記事一覧:特集10409件
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特集 Part1
人間・鈴木敏文に戻った日
2016年05月14日号しなの鉄道坂城駅から車で5分ほど走った長野県坂城町。右手に学校を見下ろしながら、急勾配で曲がりくねった狭い坂道を上っていくと、大きな門が現れ、広い敷地に日本家屋が立ち並ぶ。ここは、国内屈指の巨大流通グループ、セブン&アイ・ホールディングスの会長、鈴木敏文の実家である。
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特集
カリスマ退場
2016年05月14日号不徳の致すところだ──。4月7日、長年にわたって日本最大の小売りグループのトップに君臨し続け、「カリスマ」と呼ばれた鈴木敏文・セブン&アイ・ホールディングス会長は、そんな言葉を残して退任した。だが、退任劇には不可解なところが多く、真相はやぶの中だ。なぜ彼は退任したのか、そしてグループの今後は……。総力を挙げて真相に迫った。
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特集 Part2
人事案をリードした社外取 社内から「越権行為」の恨み節
2016年05月14日号今回の騒動では、社外取締役がキープレーヤーの一人を演じた。人事に大きな影響を及ぼしたその働きぶりは、コーポレートガバナンスの在り方に一石を投じるものになった。
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特集 Part2
村田社長vs社外取の壮絶バトル 「井阪体制」誕生の舞台裏
2016年05月14日号鈴木敏文会長の後任人事は、セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長がグループのトップに就任することで決着した。ただ、新体制の確立から鈴木会長の処遇まで、社内はもめ続けた。
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特集 Part2
想定外の事態で生じたサード・ポイントの誤算
2016年05月14日号鈴木敏文会長の退任劇で、結果的に大きな役割を果たした米投資ファンドのサード・ポイント。しかし、当初の思惑とはまったく違う結果に、大きな誤算となったようだ。
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特集 Part2
鈴木を退任に追い込んだ「獅子身中の虫」たち
2016年05月14日号どこか歯切れが悪かった鈴木敏文の退任会見。それは、本当の退任理由を微妙に隠していたからだ。鈴木は気付いていたはずだ。自らがはめられていたことに。
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特集 Part3
稚拙さ目立つ判断の裏に 「病」と「息子」二つの悩み
2016年05月14日号大胆な行動で知られる鈴木敏文会長だが、今回ばかりは無謀な行動だったようにも映る。その背景には二つの悩みが関係しているとみられている。
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特集 Part3
【Column】 会長退任の遠因となった 取引先による怪文書の衝撃
2016年05月14日号昨年末、セブン&アイ・ホールディングスに激震が走った。中核子会社であるセブン-イレブン・ジャパンの商品本部にまつわる怪文書が出回ったからだ。
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特集 Part3
絶大な権力を持ち続けた末に “裸の王様”になったツケ
2016年05月14日号時に部下を強く叱責するといわれる鈴木敏文会長。この厳しさと圧倒的な経営手腕で社員を萎縮させ、カリスマという名の孤高の人になってしまった。そのツケが回ってきている。
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特集 Part3
【Column】 変化対応を訴え続けながら 身近な変化に泣いた“皮肉”
2016年05月14日号長野県上田東高校(旧小県蚕業学校)の校門をくぐると、左手に立派な石碑が見えてくる。大きく「変化対応」の文字が刻まれたその石碑は、2012年に同校の創立120周年を祝して、卒業生であるセブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文が贈ったものだ。
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特集 Part3
人見知りだけど人情派 知られざる鈴木敏文の素顔
2016年05月14日号非情で冷徹なカリスマとの印象が強い鈴木敏文会長だが、よく知る人たちの印象はまるで違う。どちらが本当の鈴木会長なのか。その素顔に迫った。
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特集 Part5
井阪隆一(セブン&アイ・ホールディングス次期社長)インタビュー
2016年05月14日号鈴木敏文会長の退任劇のきっかけは、セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長の人事をめぐる問題だった。社外取締役を味方に付け、5月26日の株主総会後にセブン&アイ・ホールディングスの社長に就任する井阪氏を直撃した。
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特集 Part5
カリスマ退任で見え隠れする 食品メーカーの心境の変化
2016年05月14日号圧倒的な販売力を誇るセブン-イレブンの陳列棚欲しさに、食品メーカーは無理な要求にも応じてきた。しかし、鈴木敏文会長の退任を受けて心境に変化が見え始めている。
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特集 Part5
【オーナー覆面座談会】 セブンの体質は変わらない?
2016年05月14日号カリスマとして君臨してきた鈴木敏文会長の退任で、セブン-イレブン・ジャパンはどう変わるのか。現場の最前線を支える加盟店オーナーに本音を語ってもらった。
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特集 Part5
自前主義を捨てられるのか ライバルが狙うセブンの弱み
2016年05月14日号コンビニエンスストアの“王者”として業界をリードしてきたセブン-イレブン・ジャパン。鈴木敏文会長の退任で、コンビニ3強の勢力図に変化は起きるか。
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特集 Part5
買収企業の売却観測まで! グループ内に広がる不協和音
2016年05月14日号4月19日の取締役会を経て、ようやく固まったセブン&アイ・ホールディングスの新体制。だが、すでにグループ内には不協和音が広がり、足元がぐらつき始めている。
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特集 Part6
【奨学金】 本当に若者を苦しめる悪者か? 独特な仕組みと低金利が売り
2016年04月30日号近年、日本学生支援機構が提供する奨学金制度が、若者を苦しめるとして極めて低い評価を受けている。ほんとうに、それほどの悪者なのか。検証した。
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特集 Part6
駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事)インタビュー
2016年04月30日号子育て世代が共働きすることに対する障害は多い。中でも待機児童問題は深刻だ。病児保育事業や小規模保育事業に取り組む認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事に話を聞いた。
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特集 Part6
【パート損得】 妻に社会保険料の負担が発生 年収106万円の新しい壁
2016年04月30日号年に何万円まで稼ぐのがお得? 年収は抑えるべき? パートタイマーとして働く妻(夫)の悩みどころだ。2016年10月からは社会保険加入の基準が変わり、さらにややこしくなる。
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特集 Part5
潜入取材ジャーナリスト横田増生が暴く “送料無料”崩壊の裏事情
2016年04月30日号賢い買い物の代表格であるインターネットでの通販。それを支えてきたのは送料無料だが、アマゾンが突然、送料を有料化した。その裏事情を潜入取材を得意とするジャーナリストが探る。