記事一覧:特集10409

  • 特集 Part5
    寡占の業界が収益性高い 将来性を大学教授が占う

    2014年05月03日号  

    環境が激変する中、具体的にどの業界が、今後も高給を支払い続けることができるのだろうか。競争戦略論を専門とする立教大学の並木伸晃教授に聞いた。

  • 特集 Part5
    大手安定志向を捨てろ!! 学生に先輩からの反論

    2014年05月03日号  

    どの業界、会社に所属すれば高い年収を得られるのかは、時代とともに常に変化している。ここでは、先輩社員の意見を参考にお勧め業界を紹介する。

  • 特集 Part5
    地位争奪戦激化に長時間化… つらくなる高年収の“働き方”

    2014年05月03日号  

    管理職のポストは減少し続けている上に、女性の活用で競争は激化。その上、労働時間は際限なく増える可能性がある。年収1000万円の職場は今後不幸になるかもしれない。

  • 特集 Part1
    消えるのはソニーか? 延命経営か?

    2014年04月26日号  

    「いやあ、この既視感は、半端じゃないですね……」。ソニー本社の2階には、決算会見などに使うための大ホールがある。大きなイベントが開かれると、100人を優に超えるメディアの記者やカメラマン、証券アナリストなどが押し掛ける。その会場で最近、やたらと漏れ聞こえる言葉がある。それが冒頭の「既視感(デジャブ)」だ。

  • 特集 Part3
    【図2-5】 居座り派vs改革派 経営中枢全人脈

    2014年04月26日号  

    2月下旬、グランドプリンスホテル高輪(東京都港区)で行われたソニーOB、蓑宮武夫氏の古希(70歳)のお祝いの席上でのこと。「慰めてくれよな」と知人らに声を掛けながら会場内を歩いていたのは、ソニーの上級幹部、斎藤端EVPだ。

  • 特集 Part3
    後追いする“モルモット” 明暗分かれたソニーとパナ

    2014年04月26日号  

    「パナソニックに学ぶべきことは多い」。一昔前ではあり得なかった企業の名前が、ソニー経営陣の口からポツポツと漏れ始めている。かつてソニーは、“モルモット”と評された。戦後すぐに誕生したベンチャー企業だったソニーは、貴重な資金を使って人と技術、時間をつぎ込んで革新的な製品を生み出してきた。ところが、ソニーの成功を見届けると、すぐに大企業が似たような製品と潤沢な資金で参入し、市場を席巻してしまうということが続いた。

  • 特集 Part2
    【Column】 人材流出で電池事業が弱体化 売却めぐり方針も二転三転

    2014年04月26日号  

    「未来のウエアラブル端末にとっても、ソニーのバッテリーは中核的な部品になる」 今年に入ってから、平井一夫CEOは電池事業がいかにソニーに大切なビジネスかを社内外に説いて回っている。その論理はシンプルだ。看板商品のスマートフォンをはじめ、新たに注目されるウエアラブル端末には、今後もより優れた電池技術が必要になる。だから、これはぜひ社内でやろうというのだ。

  • 特集 Part2
    1兆円を生む“錬金術”の頓挫 ソニー生命吸収計画の全内幕

    2014年04月26日号  

    「金融庁にソニーを狙い撃ちされた」。2013年12月10日、金融庁が公表したあるペーパーをめぐって、本来であれば何の関係もないはずのエレクトロニクス企業、ソニーの経営中枢に静かに波紋が広がっていった。問題となったのは、「保険会社向けの総合的な監督指針」と題された、本編だけで72ページに及ぶ長文の資料。ソニーのごく限られた経営中枢幹部は、そこに書かれた一つ一つの項目が持つ意味と、ソニーに与える破壊力を正確に読み取った。

  • 特集 Part2
    米国直営20店舗も一斉閉店 VAIO撤退で広がる悲劇

    2014年04月26日号  

    液晶テレビとカメラは50%オフ、スマートフォンは50%オフ、CDや映画ソフトは80%オフになります──。ソニーは2月、不振が続いているエレクトロニクス事業の販売コストを圧縮するための施策として、米国に展開している直営店「ソニーストア」31店舗のうち、年末までに3分の2に当たる20店舗を一斉閉店すると発表。店頭は閉店セールで染まっている。

  • 特集 Part2
    エレキの赤字穴埋めに消える ソニー創業の地と保有資産

    2014年04月26日号  

    喉から手が出るほど欲しいが、手が出せない──。世にも奇妙な出物が今から1年ほど前、不動産業界関係者たちの眼前に突如現れた。それは東京都のJR大崎駅から歩いて数分の好立地にある、築2年の25階建て高層オフィスビルだ。1000億円近い価値が見込まれる優良物件だが、不動産投資信託などの関係者がためらったのは、二つの謎があったからだ。

  • 特集 Part2
    【Column】 ソネットに巨額の“埋蔵金” 1600億円捻出の真相

    2014年04月26日号  

    子会社に眠っている“埋蔵金”を掘り起こせれば、建前は何でもいいじゃないか──。2012年度、平井体制1年目の黒字化を支えたのが、インターネットプロバイダ事業などを運営している子会社のソネットだったことを否定できる人はいない。

  • 特集 Part2
    井原勝美(ソニーフィナンシャルホールディングス社長)インタビュー

    2014年04月26日号  

    ソニーフィナンシャルホールディングス(SFH)は、部分的な上場をしています。それが認められたのは、ソニーとSFHの各事業は関係がほとんどなく、独立しているからだと思います。一般に親子上場は反対論が多いのですが、独立性があるために認められたのでしょう。

  • 特集
    ソニー消滅!!

    2014年04月26日号  

    ソニーを変える、ソニーは変わる──。2012年4月、ソニーのトップに就任した平井一夫CEOは、混迷する名門企業の復活を誓った。あれから2年。そこには延々と業績の下方修正を続けながら、資産売却で食いつなぐ姿があった。本当に変わるべきは“延命経営”ではないか。その実態に迫る。

  • 特集 Part3
    平井一夫(ソニー取締役、代表執行役社長兼CEO)インタビュー

    2014年04月26日号  

    今期、社長就任3年目となる平井一夫CEO。当初の経営目標達成は見込みゼロで、資産売却や事業方針をめぐり二転三転が続く。トップとしての経営責任を聞いた。

  • 特集 Part4
    鈴木智行(ソニー執行役EVP(コーポレートR&D・デバイス事業担当))インタビュー

    2014年04月26日号  

    なぜ、ソニーのイメージセンサーが世界トップの座を保てるのか。それは現場で働いているエンジニアたちの圧倒的な「質」と「量」があるからだ。社内には1000人近いエンジニアが半導体事業に貢献している。かつて長崎県で「セル」という高性能なチップを製造していたころに加わった、東芝やIBM出身の素晴らしい技術者たちも活躍している。

  • 特集 Part4
    【Column】 世界最高の「電子の目」で アップル向けも倍増

    2014年04月26日号  

    4月8日、山形県鶴岡市の山形テクノロジーセンター。半導体大手ルネサスエレクトロニクスから買収し、ソニーの看板に付け替えられたばかりの工場の開所式で、モバイルイメージング事業部の清水照士事業部長の表情は自信に満ち溢れていた。

  • 特集 Part4
    現場レポート! “ソニーの遺伝子”が 生み出すイノベーション

    2014年04月26日号  

    ソニーという社名の由来は「音」にある。かつて創業者の盛田昭夫氏らがラテン語で音を意味する「SONUS」と、英語で小さな坊やを意味する「SONNY」から考えた造語だ。その文字通り、ソニーがテープレコーダーからウォークマンまで、数々の音響機器を生んできたのはあまりにも有名な話だ。

  • 特集 Part4
    【Column】 スマホ事業はギャンブル!? 収益多様化が安定の鍵

    2014年04月26日号  

    「モバイルはもう一段の成長が欲しいが、半面、リスクは高い」 2月7日、社内の管理職を集めたミーティングの席で、吉田憲一郎EVPが今後の事業戦略について語ったときのこと。スマートフォンビジネスについて触れた一言は、これまで成長ドライバーともてはやされてきたモバイル事業の戦略修正につながるのではと注目を集めている。

  • 特集 Part4
    【Column】 銀行の免許ください! 異端児たちの創業物語

    2014年04月26日号  

    「あの~、銀行を作りたいんですけど……」 ある日、銀行にも役所にも勤めたことのないメガネを掛けた男性が、ふらりと金融監督庁(当時)の窓口を訪ねては、すっとんきょうな質問をして事務員たちを困惑させる──。

  • 特集 Part4
    未来志向に生まれ変わるか 「異色コンビ」が挑む本社改革

    2014年04月26日号  

    4月1日、ソニー本社に二つの新しい風が吹き込んできた。一つは約350人に上る新入社員たちが、ソニーグループに入ってくること。そしてもう一つが、本社20階の経営中枢で、これまでとは毛色の違う幹部2人が本格的に“始動”することだった。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

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表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…