記事一覧:特集 Part860件
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特集 Part8
【88 事件】 バブルの到来で多発する “金銭欲”に付け入る犯罪
2014年12月27日号わが国の政治と経済に深刻な影響を及ぼした2014年の重大事件を挙げるとすれば、看板女性閣僚の小渕優子前経済産業相らが辞任した件と、史上最大規模となったベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件ということになるだろう。
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特集 Part8
【87 労災】 メンタル不調は増加の一途 罰則なき義務化に油断禁物
2014年12月27日号「ストレスチェック義務化」を盛り込んだ改正労働安全衛生法が2014年に成立し、15年12月までに施行される。従業員に対し、心理的な負担の程度を把握する検査を受けさせるよう、事業者に義務付けたものだ。
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特集 Part8
【85 大学】 東大が推薦入試で学生奪取 それでも遠い真の復権
2014年12月27日号国内大学の最高峰である東京大学。2014年はその権威失墜を懸念させる年だった。看板学部である法学部は、15年度に3年生へ進級する学生を専門課程に振り分ける「進学振り分け(進振り)」制度で定員割れを起こした。
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特集 Part8
【84 就活】 採用選考期間が2カ月に 「売り手市場」は継続
2014年12月27日号「売り手市場」だった2014年の就職戦線。人手不足の状況は15年に入っても変わりそうになく、学生にとって戦いやすい環境が継続しそうだ。しかし、政府の「日本再興戦略」を受けて経団連が公表した「採用選考に関する指針」によって採用活動のスケジュールは大きく変更となり、混乱が予想される。
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特集 Part8
【83 働き方】 生産性と生活が向上する 新たな例外なき裁量労働制
2014年12月27日号日本のフルタイム労働者の年間労働時間は2030時間(2012年)と、20年前と大差ない水準にある中で議論が進んだ、いわゆる「ホワイトカラーエグゼンプション」。第2次安倍内閣は、成長戦略に盛り込んだが、実現すれば働き方はどのように変わるのであろうか。
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特集 Part8
【82 人手不足】 本格的な人材難の年になる 留学生活用が決定打か
2014年12月27日号人手不足には、好況不況によるもの(循環要因)と、社会構造的なもの(構造要因)がある。2015年はこの両方が初めて重なった、本格的な人材難の年になるといえるだろう。
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特集 Part8
【81 オネエブーム】 マツコのポジションは盤石 性差を超えた新キャラに期待
2014年12月27日号2014年はテレビでオネエタレントを見ない日がないほどの「オネエバブル」の一年だったわ。そもそも「オネエ」に明確な定義があるわけじゃないの。性的少数者はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)とも呼ばれるけど、その種類って実はもっと多い。その中で、ゲイやトランスジェンダーで、なおかつ女性的な振る舞いをする人たちを「オネエ」とくくり、タレントとして扱いやすいラベルを与えたにすぎないのよ。
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特集 Part8
【80 心理学】 現代人の“SNS疲れ”で アドラーブームは続く
2014年12月27日号「アドラー心理学関連の本がすごい勢いで売れています」──。2014年、書店員が驚くほどのブームとなったのが、アドラー心理学だ。
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特集 Part8
【79 女性活用】 3人の社長から読み解く 女性役員を増やすヒント
2014年12月27日号「思い悩み、挫折したこともありました。何かにぶつかったとき、ポキンと折れないよう、『たわみ』(柔軟性)を持ってくださいね」 野村信託銀行の眞保(旧姓・鳥海)智絵社長は、女性向けの自主的なネットワーク組織づくりを呼びかけ、その初会合で約70人を前にこうほほ笑んだ。
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特集 Part8
【78 女子アナ】 「清廉性」って誰のため? 内なるジョシアナから脱皮する年
2014年12月27日号ホステスのアルバイトをしていたことを理由に内定を取り消された学生が放送局を訴えた。放送局の見解は「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」というもの。この「清廉性」という言葉が論議を呼んでいる。「ホステスを差別するのか」と。しかし、そもそもこれは「働くことは奉公か」という問いだと思うのだ。
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特集 Part8
【77 北陸新幹線】 1泊2日の観光宿泊に期待も ストロー効果の恐れあり
2014年12月27日号新幹線は、高速道路や空港と並んで「地域開発の三種の神器」と呼ばれ、多くの地方がその誘致にさまざまな努力を重ねてきた。新幹線が整備されれば、その地方はおのずと発展するものと期待されてきたからだ。その意味で、北陸地方にとっては待ちに待った瞬間がやって来る。2015年3月14日、いよいよ北陸新幹線の長野~金沢間が開業。高崎~長野間開業から18年、整備計画決定(1973年)からは、実に42年の歳月が経過している。
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特集 Part8
【76 カジノ 潜入ルポ】 候補絞り込むも解禁見込み薄 海外の開業ラッシュに出遅れ
2014年12月27日号カジノ一辺倒から一歩踏み出したマカオと対照的に、全国の自治体が切望しながら、カジノ解禁が14年につまずいたのが日本だ。成立の可能性があったカジノを目玉とするIR推進法案が、14年11月の衆院解散で見送られ、解禁への動きが暗礁に乗り上げたのだ。
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特集 Part8
【75 ヒット商品】 バブルの血が騒ぐ母親が鍵! リバイバルに商機の予感
2014年12月27日号ある日、高校1年の長女に「今、これ流行っているんだよ」と見せられたのが「ニベア」。驚いた! だって、私が子どもの頃使っていたあの青い缶じゃない。「売り切れの店、続出だよ」の言葉に、女の古(こ)の血が騒いだわ。流行に敏感でいたい、何でも手に入れないと気が済まない、あのバブルのときの血が。
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特集 Part8
【74 流行】 ヒットの鍵は「体験の品質」 15年のトレンドはこれだ!
2014年12月27日号人は何にワクワクし、感動しているのか。それを知るために、博報堂生活総合研究所は「今年のときめきランキング」と題したヒット商品分析調査を実施している。その結果から生活者の心の動きを読み解き、2015年の流行の兆しを探った。
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特集 Part8
【73 世界遺産】 2年連続の登録決定なら 産業遺産ブームが本格化
2014年12月27日号群馬県の富岡製糸場が2014年、世界遺産に登録された。4月から11月末までの来場者は、世界遺産登録前の4倍に当たる104万人超に上る。富岡製糸場の成功に続けと、各地の歴史的な工場や鉱山といった産業遺産が鼻息を荒くしている。
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特集 Part8
【72 ノーベル賞】 21世紀に入り受賞者が急増 有力候補には理研幹部も
2014年12月27日号山中伸弥・京都大学教授の、2012年ノーベル医学生理学賞受賞発表の3日後、私は山中教授との共著を刊行した。絶妙のタイミングで「事前に受賞を予想していたのか」と多くの人に聞かれた。07年に山中教授らがヒトのiPS細胞の作製に成功してから、当時まだ6年。業績を挙げてから受賞まで20~30年かかることが多く、まだ早いと考えていたので、実際に受賞と聞いて驚いた。
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特集 Part8
【71 STAP細胞】 検証実験は3月までに終了 問われる科学界の自浄作用
2014年12月27日号小保方氏も2014年11月まで参加したSTAP現象の検証実験は15年3月までに終了するが、再現が不可能だと確定すれば、小保方氏が「STAP細胞はあります!」と訴えた4月の記者会見時と同様の疑問や批判が、再び繰り返されることだろう。
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特集 Part8
【70 感染症】 「水際作戦」には限界あり 15年も続く感染症の恐怖
2014年12月27日号「何がはやっても不思議ではない」──。厚生労働省幹部は、海外から来る感染症に振り回された2014年をそう総括する。14年は、程度の差はあれ、日本を含めた全世界が、「人類存続の危機」を想起した年となった。言わずもがな、西アフリカを中心に現在も猛威を振るっているエボラ出血熱だ。
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特集 Part8
【69 巨大地震】 首都圏直下型も確実に起きる 被害総額は300兆円に
2014年12月27日号9月の御嶽山噴火、11月の長野県北部での地震発生と、日本は改めて地震国、火山国だと思い知らされた2014年であった。20世紀を振り返ると、わが国では地震活動、火山活動とも極めて静穏な時代であった。一方で21世紀については、多くの研究者が「大地動乱の時代」と考えている。
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特集 Part8
【68 火山】 富士山噴火は数年内に起きる 火山灰で首都圏大停電のリスク
2014年12月27日号突然、噴き上がった白い煙。視界は噴煙に包まれ、やがて空から巨大な岩石が降ってきた──。9月27日発生した、長野・岐阜県境の御嶽山の噴火。登山客ら57人が死亡、6人が今も行方不明のままだ。11月25日には熊本・阿蘇山も噴火。活発な噴火活動が続いているが、それでも、100年以上前に日本人が経験した火山の爆発と比べると、規模は小さい。