記事一覧:山田久の「市場主義3.0」7件
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山田久の「市場主義3.0」
わが国における「市場主義3.0」実現の道筋
2012年10月31日最終回となる今回は、社会システムにおける社会保障システムのあり方を論じたうえで、わが国で「市場主義3.0」モデルを実現するための、政治プロセスの改革について提言する。
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山田久の「市場主義3.0」
なぜわが国再生に「市場主義3.0」が必要か
2012年10月3日わが国では「市場主義」は必ずしも人気のある考え方ではなく、その実現性についても疑問を持つ向きも多い。そこで、今回は、わが国でなぜ「市場主義3.0」が必要なのかについて改めて論じたい。
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山田久の「市場主義3.0」
「国家資本主義」vs「市場主義3.0」 中国モデルと韓国モデルをどう評価するか
2012年9月5日市場主義「3.0」は「1.0」と「2.0」の双方の限界を同時に乗り越えようというモデルである。一方、少なからぬ新興国が採用しているのが「国家資本主義」モデルだ。中国、韓国を例にとって「国家資本主義」とは何かを分析し、わが国はどの道を進むべきかを考えてみる。
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山田久の「市場主義3.0」
「市場主義3.0」=米英モデルと北欧モデルの 収斂の先にあるもの
2012年8月22日「市場主義1.0」および「市場主義2.0」は、経済システムにおける“市場原理の重視”に共通点を持つ一方、社会システムでは“市場原理重視vs政府介入重視”で、対照的である。実は90年代以降、現実には互いが接近する動きがみられている。その方向性の先にあるものが「市場主義3.0」にほかならない。
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山田久の「市場主義3.0」
「市場主義2.0」=欧州モデルの知られざる側面 競争促進と人々の適応支援を組み合わせる
2012年8月1日EU統合後の欧州諸国が目指してきた経済社会システムが「市場主義2.0」。その原型となった北欧諸国のモデルは、実は我々の常識と違い競争促進的だ。一方、低生産性部門から吐き出されてくる人々を、新たな職にシフトさせることを強力に支援する点に特徴がある。
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山田久の「市場主義3.0」
「市場主義1.0」がもたらした不可逆的変化 サッチャー、レーガン、小泉改革の意味
2012年7月18日「市場主義1.0」は市場原理尊重の考え方を世界の「常識」とする一方、格差拡大という限界に突き当たった。いま我々に必要なのは、「市場主義1.0」としての小泉改革の正当な再評価であり、新しいグローバル化時代に適合した社会システムを再構築することだ。
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山田久の「市場主義3.0」
【新連載】 市場対政府の視点でみると 国家モデルはどう変遷してきたか
2012年7月4日本シリーズではいま我が国を覆う閉塞感を突破すべく、わが国が立脚すべき「国のかたち」を考えていきたい。第1回となる今回は、戦後世界における国家ビジョンの類型と、主題である「市場主義3.0」の意味するところを提示しておこう。