記事一覧:シリコンバレーの流儀72

  • 危機で見直すべき三つのリスク

    シリコンバレーの流儀
    危機で見直すべき三つのリスク

    2020年6月27日号  

    新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞で、日本企業のイノベーションへの取り組みが揺らいでいる。

  • NHKの番組と創造力の関係

    シリコンバレーの流儀
    NHKの番組と創造力の関係

    2020年6月13日号  

    新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごすことが多くなった分、テレビの前で過ごす時間が増えた人も多いだろう。そこで、普段とは少し違う視点で番組を探索することをお勧めしたい。見ようによっては、創造の感覚が養えるからだ。あまたあるテレビ番組の中でも、NHKの番組は特にお勧めだ。

  • 嫌われる勇気でイノベーションを

    シリコンバレーの流儀
    嫌われる勇気でイノベーションを

    2020年5月30日号  

    新型コロナウイルス災禍による混乱の先に来る“アフターコロナ”の社会は、今までとはかなり違うニューノーマルになるだろう。しかし、その中身は今は誰にも分からない。既成概念にとらわれずに、新しい社会をつくるしかない。

  • 「表徴の帝国」日本は変わるのか

    シリコンバレーの流儀
    「表徴の帝国」日本は変わるのか

    2020年5月16日号  

    新型コロナウイルスの影響により、多くの企業で従業員が自宅での勤務を強いられることになった。そこで脚光を浴びているのが、パソコンやスマートフォンを通して複数の人がリアルタイムに顔を見ながら議論ができるビデオ会議だ。大手企業も使わざるを得ない状況になりつつあるが、そこに、日本企業がデジタル時代に適応できるかどうかのヒントがあるように思う。

  • DXに必要な対数発想

    シリコンバレーの流儀
    DXに必要な対数発想

    2020年4月25日号  

    デジタルトランスフォーメーション(DX)は、今や日本での産業活性化の合言葉になっている。もともとは「デジタル情報技術の普及により、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる」という概念だった。それがビジネスの世界で使われるようになり、「デジタル情報技術により、企業の事業範囲やビジネスモデルを根底から変化させる」という意味合いとなった。

  • 今が先行投資の好機である理由

    シリコンバレーの流儀
    今が先行投資の好機である理由

    2020年4月11日号  

    新型コロナウイルスの感染拡大により、世界経済が大混乱している。だが私の活動するシリコンバレーでは、「今こそ先行投資すべきときだ」というのが共通の意識だ。

  • 「苦味センサー」を研ぎ澄ませ

    シリコンバレーの流儀
    「苦味センサー」を研ぎ澄ませ

    2020年3月28日号  

    今年1月に亡くなったクレイトン・クリステンセン・ハーバードビジネススクール教授のベストセラー『イノベーションのジレンマ』は、世界中の経営者に読まれてきた。それにもかかわらず、クリステンセン教授が指摘した「成功して盤石な地位を獲得した企業ほど新しい破壊的イノベーションを見逃し、足をすくわれる」というジレンマから、多くの企業は抜け出せない。なぜだろうか。

  • イノベーションのジレンマを超えて

    シリコンバレーの流儀
    イノベーションのジレンマを超えて

    MARCH 関関同立  

    ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授が1月23日、67歳で亡くなった。同教授は1997年に出版された『イノベーションのジレンマ』の著者として、つとに有名だ。謹んでご冥福をお祈り申し上げる。

  • 理系・文系の脳から「LGBT脳」へ

    シリコンバレーの流儀
    理系・文系の脳から「LGBT脳」へ

    2020年2月29日号  

    先月、「メガバンク初の理系トップ」というニュースが話題となった。三菱UFJフィナンシャル・グループの社長に就任する亀澤宏規氏は、理学部数学科出身の「理系」だという。あらゆる業種の既存事業がデジタル化で大きく変貌する中で、理系人材がトップに就くことが世間で好意的に受け止められたのだ。

  • 戦略的リターンに関する誤解

    シリコンバレーの流儀
    戦略的リターンに関する誤解

    2020年2月15日号  

    ベンチャーキャピタル(VC)はスタートアップ企業の創業や育成のために資金提供する役割を担う。しかし、日本企業のCVCの実態を見ると少し心配になる。

  • 事業転換はビジョンから

    シリコンバレーの流儀
    事業転換はビジョンから

    2020年2月1日号  

    コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が、1月7~10日に米ラスベガスで開催された。CESはその名の通り、エレクトロニクス業界が先進電子機器を出展する見本市だ。世界各地から17万人が訪れ、多くの日本企業関係者も殺到した。

  • デジタル世代への大政奉還を

    シリコンバレーの流儀
    デジタル世代への大政奉還を

    2020年1月18日号  

    2020年代は、デジタルトランスフォーメーションの波に対応できなかった2000年からの「失われた20年」を転換させて、反撃の10年にしたい。鍵となるのは人材だ。

  • 高齢者主導の「エイジテック」

    シリコンバレーの流儀
    高齢者主導の「エイジテック」

    2019年12月21日号  

    日本でも高齢者を対象としたテクノロジーの開発、いわゆる“エイジテック”(AgeTech)が盛んになる兆しがある。高齢者支援サービスの自動化や省力化、介護支援、安否確認、健康状態の管理、診断支援、遠隔診療など、さまざまなサービスが検討されている。その多くは高齢者一人一人の行動を見守り、ビッグデータとリアルタイムの情報から個々人の行動を分析し、改善策をAI(人工知能)を使って判断・提案する仕組みだ。

  • プレゼン改革は意識改革の序章

    シリコンバレーの流儀
    プレゼン改革は意識改革の序章

    2019年12月7日号  

    職業柄、大小、有名無名を問わず、さまざまな日本企業のプレゼンテーション(プレゼン)を聞くことが多いが、残念ながら過去30年間、あまり進歩がない。投影したスライドの説明を延々と棒読みされ、聞いている方は心が折れてしまう。

  • 自然災害とテクノロジー

    シリコンバレーの流儀
    自然災害とテクノロジー

    2019年11月23日号  

    夏以降、日本では未曽有の台風や洪水の被害が続いた。海外でも大規模な森林火災が猛威を振るっている。ブラジルのアマゾン地帯の山火事は、想像を絶する範囲で今も燃え続けている。シリコンバレーが位置する米国カリフォルニア州も例外ではない。

  • エンジェル研究者を輩出せよ

    シリコンバレーの流儀
    エンジェル研究者を輩出せよ

    2019年11月9日号  

    2019年のノーベル化学賞に、旭化成名誉フェローの吉野彰氏が選ばれた。企業に勤めるサラリーマンの受賞ということで、ひときわメディアで取り上げられた。しかし「ノーベル賞サラリーマン」というステレオタイプで同氏を持ち上げているだけでは、誰のためにもならない。

  • WeWorkの失敗を笑うな

    シリコンバレーの流儀
    WeWorkの失敗を笑うな

    2019年10月26日号  

    「WeWork」(運営会社名はThe We Company)の米ナスダック市場への上場延期が大きな波紋を広げている。

  • 価値づくりエージェントの先駆者

    シリコンバレーの流儀
    価値づくりエージェントの先駆者

    2019年10月12日号  

    本連載第54回(9月28日号)「求む、価値づくりエージェント」では、「ものづくり」から「価値づくり」への転換が重要だと述べた。すなわち、品質の高さに頼ったプロダクトアウトの発想の「ものづくり企業」は、コストやスピード、製造技術に優れた新興国のものづくり企業の出現によって優位性を失うため、問題解決型の「価値づくり企業」への転換が新たな成長へのヒントだということだ。そして、その転換を手助けする「価値づくりエージェント」の存在が必要であると訴えた。

  • 求む、価値づくりエージェント

    シリコンバレーの流儀
    求む、価値づくりエージェント

    2019年9月28日号  

    中小企業のものづくりは急激な衰退の一途をたどっているが、その中でも素晴らしい製品を開発し、世界に打って出ているつわものがいる。

  • イノベーション型企業参謀

    シリコンバレーの流儀
    イノベーション型企業参謀

    2019年9月14日号  

    世界中の経営者は、既存事業を維持しながら、破壊的なイノベーションをもたらす新たな企業に対処し、さらに自らも事業のイノベーションを図れるかという難題に、日夜頭を悩ませている。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…