記事一覧:短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合8件
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
非伝統的金融政策の功罪
2012年11月10日号金融危機の発生以降、先進国の多くの中央銀行は、異例の超金融緩和策の世界に入り込んだ。金融政策は財政政策と異なりコストは生じないとの見方があるが、それは誤解だ。非伝統的金融政策の功罪と行方を分析する。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
デフレと金融政策
2012年10月27日号日本の長期デフレの背景については、金融政策の有効性や需要不足などの構造問題から数多くの研究がなされてきた。しかし、価格を決めるのはあくまで企業だ。その価格決定行動を分析、デフレのメカニズムを解明する。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
金融政策と為替相場
2012年9月29日号円高が進行しているのは、日本銀行がFRBに比べて金融緩和に消極的なためだと批判される。故に日銀はしばしば円高対策まで押し付けられるが、金融緩和と為替相場を直結させることはできない。それは、新興国と先進国の“通貨戦争”論議を振り返ると理解できる。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
金融緩和と銀行行動
2012年9月15日号中央銀行がいかに資金を供給しても、今は銀行の貸し出しは増えていかない。むしろ過剰債務問題や世界的な金融規制への対応を控えた欧米の銀行は、借金を減らすべく資産を圧縮するディレバレッジが課題となっている。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
金融政策と財政政策
2012年9月1日号世界の中央銀行が財政政策の領域に踏み込んでいる。日本では財政政策による景気刺激策が、中銀に押し付けられている。その効果は財政政策と比べて小さい一方、国の統治機構と市場機能を混乱させる危険をはらむ。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
バーナンキのFRB
2012年8月18日号金融危機以降、非伝統的な資産購入策を大規模に実施してきた米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長。これ以上のFRBのバランスシート拡大は弊害が大きく、その効果も限られると認識し始めたようだ。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
インフレターゲット論再考
2012年7月28日号日本銀行が「事実上のインフレーション・ターゲティング(IT)」を採用したといわれている。「事実上」の意味するところは何か。誤解はないか。ITを正しく理解すると共に、今後の日銀の課題を指摘する。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
欧州債務危機と中央銀行
2012年7月14日号米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、そして日本銀行の金融政策が大転換を迎えている。物価安定と金融システム安定のトレードオフという困難な問題に直面しているのだ。累増する国債残高が金融システムに組み込まれ不安定化する中、どのような両立を図るか。各国中央銀行のチャレンジと、政策議論を隔週で展開する。