記事一覧:特集10409件
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特集 Part4
【17 東京の島々】 都議選“30年戦争”も今は昔 伊豆諸島の戦いは大島に軍配
2015年03月21日号現在も火花を散らす対決がある一方、終戦を迎えた場所もある。首都、東京の洋上に浮かぶ伊豆諸島もそんな“古戦場”の一つだ。大島を中心とした北部5島(神津島、式根島、利島、新島)と、八丈島を中心とした南部4島(青ヶ島、御蔵島、三宅島)の間で争われたのは、東京都議会議員選挙。大島から小笠原諸島まで直線距離で1000キロメートル近くに及ぶ「島部選挙区」は、都議選唯一の1人区だ。この議席をめぐり、1969年から97年までの約30年、選挙のたびに大島出身候補と八丈島出身候補が対決。2期ずつ交互に議席を奪取し合う激しい選挙戦が繰り広げられた。
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特集 Part5
【29 北海道×沖縄】 北と南の観光地が競い合う 訪日外国人客囲い込み戦略
2015年03月21日号2014年、訪日外国人観光客(インバウンド)数は対前年比29.4%増の1341万人を記録。特に観光先として伸びているのが北海道と沖縄県だ。では、どちらが先行しているか。14年(1~12月)、沖縄県の観光客数は対前年比10%増で過去最高の706万人。そのうち外国人は12.7%を占める89万人で、対前年比は162%と驚くべき伸びを示している。
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特集 Part5
【28 田園調布×芦屋】 超高級住宅地の東西代表 開発史と誇り高き住民たち
2015年03月21日号関西一の高級住宅地、芦屋。その中でひときわどでかい“お屋敷”が立ち並ぶのが六麓荘町だ。芦屋の山の手、六甲山の山麓に位置し、神戸・大阪の街と海を一望できる風光明媚な地にある超高級住宅地である。
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特集 Part5
【27 豊田×日立】 企業の繁栄が暮らしに直結 究極の企業城下町の影響力
2015年03月21日号企業の繁栄と共に発展し、業績が悪化すれば都市も傾く。こうした企業城下町として名高いトヨタ自動車の愛知県豊田市と、日立製作所の茨城県日立市は、いまどうなっているのか。
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特集 Part5
【26 夜景】 乱立する三大夜景の中でも 海が両側にある構図が圧巻
2015年03月21日号美しい夜景といえば、どこを思い浮かべるだろうか。まず最初に頭に浮かぶのは、日本三大夜景と呼ばれる函館と神戸、長崎だろう。島国である日本は、山と港と街が複雑に組み合わさっており、小高い山に登れば、パノラマ状に広がる美しい夜景を見ることができる。
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特集 Part5
【25 横浜×神戸×長崎】 日本三大中華街を抱える港町 観光資源の豊富さが勝負の鍵
2015年03月21日号日本三大中華街を抱える横浜と神戸、長崎。それぞれ港町としても有名だが、その違いはどこにあるのか。中華街から見る3市の観光資源にスポットを当てた。
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特集 Part5
【24 熱海×別府】 東西の二大温泉都市が狙う イメージチェンジと新客層
2015年03月21日号シャッター街に古い大規模ホテル……。現代の温泉街に付きまとう負のイメージ脱却に向け、東西の温泉都市、熱海と別府が別々の道を歩みだした。双方とも新たな客層の取り込みを狙う。
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特集 Part4
公式統計から読み解く なんでも10傑
2015年03月21日号官庁の各種統計から市区町村別にさまざまなベスト10を作成した。
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特集 Part4
【Column】 希望者殺到の神山町に見る Uターン、Iターンの真実
2015年03月21日号移住したい人が100人以上列を成している町がある──。徳島市内から車で50分ほどの徳島県神山町。人口わずか約6000人、高齢者率48%の山間地域に今、移住希望者が殺到している。呼び水となったのが、IT系ベンチャーによるオフィスの進出だ。「片道45分の電車通勤に耐えられなかった」。そう語るのは、クラウド型名刺管理サービスを提供するSansan(サンサン、東京・渋谷)のエンジニア、團洋一さんだ。
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特集 Part4
【23 長崎×佐世保】 反核平和の町と軍港基地の町 安保の温度差で“絶縁状態”
2015年03月21日号「申し訳ないが、あまりない」。長崎県最大の都市、長崎市の伊藤一長・前市長は、県北の中心都市である佐世保市を意識することはあるかと地元紙に問われ、まるで県内第二の町の存在を無視するかのようにそう言い放った。世界初の海上空港「長崎空港」が浮かぶ大村湾を挟み、南北でにらみ合う長崎市と佐世保市だが、ほかの全国のライバル都市の関係とは大きく事情が異なる。
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特集 Part4
【22 福岡×北九州】 日本で人口“7番目”の都市と 九州初の政令指定都市の意地
2015年03月21日号福岡県の中でも二大都市である福岡市と北九州市は、「サービス業の町」と「製造業の町」で区別される。政令指定都市になったのは、福岡が1972年に対し北九州が63年で先だったが、今では都市としては福岡の方が九州・西日本の拠点として発展している。
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特集 Part4
【21 山口×下関】 人のふんどしで相撲を取り 人口増を果たして巻き返し
2015年03月21日号「いらっしゃい! タイにタチウオ、どれもみんな捕れたてで新鮮だよ!」 「まとめて買うから安くして」 「しょうがないなー持ってけ!」 本州の玄関口、山口県下関市のJR下関駅から車で5分程度の海沿いに位置する魚市場「唐戸市場」は、外の寒さなど感じさせないほどの熱気に包まれていた。
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特集 Part4
【20 岡山×倉敷】 外様大名城下町と幕府の天領 歴史異なる両市の“共通の敵”
2015年03月21日号「倉敷代官にらみを利かしゃ、池田の殿様べそをかく」 岡山県倉敷市で毎年8月に開かれる「倉敷天領夏祭り」で踊られる「代官ばやし」の歌詞には、そんな箇所がある。岡山県庁のある岡山市。江戸期には外様大名の池田家を城主とする岡山城の城下町として栄えた。今も県内の行政と経済の中心地である。2009年に政令指定都市となり、人口は約71万人だ。
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特集 Part4
【19 長野×松本】 戦後まで分県めぐり南北対立 インフラの長野vs文化の松本
2015年03月21日号「信濃の国は十州に 境連ぬる国にして そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し~」 全国にある都道府県歌の中で、長野県歌の「信濃の国」ほど県民に愛され歌われるものはないのではないだろうか。信州出身の記者もそうだが、ほとんどの県民は小学生のころから行事のたびに歌ってきたので、今でもそらで歌うことができる。
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特集 Part4
【18 前橋×高崎】 廃藩置県から続くにらみ合い 県庁を買った前橋の生糸商人
2015年03月21日号群馬の中心で利根川を挟んでにらみ合う東の前橋と西の高崎。仲たがいの原因は、明治初期の廃藩置県の際に繰り広げられた県庁争奪戦だ。1871年に群馬県が設置された当初、実は県庁は高崎の高崎城址に置かれた。だが翌年、日本陸軍は高崎城址に鎮台(部隊)を設置すると決め、県庁は一時的に前橋に移転する。73年、群馬県は入間県と合併して熊谷県となり、県庁は熊谷に移転。その3年後の76年に熊谷県は分割され、再び群馬県ができ、県庁は高崎に戻ることになる。だが高崎城址には陸軍が駐屯したままであり、仕方なく群馬県庁は高崎市内の寺などに分散して設置されてしまう。
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特集 Part4
【16 福島×郡山×いわき】 共に官軍と戦った戊辰戦争 原発事故で再び“一つ”に
2015年03月21日号「震災前まで会津を同じ県と意識したことなどなかった」(いわき市民)──福島県民からよく聞かれる言葉だ。海岸から阿武隈高地までを「浜通り」、阿武隈高地と奥羽山脈の間を「中通り」、奥羽山脈以西を「会津」と分類する。だが正確には、浜通りは北部の相馬市や福島第1原子力発電所のある双葉町周辺の「相双」、南部の「いわき」、中通りは白河市周辺の「県南」、経済の中心地・郡山市周辺の「県央」、県庁所在地・福島市の「県北」にさらに分かれる。
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特集 Part4
【15 東京23区】 都心区から中心区へ人口拡大 データで読む浮かぶ区沈む区
2015年03月21日号東京都は全体的に人口が流入しているため、全国的に見ても「勝ち組」といえる。しかし、23区をデータで丹念に読み解いていくと「浮かぶ区」と「沈む区」が見えてくる。