記事一覧:特集 Part32549

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    市販最後の保険特集に込めた思い

     雑誌の販売担当から週刊ダイヤモンド編集部(現ダイヤモンド編集部)に異動し、保険担当になったのが2006年のこと。当時の保険業界は、保険金の不払い問題で大混乱していました。
     独禁法の適用除外だった損害保険が1998年に自由化され、商品開発や販売競争が激化しました。ところが、トップラインを重視するあまり、支払い管理体制が置き去りになり、不払い問題が起きたのです。事象は異なりますが、今般のビッグモーター問題やカルテルも営業成績を最優先した結果であり、根っこは同じだと思っています。
     歴史は繰り返されてしまいましたが、次の20年後に同じことが起こらないことを願いつつ、市販最後となる保険特集を作りました。

  • 編集長 浅島亮子

    雑誌とデジタル双方で「サブスクモデル」を志向

     2019年6月、弊社は経済メディアとしていち早く、デジタルのサブスクリプション(継続課金)サービス、「ダイヤモンド・プレミアム」を開始し、有料会員数を4・5万人まで伸ばしてきました。この度4月より、「週刊ダイヤモンド」を大刷新。定期購読を前提とした〝サブスク雑誌〟として生まれ変わります。雑誌とデジタルの双方でサブスク(会員)モデルへ舵を切ることになりました。
     雑誌の収支は厳しいですが、111年の歴史を誇るダイヤモンドのブランドは、紙媒体があってこそ成立すると考えています。編集リソースをサブスク事業へ集中投下し、雑誌でも勝ち残るべくチャレンジを続けます。新生・週刊ダイヤモンドも末永くご愛顧いただければ幸いです。

最新号の案内25年3月22日号

表紙

特集ルール大改正! 保険大激変

保険業界は今、大激変期の真っただ中にある。きっかけは旧ビッグモーター問題など、損害保険各社の不適切な保険販売だ。保険業法や各種ルールの改正は生命保険にも波及しており、業界全体を揺るがす大波となって押し寄せている。大激変の最前線をレポートする…

特集2あなたの年金は? 損得徹底検証

2024年の財政検証を受けた公的年金の改革案が厚生労働省から示された。この改革によって個人の受取額は増えるのか、減るのか。企業の負担や働き方はどう変わるのか。年金の仕組みや改革による損得をQ&Aや年金額の試算などを交え、徹底検証する。