記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【会計】 公開草案が出ない! 大義失った日本版IFRS
2014年7月19日号「いつ草案が出るか、分からなくなってしまった」──。金融庁の会計関係者は、不安な表情でこう語った。金融庁は、今年秋までに日本における四つ目の会計基準「日本版IFRS」の策定を目指している。ところが、6月中に出るとみられていた公開草案がいまだに出てこない(7月9日現在)。
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人事天命
【NTT(持ち株会社)】 海外ビジネスの加速なるか 試される後継者候補の手腕
2014年7月19日号売上高約11兆円を誇るNTT(持ち株会社)では、鵜浦博夫社長が2期4年の“折り返し地点”を回ったため、後継者の動向に注目が集まっている。
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Inside
【物流】 消費増税後も宅配便2桁増 積極策に打って出た日本郵便
2014年7月19日号消費増税前の駆け込み需要に沸いた宅配便業界で需要が一服する中、3位の日本郵便が快進撃を続けている。宅配便の取り扱い実績では、業界トップのヤマト運輸は、4月が前年同月比0.6%減、5月が同1.6%減となった一方、日本郵便は4月が13.3%増、5月も13.3%増と2カ月連続の2桁増となった。
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Close Up
「SIMロック」解除でも 終わらないユーザー囲い込み
2014年7月19日号モバイル市場はもっと健全な競争を──。総務省が高止まりする通信料金やサービス多様化を妨げる元凶とにらむ「SIMロック」の解除義務化に乗り出した。
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Close Up
新浪剛史(ローソン会長。サントリーHD次期社長。10月1日就任予定)&佐治信忠(サントリーHD会長兼社長)インタビュー
2014年7月19日号7月1日。サントリーホールディングス(HD)の社長に新浪剛史・ローソン会長が就任することが正式決定した。サプライズ人事の裏にあった当事者たちの思いを聞いた。
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Close Up
助けた大王製紙の厚顔無恥に 四苦八苦する北越紀州の憂鬱
2014年7月12日号創業家との関係整理を条件に、北越紀州製紙に第三者割当増資を引き受けてもらった大王製紙。その直後、またもお家騒動が勃発、ガバナンス改善の兆しが見えない。
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Inside
【不動産】 三大都市の地価反転するも 喜べぬ“トリプル高”の足枷
2014年7月12日号大都市での地価が大きく回復傾向にあることが明らかになり、不動産市況にようやく明るさが見え始めてきた。国税庁が7月1日に発表した2014年の路線価(1月1日時点)は、全国平均で前年比0.7%減少と6年連続で低下した。
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Inside
【水産業】 ウナギがトキ並み絶滅危惧に ワシントン条約で規制が濃厚
2014年7月12日号国や政府機関などが加盟する国際的な自然保護団体であるIUCN(国際自然保護連合)は6月、ニホンウナギを絶滅危惧種(レッドリスト)に初めて指定した。3段階ある絶滅危惧種で上から2番目、トキやジャイアントパンダと同じカテゴリーに分類された。漁獲量や稚魚(シラス)の量などのデータから、3世代30年間の減少量が50%を上回ったと推測されたからだ。
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Inside
【航空】 ANAに懲りて楽天と提携 エアアジア再参入の難易度
2014年7月12日号「ただいま。カムバック!」(トニー・フェルナンデス・エアアジアCEO)。アジアの空を席巻したLCC(格安航空会社)のエアアジアは、全日本空輸(ANA)と組んでエアアジア・ジャパンを設立し、2012年8月に日本国内で就航したが、反りが合わず、程なく合弁を解消した。
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Inside
【製薬】 武田の総会で創業家が迫った 結果を出せなければ「総退陣」
2014年7月12日号「今日の長谷川社長の話に心配事はまったくありません。順風満帆、素晴らしい将来が期待できると私は思っています。もし、それが実行できなかったら、総退陣はあるのですか」。国内製薬最大手である武田薬品工業が6月27日に開催した定時株主総会で、「武田」と名乗る男性はそう問いただした。
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Inside
【家電】 VAIO新会社の前途多難 ソニー赤字事業の“余生”
2014年7月12日号7月1日、ソニーが赤字のパソコン事業から撤退し、投資ファンドの日本産業パートナーズに事業譲渡したことで再出発する「VAIO株式会社」の設立会見が開かれた。数年前には世界出荷台数1000万台を目指したほどのグローバルブランドだが、ビジネスとしては限界に達していた。2013年度の売上高4182億円に対して、営業損益は917億円(事業収束費を含む)と大赤字で、ソニーの家電部門の“お荷物”の一つになっていた。
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人事天命
【ローソン】 カリスマトップ退任で正念場 成長止まれば三菱商事の介入も
2014年7月12日号新浪剛史氏(55歳)が7月末でローソン会長を退任し、サントリーホールディングスの顧問となる。すでに今年5月には玉塚元一氏(52歳。写真)がローソン社長に就任し、新浪氏は会長となり代表権も返上していたが、今後は名実共に玉塚体制となる。
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Close Up
ドコモ悲願の「セット割」に 隠されたNTT本当の狙い
2014年7月5日号NTTドコモは、固定回線と携帯電話をセットにした割引サービスの展開を宣言、攻めの姿勢を明確に打ち出した。だが、真の狙いは割引にとどまらないところにありそうだ。
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Inside
【重電】 勝者GEも壮絶な痛み分け アルストム争奪戦に決着
2014年7月5日号仏重電大手アルストムのエネルギー事業をめぐる争奪戦に決着がついた。米ゼネラル・エレクトリック(GE)と、独シーメンス・三菱重工業の日独連合が熾烈な争いを演じていたが、交渉の実質的な決定権を握る仏政府を口説き落とし、勝者となったのはGEだった。
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Inside
【食品】 サントリーHD社長に新浪氏 “脱一族経営”へ踏み出す真意
2014年7月5日号サントリーホールディングス(HD)の佐治信忠会長兼社長の後継社長に新浪剛史・ローソン会長が内定した。7月1日の取締役会で正式決定し、10月1日に就任する予定だ。
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人事天命
【クボタ】 社長急死で当面は副社長が「代行」 正式人事は遅くとも9月までに決定
2014年7月5日号6月20日、農機メーカー大手クボタの株主総会が大阪市内で開かれた。その約2週間前、6月4日に出張先の東京都内のホテルで益本康男会長兼社長(享年67。写真)が急死。議長は社長代行を務める木股昌俊副社長が担ったが、正式な後任の社長人事までは手が回らなかった。
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Inside
【流通】 “時期”から“質”の競争へ 白熱するバーゲン商戦の行方
2014年7月5日号「今夏は何としても前年同期比でプラスを達成する」(山本良一・J.フロント リテイリング社長) 百貨店各社の夏のバーゲン商戦が早くも熱を帯び始めている。今年4月の消費増税による売上高の反動減が続いているものの、アベノミクス景気や企業賞与の増加などで消費意欲は依然として底堅い。こうした中、百貨店各社はバーゲン商戦をきっかけに、前年割れからの反転を目指している。
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Close Up
遠のく武田薬品の信頼回復 真相解明できぬ第三者調査
2014年7月5日号武田薬品工業の研究不正疑惑の調査結果がまとまった。臨床試験への不適切な関与は認めたが、薬事法で禁じる誇大広告などの疑惑は「シロ」判定。武田に逃げ道を残した。
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Close Up
半歩前進だが踏み込み不足 「成長戦略第2弾」の中身
2014年6月28日号今後の日本経済の浮沈の鍵を握る、成長戦略第2弾の素案が発表された。先送りにされてきた課題に対し、一定の答えを示したことは評価できる。ただ依然、十分ではない。
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Inside
【ノンバンク】 支援継続が決まったアイフル 熾烈を極めた交渉の舞台裏
2014年6月28日号「一括弁済するか、それができなければ株式を差し出してほしい」。経営再建中の消費者金融大手アイフルに対し、外資系債権者から突き付けられたこの要求は、とてものめるものではなかった──。