記事一覧:特集10409

  • 特集 Part8
    【80 心理学】 現代人の“SNS疲れ”で アドラーブームは続く

    2014年12月27日号  

    「アドラー心理学関連の本がすごい勢いで売れています」──。2014年、書店員が驚くほどのブームとなったのが、アドラー心理学だ。

  • 特集 Part8
    【79 女性活用】 3人の社長から読み解く 女性役員を増やすヒント

    2014年12月27日号  

    「思い悩み、挫折したこともありました。何かにぶつかったとき、ポキンと折れないよう、『たわみ』(柔軟性)を持ってくださいね」 野村信託銀行の眞保(旧姓・鳥海)智絵社長は、女性向けの自主的なネットワーク組織づくりを呼びかけ、その初会合で約70人を前にこうほほ笑んだ。

  • 特集 Part8
    【78 女子アナ】 「清廉性」って誰のため? 内なるジョシアナから脱皮する年

    2014年12月27日号  

    ホステスのアルバイトをしていたことを理由に内定を取り消された学生が放送局を訴えた。放送局の見解は「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」というもの。この「清廉性」という言葉が論議を呼んでいる。「ホステスを差別するのか」と。しかし、そもそもこれは「働くことは奉公か」という問いだと思うのだ。

  • 特集 Part8
    【77 北陸新幹線】 1泊2日の観光宿泊に期待も ストロー効果の恐れあり

    2014年12月27日号  

    新幹線は、高速道路や空港と並んで「地域開発の三種の神器」と呼ばれ、多くの地方がその誘致にさまざまな努力を重ねてきた。新幹線が整備されれば、その地方はおのずと発展するものと期待されてきたからだ。その意味で、北陸地方にとっては待ちに待った瞬間がやって来る。2015年3月14日、いよいよ北陸新幹線の長野~金沢間が開業。高崎~長野間開業から18年、整備計画決定(1973年)からは、実に42年の歳月が経過している。

  • 特集 Part6
    【50 外食】 技術の進歩で臭みが消えた! ラム肉ブームがやって来る

    2014年12月27日号  

    飲食店検索サイトの「ぐるなび」で、2014年10月上旬から検索件数が急上昇している単語がある。「生ラム」だ。実は、13年の暮れから熟成肉が外食産業で大流行、巷間“肉ブーム”が来ているが、生ラムはそこから派生したものだ。そもそも熟成肉とは、ドライエイジングという手法によって肉を一定期間寝かせ、うま味を引き出したもの。赤身が多くて脂肪分が少なく、「肉だけどヘルシー」「お肉を食べているという罪悪感が薄れる」としてブームに火が付いた。

  • 特集 Part6
    門川大作(京都市長)インタビュー

    2014年12月27日号  

    京都で製造業に従事している人の非正規雇用率は30%です。一方、卸売・小売業は50%、宿泊業や飲食業だと70%にもなります。京都は観光で全国の先頭を走っているけど、それが市民所得に反映されているかというと、正直、疑問符が付きます。日本は観光立国を目指していくのに、そこで働く人が非正規雇用でいいのだろうか。こういう問題をきちんと考えないとあきません。私は、京都が“ほんまもん”を提供することで、雇用の安定化を図りたい。

  • 特集 Part6
    【49 観光】 1兆円を使ってもらう!! 成長産業に懸ける京都

    2014年12月27日号  

    京都の鴨川沿い、祇園や河原町から程近い絶好のロケーションに2014年、「ザ・リッツ・カールトン京都」がオープンした。計134室の客室は平均50平方メートルのゆったりとした造りで、バルコニーからは東山三十六峰を一望できる。町屋建築からヒントを得た採光や、着物の色柄や格子のデザインを取り入れた内装は、洗練された雰囲気で見る者の目を奪う。1泊5万~8万円は下らないが、外国人を中心に大人気だ。

  • 特集 Part6
    【48 消費者】 似鳥昭雄(ニトリホールディングス社長)インタビュー

    2014年12月27日号  

    客層は二極化していますね。以前の客層は年収500万円を頂点とした山のような形でしたが、今は年収300万円前後の層と、600万円前後の層に分かれてきています。われわれも客層に合わせて商品構成を変えました。今のところ戦略は当たっていて、客単価も上がっています。

  • 特集 Part6
    【47 流通】 コンビニの“ご用聞き”が本格化 キラー商品が勝負を分ける

    2014年12月27日号  

    「奥さまへの贈り物でしたら、こちらの商品がお薦めですよ」 そう言って、コンビニエンスストアの店員が差し出したのはタブレットの端末。画面には百貨店にしかない高級化粧品が表示される。しかも、店員が営業トークを繰り広げる場所はコンビニの店舗の中ではない。あなたの家の玄関先だ。

  • 特集 Part8
    【76 カジノ 潜入ルポ】 候補絞り込むも解禁見込み薄 海外の開業ラッシュに出遅れ

    2014年12月27日号  

    カジノ一辺倒から一歩踏み出したマカオと対照的に、全国の自治体が切望しながら、カジノ解禁が14年につまずいたのが日本だ。成立の可能性があったカジノを目玉とするIR推進法案が、14年11月の衆院解散で見送られ、解禁への動きが暗礁に乗り上げたのだ。

  • 特集 Part6
    【52 ネット】 LINE、怒涛の新サービス 新しい収益源を築けるか

    2014年12月27日号  

    2015年の年明けから、東京の渋谷・原宿の一帯は、LINEが描いている“未来予想図”の実験場になる。ラフォーレ原宿などが並ぶファッションの中心地の一角に14年12月中旬、人気のLINEキャラクターグッズが店内にひしめく「LINEストア」が期間限定でオープン。文房具やカップなど定番商品のみならず、スワロフスキー製のクリスタルガラスをあしらった定価39万円のコニー(ウサギのキャラクター)までお目見えする。

  • 特集 Part6
    【46 小売りの未来】 柳井 正(ファーストリテイリング会長兼社長)インタビュー

    2014年12月27日号  

    10月の決算会見で2020年に売上高5兆円、営業利益1兆円という壮大な目標をぶち上げ、世界ナンバーワンブランドを目指すと豪語するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。成長戦略と、小売業界の未来の姿を聞いた。

  • 特集 Part8
    【75 ヒット商品】 バブルの血が騒ぐ母親が鍵! リバイバルに商機の予感

    2014年12月27日号  

    ある日、高校1年の長女に「今、これ流行っているんだよ」と見せられたのが「ニベア」。驚いた! だって、私が子どもの頃使っていたあの青い缶じゃない。「売り切れの店、続出だよ」の言葉に、女の古(こ)の血が騒いだわ。流行に敏感でいたい、何でも手に入れないと気が済まない、あのバブルのときの血が。

  • 特集 Part6
    【51 航空】 スカイマークは“着陸”できるか タイムリミットは年度末!

    2014年12月27日号  

    ダッチロールの様相を呈しているスカイマークは、果たして再建ができるのか──。2015年前半、航空業界の注目はその一点に集中する。格安航空で日本の航空業界に風穴を開けたスカイマークだったが、拡大路線を取り始めようとした矢先に、LCC(格安航空会社)の攻勢を受けて業績が悪化。

  • 特集 Part8
    【74 流行】 ヒットの鍵は「体験の品質」 15年のトレンドはこれだ!

    2014年12月27日号  

    人は何にワクワクし、感動しているのか。それを知るために、博報堂生活総合研究所は「今年のときめきランキング」と題したヒット商品分析調査を実施している。その結果から生活者の心の動きを読み解き、2015年の流行の兆しを探った。

  • 特集 Part7
    【67 3DCG】 世界のアニメ界が大絶賛! 制作会社が覆す業界の常識

    2014年12月27日号  

    2014年の大ヒット映画「アナと雪の女王」や「スタンド バイ ミー ドラえもん」には、一つの共通点がある。それは3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)を用いたアニメであることだ。

  • 特集 Part6
    【45 自動車】 サプライヤー大再編に号砲 「安全基準」のゲームチェンジ

    2014年12月27日号  

    その企業買収は、いよいよ始まる業界大再編の号砲を予感させる、超大型の買収案件だった。2014年9月、自動車部品サプライヤー世界9位の独ZFが、同10位の米TRWオートモーティブを買収した。買収総額は約135億ドル(約1兆4400億円)。独ボッシュ、デンソーに次ぐ世界3位のメガサプライヤーが誕生した。

  • 特集 Part7
    【66 ロボット】 高齢者や幼児の相手に最適の 人型ロボットがついに発売!

    2014年12月27日号  

    いよいよ家庭でロボットと生活する時代がやって来る。2015年2月、ソフトバンクが満を持して人型ロボット「ペッパー」の一般発売をスタートさせる。ペッパーの特徴は、世界で初めて人間の感情を認識すること。

  • 特集 Part7
    【65 アプリ】 バートランド・シュミット(アップアニーCEO)インタビュー

    2014年12月27日号  

    日本のスマホの浸透率は米国より小さいもののアプリの収益性は上回っています。2014年4月に、グーグルの「グーグルプレイ」とアップルの「iOS」を合算したアプリ市場において、日本が米国を逆転しました。

  • 特集 Part6
    【44 電力】 原発の再稼働数・比率が決定 電力小売り完全自由化へ前進

    2014年12月27日号  

    日本のエネルギー供給をどう賄っていくか。その具体策である「エネルギーミックス(最適な電源構成)」が示される予定の2015年は、電力・ガス業界にとって大きな転機の年になる。14年4月に出されたエネルギー基本計画では「原発比率の低減を可能な限り進め、再生可能エネルギーの普及を促進する」ことが明記されているが、11年の東日本大震災前には日本のエネルギーの3割を担っていた原子力発電が何割になるか、またLNGや石炭、再生可能エネルギーなどの立ち位置も、国としてより明確なビジョンが示される予定だ。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

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表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…