記事一覧:今週のキーワード 真壁昭夫55件
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今週のキーワード 真壁昭夫
安倍外交で日ロ関係が急速に進展したのはなぜか? 共同宣言に隠された“約束を守らぬ国”のしたたかさ
2013年5月7日プーチン大統領との会談で安倍首相は、北方領土の返還交渉や極東地域における民間部門の開発協力など、広範囲な合意を含む共同宣言を実現した。交渉の足がかりをつくったことは評価できるが、背景にはロシア側のしたたかな筋書きも見て取れる。
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今週のキーワード 真壁昭夫
足踏みする成長率に鳥インフルエンザ感染の拡大 えくぼがあばたに? 輝きを失う中国経済の近未来考
2013年4月23日最近、中国の経済・社会にとって、マイナスのニュースが目立つようになった。足踏みする成長率や鳥インフルエンザ感染の拡大は、大きな懸念事項だ。 輝きを失い始めた中国経済のリスクは、いかほどのものか。その「近未来」を考えたい。
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今週のキーワード 真壁昭夫
死してなお愛憎分かれる“鉄の女”は誰がつくったか? サッチャリズムが残した光と影に日本が学ぶべきこと
2013年4月16日英国初の女性首相で“鉄の女”と呼ばれたサッチャー氏が亡くなった。死してなお、彼女が行った改革は国論を二分している。わが国の政治を“鉄”のように強くして、必要な改革に向かわせるために、サッチャリズムから学ぶべきことは何か。
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今週のキーワード 真壁昭夫
韓国人は北朝鮮の挑発よりもウォン高のほうが怖い? メディアが報じない「最新朝鮮半島事情」現地見聞録
2013年4月9日3月末にかけてソウルを訪れたが、意外にも現地でピリピリしたムードを感じなかった。韓国人が懸念しているのは、朝鮮戦争の休戦協定を破棄した北朝鮮の挑発行為よりも、むしろウォン高と輸出減速による経済の減速のように感じた。
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今週のキーワード 真壁昭夫
急転直下、宿敵サムスンと仰天提携の“なぜ” 世界のIT業界を彷徨い歩くシャープの厳しい賭け
2013年3月12日経営悪化を背景にビジネスパートナーを求めてきたシャープは、最大のライバルであった韓国のサムスン電子と提携することを発表した。急転直下の提携発表は、同社が進む道の厳しさを改めて浮き彫りにした。今、なぜサムスンなのか。
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今週のキーワード 真壁昭夫
アベノミクスで「給与引き上げ論」は盛り上がるか? 新浪社長の決断と現実の間に横たわる“乖離”の正体
2013年2月26日産業競争力会議のメンバーであるローソンの新浪剛史社長は、若手グループ社員の年収を、平成25年度に平均3%上げると発表した。アベノミクスへの期待から、今後も給与引き上げ論は盛り上がるのか。現実と理想の間には乖離も見られる。
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今週のキーワード 真壁昭夫
日本をロックオンする中国と核実験頼みの北朝鮮 暴れ者に相対する“国防論”をそろそろ真剣に考えよう
2013年2月19日中国のフリゲート艦が海上自衛隊のヘリコプターと護衛艦をロックオンした一方、北朝鮮の金正恩は批判を顧みず核実験に踏み切った。日本を取り巻く安全保障体制は風雲急を告げている。そろそろ真剣に新時代の「国防論」を考えたい。
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今週のキーワード 真壁昭夫
日本の株価は本当にこのまま上がり続けるか? 投機筋が売りに転じる“分水嶺”の見極め方
2013年2月12日円安傾向やアベノミクスに対する期待などから、日経平均株価は堅調に上昇を続けている。この活況は、このままずっと続くのだろうか。相場を動かす投機筋の行動パターンを読み、今後彼らが売りに転じる不安材料を考えてみたい。
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今週のキーワード 真壁昭夫
大王朝を揺るがす民主化運動の混乱は必ずやって来る 世界にとっての「中国リスク」が無視できない背景
2013年1月22日中国のリベラル系週刊誌『南方週末』の記事に関する、中国共産党・宣伝局からの圧力による記事改ざん問題は、今後の中国経済のリスク要因を浮き彫りにしている。 民主化の流れはもう止まらない。大きなうねりの中で世界経済が受ける影響とは?
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今週のキーワード 真壁昭夫
米国、欧州、中国、日本――主要国の明暗やいかに? “政治の年”のリスクを解き明かすケーススタディ
2013年1月8日米国の財政の崖、ユーロ圏の信用不安問題、中国共産党内の権力闘争、そして日本のアベノミクスを見ると、2013年の世界情勢に最も大きな影響を及ぼすのは政治であることがよくわかる。“政治の年”に各国が抱える明暗を分析しよう。
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今週のキーワード 真壁昭夫
自民を嫌い“ひどい民主”を選んだのはそもそも誰か? 胸に刻むべき小選挙区制の怖さと政治へのバランス感
2012年12月25日今回の衆院選で、有権者は3年前に大勝させた民主党を大敗させ、嫌っていた自民党を大勝させた。これは果たして、日本の将来像まできちんと見据えた投票行動だったのか。小選挙区制のリスクと我々が持つべきバランス感覚を問う。
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今週のキーワード 真壁昭夫
日の丸半導体の救済策は“延命措置”に過ぎない? エルピーダ切り、ルネサス支援に見る視界不良の未来
2012年12月18日12月中旬、経営状況が悪化していたルネサンスエレクトロニクスの救済策の概要がまとまった。官民共同で2000億円の出資を行なうという。以前はエルピーダを切ったにもかかわらず、ルネサズだけを救った判断は、どのような結果をもたらすか。
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今週のキーワード 真壁昭夫
笹子トンネル崩落事故の原因はただの偶然にあらず 「朽ちるインフラ」の背後に浮かぶ道路公団の残影
2012年12月11日尊い人命が失われた中央自動車道の笹子トンネル天井崩落事故。この事故を単なる偶然として片付けられるだろうか。背景には、放置された老朽化と甘い管理体制が見える。道路公団民営化を経てもなお、関係者の無責任体質は変わらない。
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“景気予報”は米中がプラスでユーロ圏がマイナス? 2013年の日本を取り巻く世界経済の福音と不安の種
2012年12月4日景気減速が鮮明化している中国、バブルの後始末が終わらない米国やユーロ圏。そうした状況下、世界経済の動向はどうなり、日本の景気にはどんな影響が及ぶのか。年末から来年にかけての世界経済を分析すると、福音とリスク要因が見て取れる。
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今週のキーワード 真壁昭夫
安倍政権誕生なら日本経済は本当に復活できるか? 金融政策で対立する“リフレ派”と“改革派”の長短
2012年11月27日次の総選挙で自民党が勝利し、より思い切った金融政策が行なわれるとの見通しから、金融市場では株高・円安が続いている。しかし、本当にそうなるだろうか。金融政策で主張が異なる“リフレ派”と“改革派”の議論の対立点を分析しよう。
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今週のキーワード 真壁昭夫
アップルとサムスンの天下も10年後は続いていない? 日本復活が夢ではないIT業界の“近未来予想図”
2012年11月20日アップルとサムスンがスマホ、タブレットの市場を席巻している。この勢いは当分続くだろう。しかし、それが10年後も続く保証は何もない。IT業界の“近未来予想図”を自由に予想してみると、日本企業が復活する可能性も見えてくる。
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今週のキーワード 真壁昭夫
二期連続大赤字は“ 負の遺産”からの手切れ金? 崖っぷちのパナソニックに見え始めた「復活への光」
2012年11月13日2013年3月期の業績が二期連続の大赤字に陥る予想を発表したパナソニック。日の丸家電の苦境極まれりという印象だが、同社については「復活への光」が差し込み始めたと見ることもできる。そう言えるのはなぜか。大赤字の中身を検証しよう。
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今週のキーワード 真壁昭夫
どうして世界の常識が通用しないのか? 不思議の国・中国が“普通の国”になる日
2012年10月30日最近、筆者に寄せられる質問には、中国に関するものが圧倒的に多い。昨今言われている通り、それは中国という国がとてもわかりづらい“不思議の国”だからだろう。近い将来、かの国が“普通の国”になる可能性はあるのだろうか。
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今週のキーワード 真壁昭夫
スマホ市場を揺るがすソフトバンクの買収攻勢 大勝負に出た孫社長の飽くなき野望と吉凶の行方
2012年10月23日ソフトバンクによるスプリント・ネクステルの買収報道は、海外で大きな注目を浴びた。かねてより「世界一」を標榜していた孫正義社長の買収戦略は、果たして吉と出るだろうか、凶と出るだろうか。その行方を占ってみたい。
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今週のキーワード 真壁昭夫
頼みの綱だったBRICsの凋落で暗雲漂う世界経済 次期牽引役となるべき米中経済は本当に復活できるか
2012年10月16日つい最近まで世界経済の牽引役だったBRICsの凋落が、足もとで鮮明化している。世界経済は牽引役を失った状態だ。次期牽引役になれるのは米国と中国しか考えられないが、自国内に不安要因を抱える彼らに期待をかけられるものだろうか。