記事一覧:シリコンバレーで考える 安藤茂彌7件
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
日中関係が揉める中、 日本国民は文明化した政治家を選べるのか?
2012年12月10日「日本人は世界でもっとも文明化(civilized)された国民だ」と、アメリカ人の友人は言う。「日本人は礼儀正しく、暴力に訴えることはないし、食事は洗練されているし、世界最高の文明人と文明国である」というのだ。とくに「暴力に訴えることがない」という点は重要である。
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
アンドロイド陣営を震撼させた「アップル全面勝訴」 日本メーカーはこれを勝機に変えられないか?
2012年8月31日米国でのアップルとサムスンの特許訴訟の判決は、アップルの「全面勝訴」であった。だが当面サムスンの営業に大きな支障はないと言われる。では、そのインパクトはどこに出てくるのだろうか?
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
ITは雇用を生まずに所得格差だけを広げるのか? 米国の失業率が回復しない本当の理由
2012年8月23日米国の雇用がなかなか回復しないなか、MITのスローン経営学大学院から二人の教授がシリコンバレーに来て講演した。両氏はITの急速な発達によって労働市場の需給が大きく変化し、これが失業率の低下を困難にしていると主張する。
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
赤字家電3社が新社長に 内部昇格者を選んだのは ガバナンスの大失敗
2012年4月26日パナソニック、ソニー、シャープ、の赤字家電3社が、相次いで社長交代を発表した。筆者はこの交代劇を見て「東芝の悲劇」と言う本を思い出した。三鬼陽之助という雑誌記者が1966年に書いたカッパブックスの一冊である。
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
“アメリカ最悪の企業”の称号を授与する 消費の指南役、コンシューマリストとは何者か
2012年4月25日コンシューマリストというサイトが2012年度WCIA大賞を発表した。ただしWCIA大賞とは「アメリカ最悪の企業」に与えられるもの。同サイトは、消費者の利益を第一義にするブログサイトなのだが、そんな賞まで授与するその実態に迫る。
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
日本の家電にはまだまだ未来がある 「頭脳」を使って成長路線を模索せよ
2012年4月4日日本の家電メーカー3社が大幅な赤字を出していることが、アメリカで大きく報道されている。そしてこのニュースはアップルの好調な業績と対照的に報道されることが多い。パナソニック、シャープ、ソニー3社の赤字額を合計すると、ほぼアップルの黒字額に匹敵するとNYタイムズは報じた。
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シリコンバレーで考える 安藤茂彌
東大9月入学論議はコップの中の嵐 問われるべきは教育の密度だ
2012年2月22日先月シリコンバレーで、日米の大学関係者による「国際化に向けた大学経営」と題する会合が開かれた。このなかでスタンフォード大の教授から、大学院のある学科の入学願書の国別応募比率について、衝撃的な発表があった。