記事一覧:特集10409

  • 特集 Part1
    円安に突き抜けたマネー 「投機vs実需」激突の内幕

    2014年10月04日号  

     「輸入企業から断末魔の叫びが聞こえてくる。慌てふためいたドル買い(円売り)が立て続けにあった」円相場は1カ月で7円も円安に振れ、9月19日には6年ぶりとなる1ドル=109円台を付けた。その裏で起きた狂騒を、ある為替市場関係者は生々しく伝えた。

  • 特集
    円安再燃!

    2014年10月04日号  

    円安が再燃している。わずか1カ月で7円の円安という急展開の背景には一体何があるのか。為替と株価は今後どう動いていくのか。世界経済のリスクシナリオを総点検し、マーケットの行方を予測する。併せて、120円台も視野に入った円安相場で、狙うべき株・投信・外貨投資商品も紹介する。

  • 特集 Part4
    【地政学リスク】 予断許さないウクライナ情勢 強まるイスラム国包囲網

    2014年10月04日号  

    地政学リスクというと堅苦しく聞こえるが、要は世界で頻発する地域紛争がその地域の経済や世界経済に与える悪影響のことと考えればよい。今年に入っての地政学リスクの二大要因はウクライナ情勢と“イスラム国”をめぐる中東情勢だ。

  • 特集 Part4
    【中国】 不動産不況でPMI悪化 成長目標達成に黄信号

    2014年10月04日号  

    世界第2位の経済大国である中国経済の減速は、中国のみならず世界経済に大きな影響を及ぼす。中国は今年のGDP成長率の目標を7.5%としているが、足元の状況は楽観を許さない。

  • 特集 Part4
    【日本】 円安インフレが消費を直撃 消費税率再引き上げが焦点

    2014年10月04日号  

    急激な円安が進行している。米国の金融緩和の“出口”が見え始め利上げの前倒し期待が高まり、ドル高が進んでいるためだ。

  • 特集 Part2
    日米金利差拡大とドル需要増で 120円・株価2万円が視野に

    2014年10月04日号  

    年初から膠着が続いた為替相場は、たった1カ月で1ドル=102円台から109円台へと7円も動いた。株価は当初、反応が鈍かったが、円安加速に背中を押され、18日に日経平均株価は1万6000円台を回復した。

  • 特集 Part4
    【欧州】 景気低迷に高まるデフレ懸念 期待の量的緩和は実行困難

    2014年10月04日号  

    欧州は現在、デフレの瀬戸際にいる。これを回避できるか、そして市場が期待する、国債購入を含む量的緩和に踏み切るかが、第1の注目点だ。

  • 特集 Part4
    【米国】 手探り続くFRBの出口戦略 判断を誤れば世界が総崩れ

    2014年10月04日号  

    「次の会合は、世界経済の流れを決める、数年に1度のイベントになり得る」。ある米国経済ウオッチャーは、事前にそう指摘していた。米国の金融政策の方針を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)。果たして、9月16~17日会合の結果を受け、市場は急変した。米国株式市場では17日から3日連続で史上最高値を更新。ドル高円安が急加速し、日経平均株価も6年10カ月ぶりの高値圏となった。

  • 特集 Part4
    総点検 市場を揺るがす 世界経済リスクシナリオ

    2014年10月04日号  

    膠着したマーケットが動きだした。米国の利上げや日本の消費増税などイベントが続く中で、マーケットはどう動いていくのか。世界経済のリスクシナリオを徹底点検する。

  • 特集 Part2
    主要8通貨 為替予測

    2014年10月04日号  

    対ドルで急速に円安が進行している為替相場だが、英国ポンドや“フラジャイル5”(脆弱な5通貨)などの主要通貨はどう動くのか。

  • 特集 Part3
    【投資信託・外貨投資】 投信は信託報酬の低さが鍵 海外ETFは手数料に注意

    2014年10月04日号  

    海外投資において、投資信託は最も代表的な手段だ。商品が豊富で1000本以上もあり、少額から始められるのが魅力である。ただ、その莫大なラインアップの中から適切な商品を選ぶのは簡単ではない。商品選びのポイントは、リターンとリスク、そしてコストだ。運用手法から言えば、“市場平均並み”を目指すインデックスファンドと、運用方法の工夫でより高いリターンを目指すアクティブファンドがある。

  • 特集 Part3
    後悔しない海外投資の秘訣 要はリスクとコストの把握

    2014年10月04日号  

    インフレ転換、円安は資産運用の定石を変える。インフレとはモノに対して通貨・円の価値が下がること、円安とは他の通貨に対して円の価値が下がることだ。円建ての定期預金などはかなり分が悪い。実際、日本の個人金融資産1645兆円の内訳を見ると、定期預金や固定金利国債などが減少に転じる一方、投資信託や株などは増加基調にある。投信などは海外投資モノがけん引し、直近の2014年4~6月期まで8四半期連続で資金流入中だ。

  • 特集 Part3
    狙い目は大手商社、自動車メーカー

    2014年10月04日号  

    日経平均株価が1万6000円を超え、株式市場は久々に活気づいている。ROE(株主資本利益率)、配当利回りの高さに着目して投資妙味のある銘柄を選んでみた。

  • 特集 Part3
    【外貨預金・外貨建てMMF】 MMFが金利・換金性で有利 外貨預金ならネットを選ぶ

    2014年10月04日号  

    外貨投資というと、一般的にすぐ思い浮かべるのが外貨預金だろう。円安が進行している今、手軽にできる外貨投資として検討している人も多いのではないだろうか。せっかく外貨投資を始めるなら、選択肢は多い方がいい。もう一つ、外貨預金のように手軽に投資できる商品として外貨建てMMFも紹介しよう。選ぶポイントは、安全性、金利(利回り)、為替手数料、そして換金性だ。

  • 特集 Part2
    【Column】 「市場の番人」が問題視 人気のEB債に入ったメス

    2014年09月27日号  

    最大20%前後もの高リターンが得られ、富裕層に人気のEB債。しかし、その仕組みは投資家が搾取される構造になっており、「市場の番人」が問題視している。詐欺的商品の裏側を追った。

  • 特集 Part1
    リスクを取って富裕層入り 台頭する新興系金持ちを丸裸

    2014年09月27日号  

    今回の特集で注目したのは、リスクを取って財産を増やして台頭してきた新興系のお金持ちだ。円安の急速な進展など、市場環境が激変する中、彼らの「殖やし方」に学び、“攻め”の投資ノウハウをお届けする。

  • 特集 Part2
    人気外資系銀行が売り歩く 富裕層限定(秘)投資商品リスト

    2014年09月27日号  

    富裕層に特化したプライベートバンク(PB)が勧める金融商品はどれだけすごいのか。30代の若手起業家などに人気のクレディ・スイスが提供している(秘)金融商品リストから読み解こう。

  • 特集 Part1
    リクルート株上場が生み出す 億万長者138人の“資産争奪戦”

    2014年09月27日号  

    9月10日、リクルートは「東京証券取引所から新規上場が承認された」と発表した。上場予定日は10月16日。時価総額1兆6000億円の超大型IPO(新規株式公開)が秒読みとなったのだ。株価の上昇基調に乗って、最近は大型IPOが相次いでいる。

  • 特集 Part2
    【Column】 金持ちをカモにする証券マン 活況呈する外国株投資の裏側

    2014年09月27日号  

    外国株を始める富裕層が増えている。ただ、海外投資に自発的に目覚めたわけではなく、証券マンに乗せられたケースが多いという。裏で彼らが“暴利”を貪っていることも知らずに……。

  • 特集
    お金持ちに学ぶ殖やし方・使い方

    2014年09月27日号  

    お金持ちはどうやって資産を殖やしているのだろう。そして、何に使っているのか。急速な円安の進展に加え、不動産市況には過熱感も漂う。投資環境が激変している今、彼らの最新運用ポートフォリオを徹底解剖した。同時に、資産の使い方を探るため、医・食・住・遊をめぐる驚愕のリッチ消費の最前線にも迫る。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

最新号の案内2025年1月25日号

表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…