記事一覧:特集10409

  • 特集 Part2
    【Column】 JR間の連携弱く“威力半減” ジャパンレールパスの悲哀

    2014年09月20日号  

    足元の円安で、海外からの観光客が急増している。鉄道の旅を楽しむため、JR各社は主に外国人向けの乗り放題パスを発行しているが、その使い勝手といえば……。

  • 特集 Part2
    【Column】 フリーゲージはまたお預け? 長崎新幹線“フル規格”再燃

    2014年09月20日号  

    北陸新幹線の敦賀駅開業時に、導入が検討されている「フリーゲージトレイン(FGT)」。車輪の間隔を変えることで、線路幅の違う新幹線と在来線の両方を走行できる“万能電車”として注目されている。

  • 特集 Part2
    開業目前! 北陸新幹線の光と影

    2014年09月20日号  

    100年に1度の絶好のチャンス──。かねて、谷本正憲・石川県知事も石井隆一・富山県知事も、事あるごとにそう繰り返してきた。8月27日、JR東日本とJR西日本は、北陸新幹線の長野~金沢間の開業日を来年3月14日とすることに決めた。

  • 特集 Part2
    柘植康英(東海旅客鉄道(JR東海)社長)インタビュー

    2014年09月20日号  

    東海道新幹線は、戦後日本の経済復興のけん引車という役割を果たした。また、戦後日本を代表する大きな技術でもある。今になって、つくづく思うのは先人の先見の明。

  • 特集 Part2
    新幹線の有無、強い物販など 事業構造やキャラの違い

    2014年09月20日号  

    1987年、国鉄が民営化され地域ごとにJRが誕生した。それから、30年近くが経過するが各社の経営には常に新幹線の存在が大きく影響してきた。

  • 特集 Part3
    急増中 魅惑のレストラン列車

    2014年09月20日号  

    かつて、長距離の優等列車には食堂車が必ずといっていいほど連結されていた。車内で駅弁を食べるのも楽しいけれど、わざわざ食堂車まで足を運び、テーブル席で車窓を眺めながら出来たての温かい食事をするのは何ともぜいたくな時間だった。しかし、人件費の高騰や利用客の減少などの理由から食堂車は廃止が続き、定期列車で今残っているのは、北海道へ向かう夜行寝台列車のみとなった。

  • 特集 Part3
    こんにちはクルーズトレイン

    2014年09月20日号  

    2013年10月に鳴り物入りでデビューしたJR九州の九州一周超豪華寝台列車「ななつ星in九州」は、ほぼ1年たった今でも衰えることのない人気が続いている。ある駅からある駅までの移動手段という列車ではなく、乗ること自体を楽しむというコンセプトはまさしく豪華クルーズ船の在り方を、そっくり線路を走る列車に移し替えたものだ。

  • 特集 Part6
    夢の技術がいよいよ現実に 背景には新幹線の“高齢化”

    2014年09月20日号  

    新幹線開業50周年を迎えた年に、リニア新幹線も着工──。おめでたい話題ともいえるが、リニア建設の背景には、時間短縮以上に新幹線の老朽化対策という重い課題がありそうだ。

  • 特集 Part3
    さようなら寝台列車

    2014年09月20日号  

    JRの寝台列車の衰退が止まらない。2009年春をもって東京駅から九州方面へのブルートレインが全滅し、14年3月には上野駅発青森駅行き(羽越本線、奥羽本線経由)「あけぼの」の定期運行が取りやめとなった。これをもって、豪華さが売り物ではない「普通のブルートレイン」は全廃である。

  • 特集 Part6
    再開発で品川が独り勝ち!

    2014年09月20日号  

    六本木ヒルズを超える大開発──。リニア新幹線の始点となる品川駅の整備以外に、JR山手線新駅、羽田空港のさらなる拡充も議論されており、まれに見る規模での再開発になりそうだ。

  • 特集 Part5
    工業デザイナー KEN OKUYAMA 車両に新風吹き込む

    2014年09月20日号  

    伝説の2連勝──。鉄道業界を揺さぶった事件がある。近年に登場した新幹線E6系、E7系/W7系において、車両の“顔”である先頭車両のデザインコンペで川崎重工業が連勝したのだ。

  • 特集 Part5
    【Column】 新幹線輸出は夢のまた夢か!? 悩ましい技術の“ガラパゴス化”

    2014年09月20日号  

    長く続いた取材の途中、新幹線輸出に携わる担当者がポロッと口走った。「何度も勉強し直したけど、新幹線だけが絶対勝てる“強み”が分からないんです……」この発言は、意外に思えるかもしれない。

  • 特集 Part3
    【Column】 JR東・東海に対抗心を燃やす 西「京都鉄道博物館」の本気

    2014年09月20日号  

    2016年春のオープンに向けて、JR西日本が「京都鉄道博物館」の建設を急ピッチで進めている。鉄道博物館といえば、JR東日本の「鉄道博物館」(通称てっぱく、埼玉県)とJR東海の「リニア・鉄道館」(愛知県)が先輩格。共に、展示車両の豊富さや運転シミュレータをウリにした、体験型の博物館として、人気を博している。先行する2館に対抗し、挑戦的な仕掛けが施されることになっているから、鉄道ファンの期待値は上がる。

  • 特集 Part5
    こじ開けられた“新幹線”の壁 海外企業に国内参入チャンス

    2014年09月20日号  

    日本のメーカーが続々と海外に飛び出す一方で、実は国内企業の牙城だった日本にも、海外企業が少しずつ押し寄せている。固く閉じられた日本の扉をこじ開けたのは技術力の差だった。

  • 特集 Part3
    「JR九州モデル」の開花 新幹線を大動脈に 観光列車を毛細血管に

    2014年09月20日号  

    新幹線と観光列車で九州一帯を周遊させるJR九州モデルを、JR東日本もJR西日本もまねし始めた。その強みとは?

  • 特集 Part5
    【Column】 車輪、レール製造で110年 新日鐵住金の“数奇な運命”

    2014年09月20日号  

    明治末期、殖産興業にまい進する日本が1901年、北九州に「八幡製鐵所」(当時・官営製鉄所)を設立したのは、教科書で習ったことがあるはずだ。だが、その八幡製鐵所で、国産初の鉄道レールが製造されたことはあまり知られていない。

  • 特集 Part5
    海外都市交通では強さ発揮も 淘汰・再編必至の日本メーカー

    2014年09月20日号  

    新幹線を輸出するといっても、一国の根幹を担う大プロジェクトだけに相手国の政治も絡んで、先は読めない。日本メーカーは、“脱JR依存”で、海外展開による生き残りを目指す。

  • 特集 Part5
    電車でGO! 世界に飛び出せ新幹線

    2014年09月20日号  

    “大国”への仲間入りを目指す新興国を中心に、高速鉄道の計画はめじろ押しだ。だが、時の政権の意向や、経済事情で、計画が浮上しては消えていくのが現状だ。新幹線は新たな走行場所を見つけられるのか。各国の新設計画の進み具合を図にまとめた。

  • 特集 Part5
    世界でも戦えるのか!? 新幹線vs海外高速鉄道

    2014年09月20日号  

    9月1日、東京にある迎賓館赤坂離宮本館。ネオバロック式の華美なしつらえで知られる建物の中、安倍晋三首相は終始にこやかな表情で、ひげの男性と向かい合っていた。インドのモディ首相。今年5月に就任後、モディノミクスと呼ばれる経済政策を発動、親日家としても知られる。晩餐会まで催した手厚いもてなしの中で、安倍首相が「新幹線システムの導入に期待している」と切り出すと、モディ首相は「インドを高速鉄道でつなぐことは、自分の夢。日本による調査実施に感謝する」と応えた。

  • 特集 Part4
    交通政策基本法が変える 地方の鉄道と都市の姿

    2014年09月20日号  

    これまで地方の公共交通が廃線となってきた背景には政策の一貫性のなさがあった。しかし、実は今、政策面で大きな改革が起こっていて、地方都市の姿が変わる可能性がある。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

最新号の案内2025年1月25日号

表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…