記事一覧:海外マーケット6

  • 日本や欧州への悪影響も避けられない対ロシア経済制裁

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    日本や欧州への悪影響も避けられない 対ロシア経済制裁

    2014年10月9日

    ロシア・ウクライナ情勢が引き続き世界の注目を集めている。マレーシア航空機撃墜事件を受け、ロシアとの経済関係が深い欧州が本格的な対ロシア経済制裁に踏み込んだことで、ロシア・ウクライナ情勢が世界経済に与える影響が懸念される状況になっている。対ロシア経済制裁の影響とは。

  • 大幅下落が止まらない鉄鉱石市況中国景気減速でも増える供給量のなぜ

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    大幅下落が止まらない鉄鉱石市況 中国景気減速でも増える供給量のなぜ

    2014年6月18日

    鉄鉱石のスポット価格は年初の134ドルから足元の91ドル(6月13日現在)まで、大幅に下落している。同期間でCRB指数が9%増、原油が9%増、銅が9%減となっているのに対し、鉄鉱石は30%減と値下がりが顕著である。

  • 震源地は新興国ではなく米国収まらない市場不安の“深層”

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    震源地は新興国ではなく米国 収まらない市場不安の“深層”

    2014年1月31日

    1月29日(日本時間30日)、米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和縮小の続行が決定された。“想定通り”の結果であり、市場はこれを織り込み済みだったはずだ。ところが、同日の世界の株式市場はほぼ全面安となった。日経平均は一時500円以上の下落で1万5000円割れに見舞われた。為替も1ドル101円台まで円高に振れた。

  • 穀物市場に訪れる「おかずの時代」豊かさがもたらすコーン・大豆シフト

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    穀物市場に訪れる「おかずの時代」 豊かさがもたらすコーン・大豆シフト

    2013年12月19日

    米国政府がコーン由来エタノール燃料使用義務量の削減案を発表したことが話題となっている。具体的には2014年の再生可能燃料の使用義務量を従来比16%減らすというもので、結果米国のコーン需要は約5億ブッシェル(約1250万トン、米国内消費の約4%)減少するとの見方もある。正式決定は来春頃とみられるが、紆余曲折が予想され、短期的な価格変動要因となりそうだ。

  • 金融機関、資源商社が群がったアルミニウム取引の錬金術に入ったメス

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    金融機関、資源商社が群がった アルミニウム取引の錬金術に入ったメス

    2013年9月18日

    アルミニウムは、私たちにとって、とても身近な金属だ。ジュースの缶やアルミ箔といった身の回りの品や、自動車や電気機器の部品、建材にも多く使われている。ところが近年、大量のアルミニウムがわれわれの生活に身近とはいえない、金融取引の材料として利用されている。そして、この金融取引は、一部の企業に、錬金術ともいえる利益をもたらしてきたと見られている。しかし最近、関連機関の規制強化によって、この構図が大きく変わる可能性が出てきた。ここでは、その錬金術の仕組みと、規制強化にいたる背景を探ってみたい。

  • 中国の外貨準備に変調の兆し米国と日本の金利不安定化要因に

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    中国の外貨準備に変調の兆し 米国と日本の金利不安定化要因に

    2013年7月9日

    3兆4400億ドル(344兆円、3月末時点)の資金を抱え、世界最大の「ファンド」ともいえる中国の外貨準備に、変調の兆しが見え始めた。世界経済の牽引役だった新興国の成長に陰りが見え、世界のマネーが先進国へと逆流するなかで、中国においても資金流入が急速に縮小。2012年には、中国の資本・金融収支が14年ぶりに168億ドル(1兆6800億円)の赤字となった。4月初めには、中国国家外為管理局が、2012年版国際収支報告書の中で、「さらなる資本の流出を排除できない」との見解を示している。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    10回目となる「儲かる農業」特集!記者冥利に尽きる「尖った農家」との出会い

     おかげさまで「儲かる農業」特集は今号で10年目となります。
     恒例企画の農協ランキングでは全国500JAの財務データと格闘しなければなりませんし(一番大変なのは私ではなくデータ分析担当ですが)、農協から6.9億円の損害賠償を求められたこともありました(出廷したのは証人尋問のみで、顧問弁護士と法務部に頼っていました。おかげさまで結果は完全勝訴)。
     そういった苦労があっても、特集を続けられたのは、読者の皆さまの励ましと、取材で出会う農家たちの魅力のおかげでした。農家は、東京・丸の内では会えない尖った人が多く、忘れられない、胸にぐっとくるゼリフをさらりと言います。今後も出会いを求めて取材を続けます。

  • 編集長 浅島亮子

    4月からの「新創刊」に寄せてご挨拶

     いよいよ4月より、創刊111周年のビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」は書店・コンビニエンスストアでの販売を終了し、定期購読を前提とした“サブスク雑誌”として生まれ変わります。
     2019年6月、弊社は経済メディアの先駆けとして、デジタルのサブスクリプション(継続課金)サービス、「ダイヤモンド・プレミアム」に参入。有料会員数を4.5万人まで順調に伸ばしてきました。今後は、雑誌とデジタルの双方でサブスク(会員)モデルへ大きく舵を切ります。
     市販最後の号では、どのような特集企画を組むかーー。創刊100周年や5000号記念の時もそうだったのですが、編集会議での結論は「一番のホットイシューを取り上げることこそ、ロイヤルユーザーの知的好奇心を満足させられる」というものでした。
     弊誌と共に111年の経済史を振り返るノスタルジー企画は却下。こうして決まったのが、人気特集「儲かる農業」です。農林中金の経営不振や令和のコメ騒動は、農協の二極化と農業従事者の世代交代を加速させます。次代の農業を切り開く主役にスポットを当てた特集を、自信を持ってお届けします。
     雑誌文化で育った世代ですので、市販停止に寂しさがないと言えば嘘になります。それでも、今回の決断は休刊ではなく「新創刊」です。今後も、産業界の未来に繋がる歴史の一ページを、読者の皆様と共に刻んでいければと思っています。新生・ダイヤモンド編集部が生み出すコンテンツにご期待ください。

最新号の案内25年4月5日号

表紙

特集儲かる農業2025

令和の米騒動で、国内農業の生産力が弱まっていることが明らかになった。米価が高止まりしているにもかかわらず、コメ農家の離農は過去最多となりそうだ。かつて農業の主役だったJAグループも混迷を深めている。だが、暗い話ばかりではない。農業の世代交代…