記事一覧:マーケット・人物2504件
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商品市場 透視眼鏡
主要国経済再開で需要増観測 銅相場は底堅く推移
MARCH 関関同立銅相場は上昇傾向にある。3月19日には、欧米各国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、1トン当たり4371ドルと2016年1月以来の安値を付けた。これを受けてFRB(米連邦準備制度理事会)が緊急利下げをしたが、先行き不透明感が払拭できない状況だった。
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数字は語る
コロナ禍で設備投資が慎重化 デジタル化の遅れは国際競争力を失う結果に
MARCH 関関同立新型コロナウイルスの感染拡大で、景気は大幅に悪化している。4~6月期の実質GDP成長率は、外出自粛の影響を受けた個人消費の減少や、輸出の下振れなどを背景に、前期比年率▲20%程度のマイナス成長が見込まれる。
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金融市場 異論百出
集団免疫の獲得を目指した スウェーデンのコロナ対策の今
MARCH 関関同立スウェーデンは欧州連合(EU)の中で、新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)を唯一採用しなかった国だ。
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金利市場 透視眼鏡
22年末までゼロ金利継続も 長短金利操作に距離置くFRB
2020年6月27日号6月9、10日に開催されたFОMC(米連邦公開市場委員会)においては、3月以降に示された緩和策と実質ゼロ金利政策の維持が決定された。市場参加者が注目していたのは3月のFОMCで公表が見送られた経済見通しであった。
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数字は語る
コロナ禍で迫り来る本格的な雇用調整 的を絞った直接的支援拡充を
2020年6月27日号コロナ禍で経済活動が収縮し、労働統計にもその影響が明確に表れるようになった。4月の労働力調査によると、失業率こそ2.6%でコロナ禍の影響が出る前の1月の2.4%から微増にとどまっているが、仕事を持っているものの仕事をしていない休業者が597万人となった。就業者のうち約9%の人々が休業しているという状態である。
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金融市場 異論百出
FRBが「長短金利操作」を 採用すべきではない歴史的理由
2020年6月27日号「5月の雇用統計は歓迎すべきサプライズだった。とても喜ばしい」「だが、回復への道のりは長いことに、われわれは正直にならねばならないと、私は思っている」。6月10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長はそう述べた。
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株式市場 透視眼鏡
高い期待織り込んだ株式市場 妥当な水準の上限に近づく
2020年6月20日号新型コロナウイルスの世界的感染拡大は日経平均株価を3週間で31%下落させたが、その後の各国の対応で株価は11週間で38%上昇した。
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金融市場 異論百出
株価の「不自然な上昇」の理由 今後はチキンレース相場に注意
2020年6月20日号5月の米雇用統計は予想外の好転を示した。他の労働市場関連の統計との整合性を考えると不可解な部分は残っているが、財政資金の大規模な投入と経済再開の影響が雇用に表れ始めているようだ。
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数字は語る
ポストコロナにおける 債務処理の方法について議論を深めよ
2020年6月20日号新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は2020年度第2次補正予算を閣議決定した。
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為替市場 透視眼鏡
株価回復も秋以降リスクあり 新興国目先の下落は将来の好機
2020年6月13日号株式相場は4、5月と新型コロナ禍はもう終わったかのような回復ぶりだ。早過ぎる株高に時間調整はあっても、経済再開に伴う高揚感から8月ごろまでミニラリーを期待する。
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金融市場 異論百出
コロナ対策の「せめぎ合い」なき 財政赤字増が映す日本の危うさ
2020年6月13日号現在の多くの国々の紙幣は、実際は何の裏付けもないただの紙切れだ。その信認は「共同幻想」により保たれている。「幻想」の維持可能性は、最終的には政府の徴税力に懸かってくるだろう。
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数字は語る
コロナ禍の金融政策 「危機だから何でもあり」は長期化で副作用が甚大に
2020年6月13日号新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動の停止は運転資金など資金需要を急増させた。
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商品市場 透視眼鏡
コロナ第2波への警戒残るも 需給改善で原油は当面上昇へ
2020年6月6日号原油相場が反発している。米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、4月20日に1バレル=マイナス40.32ドルと「マイナス価格」に沈んだが、翌日にはプラスに浮上し、足元は30ドル台だ。欧州北海産のブレント原油も4月22日の15.98ドルを底に30ドル台半ばまで持ち直している。
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数字は語る
所得補償が迅速だったユーロ圏 今後は周縁国の景気刺激策拡充が急務
2020年6月6日号新型コロナウイルス感染症による減収家計や中小企業への給付金支給が遅いことへの批判に際し、迅速さの点でよく引き合いに出されるのがドイツなど欧州各国の対応だ。
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金融市場 異論百出
FRBの「ゼロ金利解除」予想が 7年後でも驚くべきでない理由
2020年6月6日号「あなたはワシントン・キャピタルズの熱烈なファンでしたね。ゲームの応援に気持ちよく行けるようになるのはいつだと思いますか?」
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金利市場 透視眼鏡
潜在成長率の下方屈折が 米国のマイナス金利導入の条件
2020年5月30日号FRB(米連邦準備制度理事会)は、新型肺炎感染拡大懸念で市場が大幅に混乱した3月から政策金利を実質ゼロに引き下げたが、そこから2カ月が経過しても米国では感染拡大の終了が見えてこない状況だ。
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金融市場 異論百出
「日銀が無制限国債購入」は誤解 苦しい内実と印象操作を解説
2020年5月30日号「無制限国債購入へ」。4月27日に行われた日本銀行の金融政策決定会合の後、多くのマスメディアはそう報じた。「コロナ禍による経済混乱の下、日銀はついに禁断の領域に踏み込んだか」と感じた人は多かったのではないかと推測される。
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数字は語る
テレワークを阻害する日本の「はんこ」文化 パンデミックで強制的に変革へ
2020年5月30日号新型コロナウイルスの猛威により、わが国の社会はいや応なしに行動や文化の変化を迫られている。4月半ばに全国に緊急事態宣言が発令され、「三つの密」を避けるために通勤や通学の自粛が要請されたことで、働き方や学び方にも影響が及んだ。
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株式市場 透視眼鏡
大幅下落株へ買い戻しの動き 業績底入れ見える銘柄に注目
2020年5月23日号日経平均株価は3月19日には1万6552円まで下落した。その後は新型コロナウイルスの鎮静化への期待や各国政府が積極的に家計・企業の支援策を打ち出したことから、原稿執筆時点では2万円を超える水準まで回復してきた。
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新社長 Who's Who
小川恭範(おがわ・やすのり)/セイコーエプソン
2020年5月23日号セイコーエプソンのかじ取りを“異端児”である小川恭範が担うことは、今が時代の変わり目であることを象徴している。