記事一覧:安東泰志の真・金融立国論11件
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安東泰志の真・金融立国論
成長戦略に必要な「5本の矢」とは
2013年4月19日成長戦略というと、どうも各論に走りがちである。各論をバラバラと論ずる前に、民間企業主導の成長戦略の大きな柱は何なのかをしっかり考えておく必要がある。そこでで「成長戦略の5本の矢」を提案する。
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安東泰志の真・金融立国論
黒田日銀が単なる「デフレ脱却」でなく 「良い物価上昇」を実現する道
2013年3月15日いよいよ、黒田新総裁が日銀の舵取りを担うことになる。目指すべきは産業の新陳代謝を進め、企業の活力を引きだすことによって需給ギャップを早期に埋めるという「良い物価上昇」だ。その実現の道を提案する。
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安東泰志の真・金融立国論
日本は共産主義国家か? 粗製乱造「官民ファンド」の欺瞞
2013年1月21日官主導で民間企業や産業を救済するスキームが次々に表面化。官僚は「官民」のスキームであることを強調するが、これは損失を国民に押し付ける隠れ蓑だ。国は民間独立系ファンドにシードマネーを得供する役割に徹するべきだ。
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安東泰志の真・金融立国論
金融庁が検討する銀行の出資規制緩和は 資本市場を破壊する「悪い規制緩和」だ
2012年11月15日金融庁が銀行の出資規制の緩和の検討を進めている。出資規制の緩和は時代の要請にも、国際的な規制の潮流にも反している。それは「悪い規制緩和」の典型だ。
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安東泰志の真・金融立国論
来年3月いよいよ期限切れ 金融円滑化法の「正しい」出口戦略
2012年10月15日2009年12月に施行された「中小企業金融円滑化法」が、来年3月にいよいよ期限切れを迎える。だが、現在、金融庁を中心に打ち出されている期限切れ対策は、再び問題を先送りするものだ。そこで金融円滑化法の「正しい」出口戦略を提示してみたい。
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安東泰志の真・金融立国論
投資ファンドを悪用することは本当に可能か
2012年9月6日昨年秋に事件化したオンリンパスの「飛ばし」では、投資ファンドが悪用された。だが、投資ファンド=悪と決めつけるのは拙速すぎる。各段階で当たり前の検討が行なわれておれば、事件は防げる。オリンパス事件を手掛かりに投資家のチェックポイントを洗い出してみよう。
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安東泰志の真・金融立国論
銀行役職員への高額報酬は 正当化できるか
2012年8月16日シティバンクが開催した株主総会で、役員への高額報酬案が否決されたことは記憶に新しい。金融業界を一括りにして高額報酬を否定することには反対だが、銀行に対する高額報酬規制は正しい方向だと考えている。その理由を述べる。
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安東泰志の真・金融立国論
米国経済を鍛え上げたERISA法(前編) 幾多の困難を乗り越え 米国は年金運用を国家戦略とした
2012年6月6日AIJ問題以降、わが国でも年金資産の運用について、様々な議論が交わされている。だがいずれも視点が低い。そこで2回にわたり米国ERISA法を基に、年金資産の管理・運用のあり方考えてみたい。今回は米国ではいかにして年金運用が国家戦略として位置付けられたかを見る。
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安東泰志の真・金融立国論
これが「利益相反天国」の日本の実態 「投資家の利益が第一」なくして金融立国なし
2012年5月7日「金融立国を目指す」ことが国策であるなら、政府・金融当局が今、実際に目指している方向は明らかに間違っている。国際市場であるための条件は、市場参加者の多様性と十分な投資家保護。「利益相反天国」の日本はこの条件を著しく欠いている。
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安東泰志の真・金融立国論
AIJ事件の本質を語りあった 独立系金融ベンチャーの挑戦
2012年3月30日AIJ投資顧問事件が世間の注目を集めるなか、独立系の資産運用会社によるシンポジウムが開かれた。巷では単純な規制強化論が盛り上がるなか、我が国の資産運用に関する本質的な問題を突く議論が戦わされた。
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安東泰志の真・金融立国論
会社法制の見直しで ガバナンスは強化されるか 経団連が頑強に抵抗を続ける理由
2012年2月8日昨年12月に、法務大臣の諮問機関が「会社法制の見直しに関する中間試案」を公表した。この試案の主要ポイントに検討を加えてみると、コーポレートガバナンスの強化に頑強に抵抗する勢力の姿が浮かび上がってくる。