • 特集 Part5
    【千葉県】 がん治療を極める千葉大病院 新外来棟は化学療法室が倍増

    2013年10月26日号  

    千葉県の1位は千葉大学病院となった。2004年から大規模な病棟の再開発を行っており、14年春には新しい外来棟が完成する。最も力を入れているがん治療は、近年、通院で治療する患者が増えていることから、新外来棟の規模を大幅に拡大。診察室を現行の154から209にし、最上階の化学療法室もキャパシティを倍増させる。患者は見晴らしのよい快適な環境で抗がん剤の点滴治療を受けられるようになる。

  • 特集 Part5
    【宮城県】 総合型病院を目指さない 特化型の仙台厚生病院

    2013年10月26日号  

    宮城県3位の仙台厚生病院は、1位の東北大学病院の目の前に構える民間病院だ。かつて破綻寸前まで追い込まれたが、今や大繁盛の人気病院へと生まれ変わっている。勝因は大胆な“選択と集中”にある。

  • 特集 Part5
    【神奈川県】 全国1位の横浜市大総合 男性不妊治療も体制充実

    2013年10月26日号  

    神奈川県で1位となった横浜市立大学市民総合医療センターは、全国ランキングでもトップを獲得した。県で唯一の国公立医学部を有し、人口400万人の横浜市の医療を支える中心的存在だ。

  • 特集 Part5
    【東京都】 チーム医療を追求する 医科歯科大と女子医大

    2013年10月26日号  

    東京都で1位となった東京医科歯科大学病院のある文京区には、ほかに東京大学病院や日本医科大学病院、順天堂大学順天堂医院の三つの大学病院がある。さらに徒歩10分圏内に駿河台日本大学病院もあり、まさに大学病院の戦場だ。

  • 特集 Part5
    【北海道】 専門医が豊富な旭川医科大 国内外をつなぐ遠隔医療も

    2013年10月26日号  

    北海道2位の旭川医科大学病院にとって、最大の強みは専門医数が多いこと。15診療科で専門外来を開設している。特に、眼科、整形外科は、道内全域から患者が来院する。専門医が充実しているため、手術数も増加傾向にある。松野丈夫病院長は、「特定機能病院(高機能病院)の使命は手術をすること」として医師から医療機器の設備投資の要望があれば、よほどの問題がない限り購入してきた。手術室は看護師数も多い。円滑に事が運び、医師も手術しやすいからだ。手術数の増加は経営収入を安定させるプラスの要因になるだけに、人員配置に工夫する。

  • 特集 Part5
    【福岡県】 チーム医療を推し進める 九州医療センターの強さ

    2013年10月26日号  

    福岡県2位の九州医療センターは、国立福岡中央病院と国立久留米病院が統合して1994年に福岡市内に設立された。統合後約20年間、二つの病院を融合させていく中で、うまく結実したのがチーム医療体制である。生活習慣病センター、心臓血管ハイケアセンター、化学療法センターをはじめ、病棟内は治療法や病気の種類別に分かれている。従来の診療科による縦割りを廃止し、病気や治療に関わる複数の科がセンターに在籍してチームで治療が行われる。

  • 特集 Part5
    全国1205病院 都道府県別 頼れる病院ランキング

    2013年10月26日号  

    病院間で医療機能の格差、経営力の格差が広がっている。あなたの住む街の頼れる病院はどこなのか。都道府県別にランキングを作成した。

  • 特集 Part5
    【広島県】 名医がズラリそろう広島大 診断・治療の最新機も充実

    2013年10月26日号  

    広島県で1位となった広島大学病院は、医学、歯学、薬学、保健学のすべてがそろう大学病院。「診療、研究、教育が3本柱」(茶山一彰病院長)ではあるが、患者が注目するのは高度な医療体制だ。8月に小児がん拠点病院になるなど、地域における高度医療を牽引する役目を持ち、“名医”“名研究医”を多数抱えていることでも有名だ。

  • 特集 Part5
    【大阪府】 小児科の7割を受け入れ 救急の要も担う高槻病院

    2013年10月26日号  

    大阪府7位の高槻病院は、周辺の大学病院と機能分担し、周産期、救急、小児医療に重点を置く。周産期では出生前診断の症例数も多い。「救急と紹介患者は断らない」がモットーであり、病床の高稼働を維持しながらも、満床によるキャパシティオーバーに陥らないようベッドコントロールを徹底。高槻市内15病院のうち、全体の3割の救急車搬送を受け入れ、小児科・小児脳外科は7割以上を一手に引き受けている。

  • 特集 Part5
    都道府県別 頼れる病院ランキング

    2013年10月26日号  

    病院間で医療機能の格差、経営力の格差が広がっている。あなたの住む街の頼れる病院はどこなのか。都道府県別にランキングを作成し、注目の病院や地域は実態を調査した。

  • 特集 Part1
    超入門講座(1) 日本国債のイロハ

    2013年10月19日号  

  • 特集 Part1
    超入門講座(2) まったく新しい日本国債論

    2013年10月19日号  

    「借金が巨額でバランスシートは最悪なんだけれど、銀行としては金を貸せる相手なんですよ」 メガバンク幹部が融資できる相手なのかそろばんをはじくのは、企業ではなく、日本という国だ。

  • 特集 Part1
    国のメインバンク 三菱UFJ

    2013年10月19日号  

    2012年の立春のころ、中央官庁がひしめく東京・霞が関に、三菱東京UFJ銀行で国債運用責任者を務める鈴木人司・市場部門長(当時。現副頭取)の姿があった。その少し前のこと。日本の国債市場では、とある“事件”が起きていた。2月2日、「朝日新聞」朝刊1面に「日本国債の急落を想定、三菱UFJ銀が危機対策」という衝撃的な文字が躍ったのだ。

  • 特集 Part2
    暴落しない本当のわけ 財務省、メガ、日銀の偽りの安定

    2013年10月19日号  

    なぜ、これまで日本の国債は暴落しなかったのか。背景には、財務省、メガバンク、日本銀行が支える偽りの安定があった。

  • 特集 Part2
    【インタビュー】 3メガのキーマンが語る! 異次元緩和後の国債運用スタンス

    2013年10月19日号  

    われわれの国債運用の方針は、投資妙味があれば買うし、なければ減らす──基本的にこれに尽きる。日本銀行の異次元緩和は、日銀が国債を大量に買って金利水準を低位に安定させることで、国債を買ってもそんなにもうからないようにする、というメッセージが込められた政策なのだと解釈している。

  • 特集
    日本国債のタブー 誰も言えない 新たなリスク

    2013年10月19日号  

    日本国債が暴落の危機にひんしている──。過去、何度も何度も繰り返し指摘されてきた。だが、それは起きなかった。「おおかみ少年」。いつしか国債のリスクを主張する者はそうやゆされるようになった。では本当に暴落は起きないのだろうか。答えは否である。閉ざされた国債ムラの世界を取材すると、国債の“突然死”につながるリスクがいくつも潜んでいることがわかった。国債市場のタブーをあぶり出し、誰も言えなかった新たなリスクを白日の下にさらす。

  • 特集 Part2
    超入門講座(4) 押さえておきたい債券用語

    2013年10月19日号  

    【イールドカーブ】1年未満から40年国債の利回りまで、償還までの期間(残存年数)の異なる利回り(複利)を線で結んでグラフにした利回り曲線。右肩上がりが順イールドで右肩下がりが逆イールド。カーブの傾斜がきつくなることをスティープニングといい、先行きの金利上昇が予想されると起こる。逆にカーブが寝るのはフラットニング。

  • 特集 Part2
    小説『日本国債』のモデルになったアナリストが明かす 国債が暴落するとあなたの資産はこうなる

    2013年10月19日号  

    国債が信用力を失うと、その価格は暴落して、金利が実体経済とはかけ離れて急上昇してしまいます。そうなると、同じ信用力の円も下落して急激な円安に見舞われ、輸入物価の急上昇を通じたインフレが発生する懸念が高まります。

  • 特集 Part2
    超入門講座(3) 今さら聞けない国債の常識

    2013年10月19日号  

    新聞の経済面で「金利の低下(国債価格は上昇)で○×銀行は……」といった表現を目にしても、かっこ内の意味を理解できる人は少ないでしょう。国債の値動きを理解するには、金利と国債価格がシーソーのような関係、つまり反対に動くことを知っておく必要があります。

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記者の目

  • 編集部 重石岳史

    富裕層は健康への投資も抜かりない

     今回の特集で、数年前に知り合った富裕層の方々と久しぶりに再会しました。コロナ禍を経て資産を減らした人もいれば増やした人もいて、不謹慎かもしれませんが、その各人各様のエピソードがなかなか興味深い。プライベートバンカーや税理士、資産家仲間など、彼らの周りにはさまざまなプロがおり、そこからもたらされる情報で「もうけた」「損した」と話題は尽きません。
     富裕層といっても資産の中身は千差万別ですし、お金の使い道も人それぞれ。ただし必ず共通の話題となるのが健康です。高額サプリメントなどに皆詳しく、健康への投資も抜かりないようです。数年後にまた再会したとき、その投資効果が分かるかもしれません。

  • 副編集長 大矢博之

    時代のトレンドを反映していた高額納税者公示制度

     かつて5月の風物詩といえば長者番付でした。高額納税者の氏名や住所が税務署に掲示されるという、個人情報保護の意識が浸透した今となっては信じられないような制度があったのです。
     子供の頃の私も、長者番付の記事はひそかな楽しみ。芸能人や文化人の番付を見て、とんねるずの2人で差があるのはなぜなんだろうと疑問に思ったり、「ドラゴンクエスト」生みの親の堀井雄二さんの番付入りに、「これからはゲームの時代だ」と想像を膨らませたりしていました。
     時代のトレンドを反映していた長者番付。今も存続していたならば、ユーチューバーなども番付入りしていたのでしょうか。絶対に無理だとは分かっていますが、復活してほしい制度です。

最新号の案内2024年5月25日号

表紙

特集億万長者 カネを生む知恵

日本国民の実質賃金がマイナスとなる中、純金融資産1億円以上の富裕層は約150万世帯に達するとされ、拡大を続けている。歴史的な円安や金利上昇局面において、彼らは資産をいかに生み出し、守っているのか。億万長者のお金事情に迫る。

特集2石油ムラ 大異変

2代続けてのセクハラでENEOSホールディングスは、旧日本石油出身者から旧東燃出身者へトップが代わった。出光興産のトップ人事では非主流派の起用も取り沙汰される。コスモエネルギーホールディングスは、異例の資本提携に踏み切った。石油元売り業界は…