記事一覧:特集10409

  • 特集
    暴走! 日本株 ボロ儲けしたのは誰だ

    2014年04月12日号  

    昨年、世界最大の上昇を成し遂げた日本株だが、ここ最近どうも様子がおかしい。株価の振幅は新興国よりもはるかに激しく、世界最悪の乱高下を記録する日も珍しくない。しかも株価は国内要因には反応せず、海外要因にばかり振り回される。その裏でボロもうけしているのは外国人投資家ばかり。暴走する日本株の深層に迫った。

  • 特集 Part1
    海外要因に振り回される日本株

    2014年04月12日号  

    今の日本株市場を動かすのは、アベノミクスでも企業業績でもない。海外の要因である。しかも、その結果の振幅は、発信源の国よりはるかに大きい。異様な値動きの背景を分析する。

  • 特集 Part1
    【図解1-4】 日本株市場“暴走”のメカニズム

    2014年04月12日号  

    短期の投機勢の攻勢と、それを受け止める中長期の投資家の不在。突き詰めれば、日本株暴走の要因はこの二つに尽きる。外国人投資家の主役を張るグローバルマクロ型ヘッジファンドが売買の“材料”にするのは、勝手に解釈した世界の動向。企業の業績など眼中にない。

  • 特集 Part1
    外国人投資家が主導する 世界最悪の乱高下相場

    2014年04月12日号  

    日経平均株価がホワイトデーの世界同時株安で、最悪の下落率を記録した。相場が乱高下した割合はNYダウの10倍に達する。そんないびつな相場を主導するのは、外国人投資家たちだ。

  • 特集 Part2
    先物主導で相場を操る 海外投機筋の実名と手口

    2014年04月12日号  

    グローバルマクロにインデックス・アーブ──。「先物主導」で相場を動かす投資家たちがいる。彼らの手口を理解することなしに今の相場を読み解くことはできない。

  • 特集 Part2
    【Column】 衛星、赤外線写真まで駆使 CIAも驚く(秘)情報入手法

    2014年04月12日号  

    市場の“F1レーサー”といえるHFTよりもはるかに速く、公式発表前の極秘情報を入手できるサービスが米国で台頭している。

  • 特集 Part2
    SNSの炎上情報まで先取り ビッグデータ取引の超最先端

    2014年04月12日号  

    ビッグデータを駆使したアルゴリズム取引が株式市場で影響力を増している。その最先端では、ニュースやSNSのつぶやきから株価を予測する、驚くべきプログラムが開発されていた。

  • 特集 Part2
    まばたき1回で1万回も発注 超高速取引が市場を振り回す

    2014年04月12日号  

    1秒間に数千回もの注文を繰り返す超高速取引のHFT。市場を撹乱する「悪玉論」が飛び交う謎に包まれた業者の実名を明らかにし、その手口と株価への影響に迫った。

  • 特集 Part2
    大引け前の乱高下を増幅 レバレッジ型ETFの急膨張

    2014年04月12日号  

    新タイプの投資商品が相場の乱高下を増幅させている。市場関係者の間でも、その異常な勢いでの資金流入が話題だ。急拡大を支えているのは、短期志向の個人投資家である。

  • 特集 Part3
    株安に懲りて“なます”を吹く サラリーマン機関投資家の罪

    2014年04月12日号  

    外国人にもてあそばれる日本株。背景には、彼らの向こうを張って運用する国内機関投資家の層の薄さがある。自国の株式市場に見向きもしない機関投資家の罪は決して軽くはない。

  • 特集 Part4
    外国株のプロが初公開する 先進国優良銘柄への投資術

    2014年04月12日号  

    国内の投資環境が悪化する中、大手運用会社で外国企業を1000回以上取材してきた、日本人で数少ない外国株アクティブ運用のプロフェッショナルが先進国株投資の神髄を伝授する。

  • 特集 Part3
    【Column】 日経平均はもういらない! 投機に遊ばれる指数の内情

    2014年04月12日号  

    日本経済の実力を正確に反映しているといえるのか。むしろ、外国人投資家に付け入る隙を与えてはいないか。日本の株式市場を代表する指数には、重大な欠陥がある。

  • 特集 Part3
    外国人が狙うGPIF改革は 尻すぼみで失望売りの公算

    2014年04月12日号  

    外国人投資家が収益機会として狙っている世界最大の年金基金、GPIFの大改革。しかし、焦点である日本株の買い増しは妥協の産物に終わり、失望売りにつながる公算が大きい。

  • 特集 Part4
    ソロスは「日中関係」を警戒 次に日本を襲う世界イベント

    2014年04月12日号  

    次に日本株市場を襲う世界的なリスクイベントは何か──。世界のマーケットで絶大な影響力を持つ有名ヘッジファンドの視点から、個人投資家が押さえておくべき要因を読み解いた。

  • 特集 Part4
    ヘッジファンドに惑わされるな 日本株での勝ち残り運用講座

    2014年04月12日号  

    海外先進国への投資は確かに魅力的だが、少々ハードルが高いのも事実。そこで元ヘッジファンドマネジャーの実力派、運用手法の研究者の2人に日本株投資での勝ち残り術を聞いた。

  • 特集 Part1
    保険をリストラせよ!

    2014年04月05日号  

    今年2月。東京都小平市が開いた市民講座は熱気に包まれていた。予定していた定員の2倍以上の応募があり、小平市は急遽、会場を変更して対応したほどだ。講座名はずばり「消費税8%目前 今こそ家計を見直すチャンス!」。「消費増税時代のやりくり術」「年金、保険、公的制度あれこれ」「人生の三大資金と生命保険」といった五つのテーマごとにファイナンシャルプランナーを招き、講演してもらうという内容だ。

  • 特集
    保険を斬る! 後悔しない保険選び

    2014年04月05日号  

    消費増税をはじめ、電気・ガスといった公共料金の値上げなど、大きな負担が家計を襲う。給料が上がればいいが、それもまだ不透明な状況だ。そんな大変な時代を乗り切る最も効果的な方法は、家計の中で大きなウエートを占める保険の見直し。賢く、そして効果的に見直すノウハウを徹底伝授する。

  • 特集 Part2
    保険営業に騙されるな!

    2014年04月05日号  

    あなたの保険、本当に必要ですか──。そう問われて、いったいどのくらいの人が「絶対に必要だ」と、自信を持って言い切れるだろうか。実際、病気や事故への漠然とした不安から、営業マンのセールストークに乗せられ、約款もろくに読まず加入したという人は少なくないだろう。

  • 特集 Part2
    【Column】 合コンをセットで保険勧誘 涙ぐましい努力の営業マン

    2014年04月05日号  

    「皆さんお集まりいただきありがとうございます。初めての方も多いでしょうが、この2時間でガンガン打ち解けましょう。乾杯!」とある日曜日の夜、東京・銀座の居酒屋には、合わせて40人程度の男女が顔をそろえていた。20分置きに男性が一つずつ座席を横に移動しながら女性たちと話をする、いわゆる合コンだ。

  • 特集 Part2
    営業マンはこうして退治! 正しい保険との付き合い方

    2014年04月05日号  

    生命保険の販売方法を行動経済学の観点から分析し、対策法をまとめた『生命保険の嘘』(小学館)という書籍が話題だ。著者の2人に、生命保険との正しい付き合い方を聞いた。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

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表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…