記事一覧:連載4635

  • 第3次安倍内閣の“隠し味”に透ける「ポスト安倍」の片りん

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    第3次安倍内閣の“隠し味”に 透ける「ポスト安倍」の片りん

    2015年10月24日号  

    第3次安倍晋三内閣が発足したが、代わり映えがしない。自民党執行部は幹事長の谷垣禎一(70)以下全員が再任。閣僚人事も「骨格は維持する」という首相安倍の方針通り、副総理兼財務相の麻生太郎(75)、官房長官の菅義偉(66)、外相の岸田文雄(58)ら主要閣僚はほぼ留任、初入閣は全閣僚のほぼ半数に当たる8人だけ。安全第一の守りの布陣であるのは間違いない。

  • 音声認識の劇的進歩で仕事が大きく変わる

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    音声認識の劇的進歩で 仕事が大きく変わる

    2015年10月24日号  

    コンピュータの音声認識能力は、ここ18カ月間に劇的に向上した。これは、過去15年間の実績を上回る進歩といわれる。アップルは、2015年6月に、Siriの音声認識精度が「業界最高」になったと発表した。単語誤認率を40%低減させて5%にしたそうだ。グーグルは、グーグル・ナウの単語誤認率が13年に23%であったものを8%に低下させたと発表した。これほど短期間で、これほど急激な進歩を示した技術はいままでなかった。

  • 【第2弾】8問で理解!! 「日本の電力」

    ハゲタカシリーズ『シンドローム』連載前企画
    【第2弾】 8問で理解!! 「日本の電力」

    2015年10月24日号  

    11月7日号から待望の経済小説ハゲタカの新シリーズ『シンドローム』が始まる。ここでは、新シリーズでテーマとなる東日本大震災以降の電力を八つの質問でおさらいしておきたい。

  • 周囲には悪評でも貧乏ゆすりが命を救う?

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    周囲には悪評でも 貧乏ゆすりが命を救う?

    2015年10月24日号  

    座位時間が長いと出てしまう「貧乏ゆすり」。家族からみっともないと言われそうだが、貧乏ゆすりで死亡リスクが下がるようだ。英国の疫学調査から。調査対象は英国の37~78歳(平均年齢55.8歳)の女性、約1万3000人。1日当たりの平均座位時間と貧乏ゆすりの程度、食事や喫煙など生活習慣のほか教育程度や就労の有無など、ライフスタイルに関わる情報を入手。

  • new tobacco(もう一つのたばこ)

    Key Wordで世界を読む
    new tobacco(もう一つのたばこ)

    2015年10月24日号  

    10月3日付の米「ニューヨーク・タイムズ」電子版は「巨大炭酸飲料メーカーの没落(The Decline of ‘Big Soda')」と題した記事を掲載し、その中でマーゴット・サンガー・カッツ記者は次のように断じている。

  • 橋下新党は組織の純化のため引退は揺るがない

    ホリエモン的常識
    橋下新党は組織の純化のため 引退は揺るがない

    2015年10月24日号  

    消費税というのは基本、軽減税率などもろもろの例外をつくるべきではありません。なぜなら一律課税ができることがメリットだからです。還付に関しては、「負の所得税」のような方式がベターだと思います。マイナンバーで所得を一律に管理できるようになれば、ある一定以下の所得の少ない人たちに対しては課税ではなく給付が可能になるからです。もちろん財源の問題はありますから、社会保障制度を一から見直す必要があります。

  • コース上での“力み”を解消する二つの方法

    深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
    コース上での “力み”を解消する 二つの方法

    2015年10月24日号  

    飛ばそうとして、つい力んでしまい、ミスショットになった──。こんな経験が誰にでもあると思います。ボールをより遠くに飛ばすにはある程度の力(パワー)が必要ですが、力を入れ過ぎると大きなミスになってしまう、というのがゴルフの難しいところです。

  • 損得を考えても答えは出ないプロが迫られる孤独な「決断」

    洞察 脇役が主役に変わるとき
    損得を考えても答えは出ない プロが迫られる孤独な「決断」

    2015年10月24日号  

    スポーツ選手には、決断を迫られる場面がある。移籍先や、現役引退を決めるときがそうだろう。一つのプレーも、幾つかある選択肢の中から選んだもので成り立っている。その意味では、決断の連続だといえるかもしれない。

  • 【茨城】地域資源豊富だが3年連続最下位に

    勝手にケンミン創生計画
    【茨城】 地域資源豊富だが 3年連続最下位に

    2015年10月24日号  

    「常陸の国は国広く、山もはるかに田畑は肥え、広野の開けた良き国である」奈良時代に編さんされた常陸国風土記に記されたこの一文は、茨城県がとても豊かな県であることを物語っている。人口約300万人、日立市など県北部や鹿嶋市などの臨海部は工業が盛んで、製品出荷額は全国8位。一方、農業産出額は北海道に次ぐ2位で、メロンなど出荷額が1位の品目は数多い。沖合は黒潮と親潮の合流による優良な漁場で、漁獲高は7位だ。

  • 【生命科学】祝! 大村先生ノーベル賞10億人救った土壌の細菌

    大人のための最先端理科
    【生命科学】 祝! 大村先生ノーベル賞 10億人救った土壌の細菌

    2015年10月24日号  

    毎年9月末から10月頭は、生命科学研究業界がそわそわする時期である。研究者の端くれであれば各人、イチオシの候補者を話題にする。学内の友人とのランチの折に聞いてみると、「線虫業界は『マイクロRNA』の研究者にあげてほしいと皆、言っています♪」とのこと。「線虫の人たちは仲がいいね。『エピジェネティクス』は広過ぎて、誰にあげたらよいか分からないし……」「あれ? まだ取ってなかった?」「『X染色体不活性化』のメアリー・ライオンは亡くなったのよね……」と話に花が咲く。

  • 【第1弾】主要人物で振り返る

    ハゲタカシリーズ『シンドローム』連載前企画
    【第1弾】 主要人物で振り返る

    2015年10月17日号  

    本誌11月7日号より、ハゲタカシリーズ5『シンドローム』の連載が始まる。待望の連載に備えて、ここでは主要人物を紹介することで、シリーズを振り返ってみたい。

  • 懸案のTPP交渉が大筋合意背後にちらつく中国の存在

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    懸案のTPP交渉が大筋合意 背後にちらつく中国の存在

    2015年10月17日号  

    「TPP」という耳慣れない言葉がメディアに頻繁に登場するようになったのは今から5年前。当時の首相、菅直人が「平成の開国」の言葉と共に政権の消長にも直結する重要テーマとして急浮上した。正式名称は環太平洋経済連携協定。その名が示す通り、太平洋をぐるりと取り囲む12カ国による新たな自由貿易圏を創設するという試みだ。究極のゴールである域内の「関税ゼロ」を目指す野心的な多国間交渉が、難航しないはずはなかった。

  • 人工知能が作る社会で創作者の地位は?

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    人工知能が作る社会で 創作者の地位は?

    2015年10月17日号  

    前回、音声認識入力機能を使って文章を書くことについて述べた。音声認識はパタン認識の一種だが、これは極めて難しい技術だ。パタン認識は、コンピュータが人間に比べて最も劣る分野であるとされてきた。一昔前まで、音声認識のためには、自分の声をコンピュータに教え、調教しなければならなかった。5年前でさえ、この技術は、実用的にならなかった。人工知能的な方法を用いることにより、音声入力が実用的になってきたのだ。

  • 史上初となる女性総統の可能性高い蔡民主進歩党主席が語る台湾の将来

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    史上初となる女性総統の可能性高い蔡民主進歩党主席が語る台湾の将来

    2015年10月17日号  

    一〇月六日、台湾の最大野党で台湾人の政党である民主進歩党主席、蔡英文氏が来日し、夜の会合でお会いした。氏は目下、来年一月の総統選挙の民進党候補者として与党国民党候補者を抑えてトップを走っており、台湾史上初の女性総統となる可能性が高い。

  • biotech meltdown(バイオ株メルトダウン)

    Key Wordで世界を読む
    biotech meltdown(バイオ株メルトダウン)

    2015年10月17日号  

    biotech meltdown(バイオ株メルトダウン)、biotech rout(バイオ株総崩れ)、biotech bloodbath(バイオ株流血)──。9月下旬になって米バイオ株が売りたたかれ、市場は悲観的な声であふれ返った。

  • ウイルス・細菌性のがんは予防できる

    ホリエモン的常識
    ウイルス・細菌性のがんは 予防できる

    2015年10月17日号  

    なぜ大学発ベンチャーの企業価値の算定が難しいのか、私にはその理由が分かりません。普通に研究開発型ベンチャー企業の価格算定と同様にすればいいのではないでしょうか。例えば、私はライブドア時代にミドリムシの大量培養技術を持つユーグレナという会社に投資をしました。創業期に当たるシードラウンドで1000万円の投資をし、経営陣には4000万円を貸し付けました。

  • ゴルフ版のリスクマネジメントはどうするべきか

    深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
    ゴルフ版の リスクマネジメントは どうするべきか

    2015年10月17日号  

    ビジネスの世界と同じく、ゴルフも「リスクマネジメント」がとても重要です。ゴルフの場合は、OBや池などのペナルティが付く危険エリアをいかに避けるかが最大のテーマであり、このマネジメント能力を高めれば、現状の技量でもスコアは大きくアップします。例えば、380ヤードのパー4のティーショット。フェアウェイの右サイドにOBゾーン、左サイドに林があるとします。

  • 目の愛護デーに眼検診を緑内障による失明を予防

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    目の愛護デーに眼検診を 緑内障による失明を予防

    2015年10月17日号  

    本稿掲載号が書店に並ぶ10月10日は目の愛護デーだ。1931年に定められた「視力保存デー」にはじまる失明予防のための目の記念日である。中高年が視力障害に陥る原因といえば即、緑内障が思い浮かぶ。厚生労働省の調査によると、40歳以上の20人に1人が緑内障患者と推計されるが、8~9割は受診もしていないという。進行が緩やかなうえに、片眼で発症しても正常な片眼が欠けた視野を補うので、症状に気づかないのだろう。

  • 本番に弱い選手に必要な本当の重圧克服法とは?

    洞察 脇役が主役に変わるとき
    本番に弱い選手に必要な 本当の重圧克服法とは?

    2015年10月17日号  

    前回、プレッシャーとの付き合い方について触れた。プロ野球選手にも「本番に強い選手」「本番に弱い選手」の2通りがいる。練習では素晴らしいプレーを見せるのに、試合では実力通りの結果が出せない。ブルペンではすごいボールを投げるのに、マウンドでは別人のようになってしまう投手もいる。

  • 【数学】簡単そうで超難しい整数論フェルマー最終定理の貢献

    大人のための最先端理科
    【数学】 簡単そうで超難しい整数論 フェルマー最終定理の貢献

    2015年10月17日号  

    ベストセラーになった小川洋子の小説『博士の愛した数式』の主人公の専門は整数論だった。高木彬光の推理小説に出てくる名探偵神津恭介が書いた博士論文のテーマも整数論だという。日本では数学者というと整数論のイメージが強い。今回は、筆者の専門ではないのだが、整数論の話をしよう。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…