記事一覧:特集10409

  • 特集 Part2
    齋藤 孝(明治大学教授)インタビュー

    2015年10月17日号  

    本の「大量購入・大量消費」を自任する齋藤孝・明治大学教授。読書で得た知識を、限られた時間の中でどうやって自分のものとし、活用していくのか。その効率的な手法を披露してくれた。

  • 特集 Part2
    【Column】 要約サイトにダイジェスト ネット時代の新・読書情報

    2015年10月17日号  

    「現代は、スキマ時間の価値が格段に高まっています。常にインターネットにつながり、どこでも仕事や情報収集ができる。電車の待ち時間などのちょっとした時間に、ゲームのような暇つぶしではない、価値ある時間の使い方を提供したい」そう語るのは、本の要約サイト「フライヤー」の大賀康史社長だ。

  • 特集 Part4
    【Column】 著作権の保護20年間延長へ TPPで「青空文庫」大打撃

    2015年10月17日号  

    著作権が切れた小説などをインターネットで公開する「青空文庫」が危機を迎えている。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉で、著作権の保護期間を著者の死後50年間から70年間に延ばすことが大筋合意されたからだ。青空文庫は、賞味期限の短いネットの世界にあって、今年、開設18年目を迎えた老舗サイト。無料公開する文学作品をパソコンに入力するボランティアらが取り組みを支える。

  • 特集 Part4
    高井昌史(紀伊國屋書店社長)インタビュー

    2015年10月17日号  

    村上春樹さんのエッセイ『職業としての小説家』の初版本の9割を買い切ったのは、書店の利益率を高めるため。それと、来客を増やして、インターネット通販大手のアマゾンに対抗するためです。

  • 特集 Part4
    紀伊國屋書店が破った“掟” 出版流通はどう変わる?

    2015年10月17日号  

    大手書店の紀伊國屋書店が、村上春樹氏の自伝的エッセイ『職業としての小説家』の初版本10万部の9割を買い取り、論争を巻き起こした。同社はなぜ出版流通の“掟”を破ったのか。

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記者の目

  • 編集部 堀内 亮

    次々と土地をかっさらっていくオープンハウスの勢いはどこまで続くのか

     健康維持のためにかれこれ10年以上も続けているのが、ランニングです。自宅周辺の6〜7キロメートルを40分弱で完走します。実はこれ、おいしい飲食店など地元の情報収集も兼ねています。
     最近のランニングで驚かされるのが、あちこちにオープンハウスの看板が立つこと。つい1カ月前はアパートや空き地だった場所が、オープンハウスの一戸建ての建設予定地に変貌していることが少なくないのです。オープンハウスが、次々と土地をかっさらうというのは、本当でした。
     オフィス、マンションと共に不動産業界には、バブル崩壊の足音が忍び寄っています。それでもオープンハウスは、どこ吹く風。破竹の勢いはいったい、どこまで続くでしょうか。

  • 副編集長 浅島亮子

    コンプレックス医療の闇

     卒業論文のテーマが遺伝子ビジネスでした。倫理を逸脱して、金儲けが人智を超えた聖域に入っていくことに、危機感を覚えたのです。
     それから20年余り。遺伝子治療や出生前診断など、医療技術で生命を操作できる領域は格段に広がりました。人のコンプレックスに関わる領域の産業化も加速しています。実際に、美容外科医院のオープンが後を絶ちません。
     かくいう私もカモの一人です。顔のシミ取りに大枚をはたき、治療という名のリラクゼーション施術を受けました。
     皮膚科に行くと、お肌ピカピカの女医から「そのシミ取り治療、意味ないよ!」と痛烈な一言が。偉そうに倫理を語る前に、自身の情弱を反省すべきでした。コンプレックス稼業の闇は深いのです。

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表紙

特集今なら目指せる! 医学部&医者

医師になりたい──。大半の人はその夢を諦める。医学部入試のハードルが高いからだ。「早慶理系レベル」に合格するような受験生でないと突破するのは難しいとされてきた。しかし、医学部受験に変化の波が起こり、「MARCH理系レベル」にも門戸が開かれた…

特集2不動産デベ 新序列 バブル崩壊前夜

過去最高益に沸く三井不動産や三菱地所などの大手不動産デベロッパーに死角が生じている。世界的な金融引き締めによるマネーの逆回転で不動産市況は変調し、バブル期超えを記録したマンション価格も臨界点に達した。 不動産業界には、バブル崩壊前夜ともいえ…