記事一覧:特集10409件
-
特集 Part2
【Column】 「山一證券」は現存する OBたちがブランドを継承
2017年11月25日号「山一證券」という名の会社が現存することをご存じだろうか。無論、1997年に破綻した旧山一とは別の企業体。旧山一OBの立川正人氏(73歳、現・山一證券社長)が、2004年にM&A(企業の合併・買収)を手掛けるIBSを設立、14年7月に金融庁へ社名変更の届けを出した。
-
特集 Part2
石井 茂(ソニーフィナンシャルホールディングス社長)インタビュー
2017年11月25日号私は山一証券からソニーに移り、2001年にインターネット専業のソニー銀行を立ち上げました。山一破綻の経験を経営に生かした点があるとすれば、「よく理解できないリスクは取らない」ということです。
-
特集 Part1
「失われた20年」は何を日本にもたらしたか
2017年11月25日号「失われた20年」は、日本社会を大きく変容させた。バブルで日本が失ったものを一つ一つ検証していく。
-
特集 Part2
山崎 元(経済評論家)インタビュー
2017年11月25日号私は12回の転職キャリアのうち、30代後半のとき、8回目の転職で山一証券に入りました。1996年の入社時、隠れ不良資産があるとのうわさは聞いていましたが、それが経営を揺るがすほどの致命傷かどうかは分からなかった。会社が傾いたら外資系企業に合併される可能性は想定していましたが、すぐに破綻するとまでは思っていませんでした。
-
特集 Part2
元山一社員たちの「20年」
2017年11月25日号20年前の11月24日、突然会社が消滅するという想像を絶する苦難に直面した山一証券の社員たちは、その後どんな人生を歩んだのか。20年分の思いを率直に語ってもらった。
-
特集 Part2
元拓銀・長銀行員の「その後」
2017年11月25日号1997年、都銀として初めて経営破綻した北海道拓殖銀行。98年に公的資金導入を申請し一時国有化された日本長期信用銀行(長銀)。両行の行員たちの「その後」を追った。
-
特集 Part2
【ドキュメント】 なぜ山一は消滅したのか?
2017年11月25日号かつて四大証券の一角を占めた山一証券は、創業100年を迎えた1997年、「自主廃業」という形で突如その歴史に幕を下ろした。一体そこで何が起こっていたのか。
-
特集 Part2
山一・拓銀の破綻とは何だったのか 「失われた20年」の始まり
2017年11月25日号四大証券の一角を占めた山一証券。都市銀行の北海道拓殖銀行。誰もがつぶれないと信じていた大手金融機関はなぜ破綻したのか。「失われた20年」の起点となった事件を検証した。
-
特集 Part3
中谷 巌(三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長)インタビュー
2017年11月25日号細川護煕内閣や小渕恵三内閣で私が経済政策の立案に携わっていた1990年代というのは、米国が音頭を取って金融の自由化を推し進めていた時代。日本はバブルが崩壊する中で何とか活路を見いだそうと、自らその流れに乗りました。
-
特集 Part3
【変容する日本[5]頻発する企業不祥事】 自己保身に走る経営と現場 揺らぐ日本の安全・安心神話
2017年11月25日号日本企業は、バブル崩壊を教訓に、不正会計や無謀な投資に歯止めをかけるためのガバナンス強化を行ったはずだった。ところが、企業不祥事は減るどころか過去最高水準にある。
-
特集 Part3
森永卓郎(経済アナリスト、獨協大学経済学部教授)インタビュー
2017年11月25日号私が2003年に『年収300万円時代を生き抜く経済学』を出版しベストセラーとなった際、周囲からは「そんな世界はあり得ない」など批判の声も少なくありませんでした。
-
特集 Part3
【変容する日本[4]格差拡大・ロスジェネ誕生】 非正規社員にしわ寄せ 貧困からの脱却が困難に
2017年11月25日号バブル崩壊は大企業に勤めていれば安泰だという神話を打ち砕き、「一億総中流」時代が終焉を迎えた。そして、非正規社員が急増し、格差の拡大という問題が生まれた。
-
特集 Part3
【変容する日本[3]長引くデフレ】 慶應大池尾教授が特別講義 デフレの“真犯人”は何か
2017年11月25日号1990年代後半以降、長期的に物価が下がり続けるデフレが続く日本。慶應義塾大学の池尾和人教授が、デフレの要因と処方箋について講義する。
-
特集 Part3
野中ともよ(三洋電機元会長 NPO法人ガイア・イニシアティブ代表)インタビュー
2017年11月25日号ジャーナリスト出身の私が三洋電機の会長を引き受けたのは、環境を守る製品を世界で販売することで経営を再建できると考えたからです。就任後、「Think GAIA」というビジョンを打ち出しました。三洋電機には水や空気、土をきれいにする技術がたくさんあったのです。
-
特集 Part3
【変容する日本[2]企業淘汰とリストラ】 地価下落で180度暗転 成長の源泉が不良債権に
2017年11月25日号バブル崩壊の衝撃は金融機関にとどまらなかった。流通や製造業などの事業会社でも破綻が相次ぎ、業界再編が進んだ。しかし、産業競争力の復活までは成し遂げられていない。
-
特集 Part3
江上 剛(作家)インタビュー
2017年11月25日号銀行はこれからどうなっていくのか。今や私はそちらの方が深刻だと思っています。多くの人々が「銀行の役割って何? 必要ないんじゃないの」と思い始めている。
-
特集 Part3
【変容する日本[1]銀行のモラルハザード】 バブルの生成と崩壊で銀行のモラルは2度死んだ
2017年11月25日号1990年代末に日本の自殺者が急増し、3万人を超えた。銀行が自らの都合を優先し、「貸し渋り・貸し剥がし」を実行、追い詰められた中小零細企業の経営者などが、自ら命を絶ったのだ。
-
特集 Part3
竹中平蔵(慶應義塾大学名誉教授)インタビュー
2017年11月25日号2000年代初頭、日本の難題だった不良債権処理に金融担当大臣として辣腕を振るった竹中平蔵氏が、当時の日本が直面していた危機について語った。
-
特集 Part4
歴史は繰り返す バブル再来の予兆
2017年11月25日号11月7日、日経平均株価の終値は2万2937円となり、1996年6月に付けたバブル崩壊後の戻り高値(2万2666円)を約21年ぶりに上回った。株・不動産の高騰、企業の不祥事──。80~90年代初頭のバブル時代をほうふつとさせる出来事が立て続けに起こっている。これは単なる偶然なのか、それともバブル再来の予兆なのか。
-
特集 Part2
清武英利(ジャーナリスト)インタビュー
2017年11月25日号山一証券で最後まで真相究明と清算業務を続けた社員の姿を『しんがり』で克明に描き出した清武英利氏。山一破綻から20年目の今年、『しんがり』のその後を描く理由を聞いた。