記事一覧:短期集中連載17件
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短期集中連載
ヨハン・ガルトゥング(平和学者)インタビュー
2015年9月26日号平和を二つに分けて考えます。「消極的平和」と「積極的平和」です。消極的というのは、いかにして暴力状況あるいは暴力の発生を避けるかということ。積極的平和はいかにしてみんなが協力できるか、しかも調和の取れた関係で、いかに進めるかということです。
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短期集中連載
戦後70年 FROM 1945 TO 2015
2015年9月26日号安倍首相が積極的平和主義を唱えるよりもはるか以前に「積極的平和」を提唱したのが、平和学の父と呼ばれるガルトゥング博士。博士は安保法制が憲法違反であると批判する一方、アジアの平和構築に向けて、北東アジア共同体の設立を提案する。
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短期集中連載
村山談話を書いた元官僚が 誕生秘話とその意義を語る
2015年8月8日号安倍晋三総理が「戦後70年談話」を出す時期が迫ってきた。そこで今、注目を浴びているのが、戦後50年に出された「村山談話」だ。日本の歴史認識においても重要な意味を持つ同談話の原案を書いた元外務官僚が、作成までの秘話と意義を語る。
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短期集中連載
中国人民の生の声を聞く 批判と好意が併存する混沌
2015年8月8日号今や、書店に行けば、嫌中・嫌韓本が何種類も平積みにされ、電車内の中づり広告では、一部の週刊誌が毎週のように組む嫌中・嫌韓特集のタイトルが目に飛び込んでくる。嫌中がこれほど“メジャー”なテーマになったきっかけは、2010年9月に起こった、尖閣諸島中国漁船衝突事件だろう。さらに12年9月には日本が尖閣諸島を国有化し、これをきっかけに、猛烈な反日デモが中国全土に広がった。
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短期集中連載
戦後70年 FROM 1945 TO 2015
2015年8月8日号日本と中国、韓国の政府見解が報道される一方で、国民の本音はほとんど聞かれない。そこで本誌が中国人民に日本に対する認識をヒアリングしたところ、想像以上に大きな認識ギャップの存在が浮かび上がってきた。
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短期集中連載
経済データで検証する 「アジアの世紀」の到来
2015年8月1日号2011年のタイ大洪水で、自動車をはじめ日本の多くのメーカーが生産停止などに追い込まれ、図らずも生産ネットワークの広がりを見せつけた。もはや相互依存は深まり、アジアとの共生なくして、日本の未来はない。
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短期集中連載
外務省OBが徹底討論 安定のアジア構築への道
2015年8月1日号世界経済の軸は、今アジアにシフトしつつある。だが、中国の台頭を背景に、政治・安全保障面では不安定な状況が続く。外交の第一線で活躍した外務省OBの田中均、藤崎一郎、宮本雄二の3氏が、これからの日本の役割を徹底的に討論した。
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短期集中連載
戦後70年 FROM 1945 TO 2015
2015年8月1日号戦後70年を迎え、これから安定したアジアを構築していくために、日本がどのような役割を果たせるのか。外交の第一線で活躍した外務省OBの討論、そして主要なデータを使い、アジアの世紀の到来を検証する。
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短期集中連載
なぜドイツは和解を進め 日本は対立が深まるのか
2015年7月25日号日本とドイツの戦後処理についてはよく比較される。そして、決まって「ドイツはうまくいき、日本はうまくいかなかった」と評される。結果だけ見ればそうだろう。しかし、そう単純に言い切れない戦後の歴史がある。
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短期集中連載
歴史問題キーワード
2015年7月25日号【東京裁判】正式名称は極東国際軍事裁判。第2次世界大戦の勝者である連合国11カ国が、日本の指導者の戦争責任を追及した戦争犯罪裁判だ。
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短期集中連載
白井 聡(京都精華大学専任講師)インタビュー
2015年7月25日号今、何が起きているかというと、特に第2次安倍政権になってから、もはやアジアの中で生きていくことを放棄したのかと思われる──そうとしか受け取れない言動が繰り返されている。一体そこを政権中枢や財界はどう考えているのか。
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短期集中連載
小林よしのり(漫画家)インタビュー
2015年7月25日号日本人というのは、船に例えたら片方に寄ってしまう傾向がある。みんなが左舷に行ったので、沈没しないようにわしは右舷に行った。そうするとみんな右舷にやって来て、また傾いたので、今度はわしが「おかしいよ」と真ん中に行くと右に行ったやつが、わしのことを左翼と呼ぶんだね。なかなか真ん中では止まらない。
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短期集中連載
東郷和彦(京都産業大学教授)インタビュー
2015年7月25日号日本の戦後処理は個人補償ではなく伝統的な国と国とによる解決を行ってきたし、それは全然おかしなことではなかった。ただ、それでは納得できない人たちが、人権意識の高まりとともに声を上げだし、国際社会の中で一定の政治勢力になりつつある。今、日本は、この課題にどう対応するかということが問われている。
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短期集中連載
戦後70年 FROM 1945 TO 2015
2015年7月25日号戦後70年企画第2回では、それぞれ政治的立ち位置が異なる3人の論客に、安定した東アジアをつくるために、歴史認識問題をめぐる相克を乗り越える道を聞いた。後半では、第2次世界大戦では日本と同じ敗戦国・侵略国でありながら、今やEU(欧州連合)の盟主となったドイツの戦後処理について考えてみる。
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短期集中連載
戦後70年 FROM 1945 TO 2015
2015年7月18日号いよいよ戦後70年が近づいてきた。今年は保守派のチャンピオンと見なされる安倍晋三首相が、「首相談話」を出すだけに、世界的にも日本の戦後70年が注目されている。「週刊ダイヤモンド」では、戦後70年を迎えた今、先の戦争を振り返り、現在の国際情勢の変化を踏まえて、安定したアジアを構築するために日本はどのような選択をすべきかを、短期集中連載として考えていく。
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短期集中連載
太平洋戦争を振り返る 日本は誰に何をしたか
2015年7月18日号日本がかつて米国や中国と大戦争をしたことすら知らない若い世代が増えているという。歴史認識問題を考えるには、まずは事実を知ることが大前提となる。誰が誰に何をしたかという視点で太平洋戦争を振り返る。
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短期集中連載
繰り返される日中歴史問題 情報断絶時代が生むギャップ
2015年7月18日号中国との間には、歴史認識問題は常に存在し、その対立は近年先鋭化すらしている。なぜ、中国は日本に歴史認識を問い続けるのか。それを理解するには、背景にある二つの“論理”と情報断絶の時代を知る必要がある。