記事一覧:大震災から2年目の「今」を見つめて7件
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
震災孤児・遺児1698人、養護施設入所はわずか2人 親を亡くした子どもたちはどう過ごしているのか
2013年3月29日東日本大震災の発生から二年が過ぎ露呈してきた問題のひとつに、児童養護の問題がある。震災孤児・遺児をはじめとする子どもたちは今どんな状態にあるのか。「被災した子ども」という視点から、児童福祉の専門家とともに、社会的養護のあり方について考える。
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
「100ミリ・シーベルトまで安全」は本当か? 「帰還基準緩和」で注視すべきポイント
2013年3月14日環境省が出した年間の公衆被曝の上限について、最近「年間1mSv基準は厳しすぎるので引き上げるべきではないか」「100mSvまでは健康に影響しない」という論調を全国紙で散見するようになった。しかしこれには大きな誤解がある。
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
復興に向けた明るい話題の裏にある 予算があれば解決とはいかない課題 ――岩手県大船渡市 角田陽介副市長
2013年3月12日公共交通機関の復旧をはじめ、大船渡市では復興に向けた明るい兆しが見え始めてきた。しかし、本当の復興に向けてはまだまだ多くの課題が横たわっており、予算があれば解決するような簡単な話ばかりではない。
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
福島第1原発事故=戦後最大の危機の真実。 「最悪のシナリオ」から危機の全体像に迫った ――日本再建イニシアティブ理事長 船橋洋一
2013年3月11日福島第1原発事故は、日本の戦後における最大の危機だった。、膨大な関係者の証言を基に、『カウントダウン・メルトダウン』を著した日本再建イニシアティブ船橋洋一理事長に、事故の教訓は生かされているのかを聞く。
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
被災地・福島をめぐってすれ違う課題【前進編】 ――社会学者 開沼 博
2013年3月8日震災から2年が経過するなか、私たちが無意識に設定した課題と、現実の被災地に横たわる課題にすれ違いが生じている。現地の声を拾うことで浮かび上がってきた「復興」への違和感。「象徴の復興」によって潜在化した「現実の復興」とは何か。すでに前進を始めている被災地・福島の今に開沼博が迫る。
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
被災地・福島をめぐってすれ違う課題【前提編】 ――社会学者 開沼 博
2013年3月7日震災から2年が経過した今でも、日本社会の重たい構造は何も変わっておらず、「何も変わらなさ」自体が忘れられ始めている。悪意なき無意識の中に「弱者としての福島」を作り上げることで、私たちが見過ごしている真の課題とは何か。震災以前から原発立地地域を丹念に追い続ける開沼博が迫る。
-
大震災から2年目の「今」を見つめて
日本で唯一残った避難所 埼玉県旧騎西高校で暮らす139人の「今」 ――東北三県被災地復興支援研究会代表 富山泰庸
2013年3月4日大震災からまもなく2年が経つにもかかわらず、まだ避難所が残っていることをご存じだろうか。埼玉県の旧騎西高校に開設された避難所である。なぜ今も避難所として残っているのか。その経緯と避難所生活の実態を伝えたい。